失業時に使えるお金の支援|雇用保険の基本手当の流れ
失業時に使えるお金の支援|雇用保険の基本手当の流れについて、具体的な方法・注意点・実践ステップを解説します。
✓この記事でわかること
失業時に使えるお金の支援|雇用保険の基本手当の流れについて、具体的な方法・注意点・実践ステップを解説します。
この記事の目次
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2026年6月19日 制度改正確認済み
年金・医療・介護制度:年金額、在職老齢年金の基準額、高額療養費、介護保険料・自己負担は年度や所得区分で変わります。本文の金額は記載年の目安として読み、実際の受給・負担額は日本年金機構、厚生労働省、加入先へ確認してください。 公式情報を確認
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失業してしまった……。そんな時、大切なのが「どんなお金の支援が受けられるのか」を知ることです。今回は、多くの人が頼りにできる**雇用保険の基本手当(失業給付)**について、流れと仕組みをしっかり解説します。焦らずに、ステップバイステップで進めていきましょう。
雇用保険とは|失業時の強い味方
雇用保険は、働く人を守るためにつくられた制度です。会社を辞めたり、解雇されたりした時に、新しい仕事が見つかるまでの生活を支える給付金「基本手当」を受け取ることができます。
重要なポイント
- 雇用保険に加入していた人が対象
- 退職理由によって、給付開始時期が変わる場合あり
- 給付期間は失業者の年齢・勤続年数で変わる
なお、この記事では2026年5月時点の制度を基準に説明しています。制度は毎年見直されることがあるため、ハローワークの公式HPで最新情報をご確認ください。
基本手当はいくらもらえる?|金額の目安を知る
基本手当の金額は、離職前6ヶ月の平均賃金(賃金日額)をベースに計算されます。
給付額の計算方法
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 賃金日額 | 離職前6ヶ月の給与÷180日で計算 |
| 給付率 | 賃金日額の 50~80%(年齢・賃金で変動) |
| 基本手当日額 | 賃金日額 × 給付率 |
具体例
- 月給30万円で6ヶ月勤務していた場合
- 賃金日額:180万円 ÷ 180日 ≒ 10,000円
- 基本手当日額(40代で給付率60%の場合):10,000円 × 60% = 6,000円/日
- 90日間の給付期間なら:6,000円 × 90日 = 54万円
給付率は年齢が低いほど高く(50~80%)、年齢が上がると若干下がる傾向です。ただし低賃金の方は調整される場合もあります。
受給までの5つのステップ|やることリストを整理する
失業してから給付を受け取るまで、どんな流れで進むのでしょうか。わかりやすく5つのステップに分けました。
ステップ1|離職票を受け取る
会社を辞めたら、離職票が送られてきます。これは雇用保険の加入状況や離職理由を証明する大切な書類です。
- 通常、退職後10日前後で郵送される
- 記載内容に誤りがないかチェック(重要!)
- なお、退職理由が「自己都合」と「会社都合」で後の給付開始時期が変わることもあります
ステップ2|ハローワークで求職申込
離職票を持って、お住まいの地域のハローワークに行きます。
持ち物のリスト
- 離職票(1枚目・2枚目の両方)
- 本人確認書類(免許証やマイナンバーカード)
- 印鑑
- 顔写真(4×3cm、最近3ヶ月以内)
- 振込口座番号がわかるもの(銀行の通帳やキャッシュカード)
ハローワークで「求職申込」をすると、同時に雇用保険の基本手当をもらうための申請手続きが進みます。
ステップ3|雇用保険説明会に参加
申込から数日~1週間後、ハローワークが指定する日時で雇用保険説明会に参加します。
ここで説明されること
- 基本手当の仕組みと金額
- 受給期間中の決まりごと
- 就職活動の進め方
説明会では「雇用保険受給資格者証」と「失業認定申告書」をもらいます。これは毎月の給付を受け取るために絶対に必要な書類です。
ステップ4|7日間の待機期間
給付申請をしてから、実は7日間の待機期間があります。この期間中は給付を受け取ることができません。これは失業状態を確認するための期間です。
- 待機期間中も気を抜かず、求職活動を続ける
- 期間終了後から、いよいよ給付が開始される
ステップ5|毎月の失業認定を受ける
給付を受け続けるには、4週間ごとの失業認定が必須です。
やることは
- ハローワークの指定日に来所(来所できない場合は事前連絡)
- 失業認定申告書を提出(求職活動実績などを記入)
- その月の給付額が指定口座に振込される
失業認定申告書には「この1ヶ月、何社に応募したか」「面接に何回行ったか」など、求職活動の実績を書きます。就職活動をしていることが給付条件の1つという点を忘れずに。
給付期間はどのくらい?|年齢と勤続年数が影響
基本手当をもらえる期間は、誰もが同じではありません。離職時の年齢と、会社での勤続年数によって決まります。
給付期間の目安(自己都合退職の場合)
| 勤続年数 | 30才未満 | 30~35才未満 | 35~45才未満 | 45~60才未満 | 60~65才未満 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1年以上5年未満 | 90日 | 90日 | 90日 | 120日 | 90日 |
| 5年以上10年未満 | 120日 | 120日 | 150日 | 150日 | 120日 |
| 10年以上 | 150日 | 180日 | 210日 | 240日 | 150日 |
会社都合退職の場合は?
