育児休業給付金——復帰前と復帰後の手取り変化
育児休業給付金は最初の半年は67%、その後は50%が支給されます。社会保険料免除や所得税非課税を加味した「実質手取り」と、復帰後の社会保険料復活時の負担を整理します。
✓この記事でわかること
育児休業給付金は最初の半年は67%、その後は50%が支給されます。社会保険料免除や所得税非課税を加味した「実質手取り」と、復帰後の社会保険料復活時の負担を整理します。
この記事の目次
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2026年6月19日 制度改正確認済み
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育休中の収入は思ったよりも手取りで残るケースが多いです。社会保険料免除や非課税の効果を踏まえて整理します。
育児休業給付金の基本
| 期間 | 給付率 |
|---|---|
| 育休開始〜6か月 | 給与の67% |
| 6か月以降 | 給与の50% |
| 上限 | 月額約30〜35万円 |
夫婦同時取得の特例(出生時育休+育休)で当初28日間は80%相当という拡充もあります。
実質手取り「8割」になる理由
育休中は次の負担がなくなります。
通常の給与から差し引かれる「税・社保料」がないため、給付率67%でも手取りベースでは約80%相当になります。
実質手取りシミュレーション
月給30万円の場合(社保料約4.5万円、所得税・住民税約2.5万円控除と仮定):
| 区分 | 額面 | 手取り |
|---|---|---|
| 通常勤務 | 30万円 | 約23万円 |
| 育休67%期 | 20.1万円 | 約20.1万円(非課税・社保免除) |
| 育休50%期 | 15万円 | 約15万円 |
通常勤務の手取り23万円に対し、育休前半は20.1万円。「実質約87%」というイメージです。
育休復帰後の手取り変化
育休が明けると、
- 社会保険料の負担復活
- 所得税・住民税の発生
- 時短勤務で給与額面が減るケース
このため、額面と手取りのギャップに注意が必要です。
例:時短勤務で給与25万円
- 社保料約3.7万円
- 所得税・住民税1.5万円
- 手取り19〜20万円
時短勤務でも社保料率は変わらない(標準報酬月額の改定が間に合わないケースも)ため、月の手取りが想定より低くなりがちです。
養育期間標準報酬月額特例
育休復帰後の時短で標準報酬月額が下がっても、子が3歳になるまでは「下げる前の標準報酬」で年金額を計算する特例があります。
- 申請しないと反映されない
- 育休からの復帰時に職場・年金事務所で手続き
- 将来の老齢厚生年金額を守る効果
まとめ
- 育休給付は67%(6か月)→50%、上限は月30万円台
- 社保料免除+給付金非課税で実質手取りは約8割
- 復帰後は社保料復活+税金で手取り急減を体感しやすい
- 時短勤務時は標準報酬月額特例の申請を忘れずに
- 夫婦で取得すると上乗せ給付の仕組みもある
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