暮らしとお金のカフェ
節税

セルフメディケーション税制の使いどころ——医療費控除との比較で考える

暮らしとお金のカフェ 編集部
編集部確認済み: 2026-06-19

セルフメディケーション税制は対象OTC薬品の購入で適用できる特例です。通常の医療費控除との比較・対象薬品の見分け方・必要な取り組み要件を解説します。

✓この記事でわかること

セルフメディケーション税制は対象OTC薬品の購入で適用できる特例です。通常の医療費控除との比較・対象薬品の見分け方・必要な取り組み要件を解説します。

税制・社会保険・金融制度・サービス料金・キャンペーン内容は変更されることがあります。 記事の内容は一般的な情報として確認し、申し込みや申告の前には公式サイト・税務署・年金事務所・専門家の最新情報もあわせて確認してください。
📋

この記事の目次

あわせて読みたい記事

こんにちは、暮らしとお金のカフェへようこそ。今日は「セルフメディケーション税制の使いどころ」について解説します。

医療費控除の特例として用意されている「セルフメディケーション税制」。通常の医療費控除より始めやすい一方、いくつかの条件を満たす必要があります。

基本ルール

項目 内容
対象 スイッチOTC等の特定一般用医薬品の購入
控除の発生 年12,000円超の購入額
控除の上限 88,000円
健診等の要件 健康診断・予防接種等の取り組み
通常の医療費控除との関係 どちらかを選択

対象になる医薬品の見分け方

  • パッケージや明細に「セルフメディケーション税控除対象」のマーク
  • レシートに「★」「※」などの記号
  • 厚生労働省サイトに掲載の品目に該当

対象薬品の例:かぜ薬・胃腸薬・湿布薬・花粉症の鼻炎薬の一部など。すべてのOTC薬品が対象ではない点に注意しましょう。

控除額の試算

年間購入額 控除対象額 節税効果(税率20%)
1.5万円 3,000円 約900円
3万円 18,000円 約5,400円
6万円 48,000円 約14,400円
10万円 88,000円 約26,400円

控除効果は所得税+住民税の合算で最大化を考えるとよいです。

健診等の取り組みが必要

「健康のために取り組んでいる」ことを示す書類が必要です。

  • 健康保険の特定健診
  • 自治体実施のがん検診・特定健診
  • 予防接種(インフルエンザ等)
  • 勤め先の定期健康診断
  • 人間ドック

申告時に領収書または結果通知のコピーが必要です。

通常の医療費控除との比較

比較項目 医療費控除 セルフメディケーション税制
しきい値 年10万円超 年12,000円超
上限 200万円 88,000円
主な対象 病院・入院・処方薬 対象OTC薬品
健診要件 なし あり
家族合算 できる できる

通常の医療費控除を使えるなら、控除額の大きい通常の方が有利になる場合が多いです。

使い分けの考え方

家計の状況 おすすめ
家族の入院・通院が多い年 通常の医療費控除
健康だが市販薬の購入が多い セルフメディケーション税制
慢性的な持病で薬代がかさむ 通常の医療費控除
自分で健康管理をしている セルフメディケーション税制

まとめ

  • 年12,000円超のOTC薬品購入で適用可能
  • 上限は88,000円
  • 健診・予防接種等の取り組み要件あり
  • 医療費控除と選択制(両方は使えない)
  • 通常の医療費控除と毎年比較して有利な方を選ぶ

※税制は改正されることがあります。最新情報は国税庁の公式サイトでご確認ください。


暮らしとお金のカフェでは、生活のあらゆる場面で役立つ情報をやさしくお届けしています。ぜひ他の記事もご覧ください。

【広告】
図解 いちばん親切な税金の本 26-27年版

図解 いちばん親切な税金の本 26-27年版

所得控除・年末調整・確定申告の要点を図解で確認できます。

Amazonで見る

暮らしとお金のカフェ 編集部

副業・節税・フリーランス・資産形成の実践的な情報を発信。暮らしとお金をもっとよくするために、やさしい言葉で情報をお届けします。

関連記事