会社の経営不振やリストラで辞めさせられた場合、自己都合退職より給付期間が長くなります。
例えば
- 35~45才で勤続10年以上の自己都合退職:210日
- 35~45才で勤続10年以上の会社都合退職:240日~300日
会社都合の方が、より手厚く支援されるわけです。また、会社都合の場合は待機期間がないか短縮される場合もあります。
給付を受ける際の注意点|落とし穴を避ける
お金をもらうには、ルールを守る必要があります。よくある落とし穴を知っておきましょう。
就職活動は本気で
失業給付を受けるなら、毎月、一定の求職活動実績が必須です。
- 応募、面接、ハローワークの職業訓練利用などが対象
- 「就職する気がない」と判断されると、給付が打ち切られることもあります
- 失業認定申告書に嘘を書くのはNG
アルバイト・副業の報告義務
給付期間中、短期のアルバイトをした場合は報告が必要です。
- 収入があると、その分基本手当が減額される場合あり
- 隠しておくと不正受給扱いになり、給付全額返納 + 罰金というリスクも
- 透明性を保つことが大切です
認定日の来所は絶対
毎月の失業認定申告書の提出は、指定された認定日に来所して行うのが原則です。
- 病気など やむを得ない事情がある場合は事前に相談を
- 無断で来所しないと、その月の給付が受け取れません
失業時はほかにも支援がある|雇用保険以外の選択肢
実は、失業時に使える制度は雇用保険だけではありません。
傷病手当金(社会保険加入者向け)
失業中に病気や怪我で働けなくなった場合、健康保険から「傷病手当金」を受け取れることがあります。
- 1日あたり給与の3分の2
- 最大1年6ヶ月
- 退職後も条件によって受給可能(退職前に1年以上加入していることが必須)
生活福祉資金貸付制度
失業で生活が困難になった場合、市区町村の福祉事務所で相談できます。
- 低い金利で「緊急小口資金」「総合支援資金」が借りられる
- 返済期間も長いため、心理的な余裕が生まれる
国民年金・健康保険の減免申請
退職後の社会保険料が払えない場合
- 国民年金:保険料納付猶予や免除制度あり
- 健康保険:退職者医療制度や任意継続制度で保険料が調整される場合も
こうした制度を組み合わせることで、失業期間を乗り切る強度が高まります。
まとめ
失業は誰にでも起こりうる出来事です。大切なのは、こうした支援制度の存在を知り、早めに行動することです。
覚えておくこと
- 基本手当は離職前の給与と勤続年数で額が決まる
- ハローワークへの申込→説明会→7日待機→毎月認定、という流れで進む
- 給付期間は年齢・勤続年数で90日~300日程度
- 就職活動をしていることが給付の条件
- 雇用保険以外にも傷病手当金や福祉資金貸付など、使える制度がある
失業中は不安が大きいかもしれません。でも、公的な支援があることを忘れずに。ハローワークのスタッフも親身に相談に乗ってくれます。焦らず、着実に次のステップに進んでください。
新しい仕事が見つかるまで、こうしたお金の支援を上手に活用しながら、前を向いて進み続けることが大事です。応援しています。
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