暮らしとお金のカフェ
お金の知識

子どもの教育費は「かかる時期」を知れば準備できる|未就学〜大学までの山の作り方

暮らしとお金のカフェ 編集部

教育費は総額だけ見ると不安になりますが、実際は「かかる時期」に山があります。未就学から大学までの費用の波を知り、いつまでに何を準備すればよいかを逆算する方法をやさしく整理します。

この記事でわかること

教育費は総額だけ見ると不安になりますが、実際は「かかる時期」に山があります。未就学から大学までの費用の波を知り、いつまでに何を準備すればよいかを逆算する方法をやさしく整理します。

税制・社会保険・金融制度・サービス料金・キャンペーン内容は変更されることがあります。 記事の内容は一般的な情報として確認し、申し込みや申告の前には公式サイト・税務署・年金事務所・専門家の最新情報もあわせて確認してください。
📋

この記事の目次

あわせて読みたい記事

子どもの教育費は「かかる時期」を知れば準備できる|未就学〜大学までの山の作り方

「子ども1人を育てるのに、教育費は1,000万円以上かかる」。こうした数字を耳にすると、漠然とした不安に襲われる方は多いと思います。けれども、総額の大きさに圧倒される必要はありません。なぜなら教育費は、22年間ずっと一定の金額がかかり続けるわけではなく、「かかる時期」と「比較的ゆとりのある時期」がはっきり分かれているからです。

教育費の準備でつまずく一番の原因は、「総額」だけを見て途方に暮れてしまうことにあります。大切なのは、いつ・どのくらいの山が来るのかを知り、その山に向けてゆとりのある時期にコツコツ備えておくこと。波のかたちが分かれば、準備はぐっと現実的になります。

この記事では、未就学から大学までの教育費の「波」を時期ごとに整理し、いつまでに何を準備すればよいかを逆算する方法を紹介します。やってみると分かるのですが、「全部を今すぐ用意しなければ」という思い込みが消えると、毎月の準備額は意外と無理のない金額に収まります。順を追って見ていきましょう。なお、教育費に関する公的な支援制度は改正されることがあるため、2026年6月時点の情報を確認しつつ、最新の条件は公式で確認してください。

教育費は「総額」ではなく「波」で見る

教育費を考えるうえで、まず頭を切り替えたいのが「総額発想」から「波の発想」への転換です。

22年間、ずっと同じ金額がかかるわけではない

教育費は、進学のタイミングで大きく増える性質があります。逆に、進学の合間の時期は比較的落ち着きます。つまり、教育費には「山」と「谷」があるのです。この波を知らずに「総額1,000万円超」とだけ聞くと、毎月の負担を過大に見積もってしまいます。

教育費を時期ごとにざっくり整理すると、次のようなイメージになります。

時期 教育費の傾向 準備の考え方
未就学(0〜5歳ごろ) 支援制度もあり比較的落ち着きやすい 貯めどき。将来の山に備えて積み立てる
小学校 公立なら比較的ゆとり 引き続き貯めどき
中学校 進路により塾代などが増えやすい 山に向けて備えを継続
高校 学費・通学費などがかかる 支援制度も確認しつつ備えを取り崩す
大学・専門学校 最大の山。入学金・授業費が集中 これまでの積立を充てる時期
PR・広告 | 比較したあとに確認したい候補
NISA定番楽天証券

NISA・投資の準備は、無料口座を比較してから始める

新NISAを始める前に、取扱商品・積立設定・ポイント連携の条件を公式で確認しておきましょう。

楽天証券を公式で確認

このように見ると、教育費の最大の山は大学・専門学校の時期にあることが分かります。逆に言えば、それより前の「貯めどき」をどう使うかが準備の成否を分けます。

公立か私立かで波の高さは変わる

同じ時期でも、公立か私立かで費用の高さは大きく変わります。すべて私立で進むのか、公立中心なのかによって、必要な準備額は数倍の幅が出ることもあります。まずは「わが家はどのルートを想定するか」をざっくり決めておくと、目標額が立てやすくなります。

「学費」だけが教育費ではない

教育費を見積もるとき、授業料などの「学校に払うお金」だけを考えがちですが、実際にはそれ以外の出費も無視できません。

区分 含まれるもの
学校に払うお金 入学金・授業料・施設費など
学校外の教育費 塾・習い事・通信教育・参考書など
進学に伴う費用 受験料・交通費・制服・教材・一人暮らしの準備など

特に学校外の教育費(塾や習い事)は、家庭の方針によって大きく変わる部分です。中学・高校で受験対策の塾に通わせるかどうかで、その時期の負担は数十万円単位で変わってきます。「学費+学校外費用+進学費用」の3つを意識すると、見積もりの精度が上がります。

教育費の積立をクレジットカードや口座振替で自動化しておくと、毎月の支払いと貯蓄の流れを家計の中で整理しやすくなります。

公的な支援制度を「波を低くする」ために使う

教育費の山に立ち向かうとき、自己資金だけで考える必要はありません。公的な支援制度を知っておくと、山の高さそのものを下げられる可能性があります。

未就学期:幼児教育・保育の無償化

未就学の時期には、幼児教育・保育の無償化という制度があります。対象や条件は世帯の状況によって異なりますが、この時期の負担を軽くできる仕組みです。2026年6月時点の最新の対象範囲や条件は、こども家庭庁の公式サイト(こども家庭庁 幼児教育・保育の無償化)で確認してください。

高校期:高校生等への修学支援

高校の時期には、高校生等への修学支援制度があります。世帯の所得などに応じて学費の負担を軽減する仕組みです。こうした制度は改正されることがあるため、最新情報は文部科学省の公式サイト(文部科学省 高校生等への修学支援)で確認するのが確実です。

制度は「自分で調べて申請する」もの

注意したいのは、こうした支援制度の多くは「自動的に適用される」とは限らず、申請が必要な場合があるということです。「知らなかったから受けられなかった」という事態を防ぐためにも、進学の時期が近づいたら、その時点の制度を公式サイトで確認する習慣をつけておきましょう。

児童手当も「波を低くする」味方

公的な支援といえば、子育て世帯に支給される児童手当も、教育費準備の強い味方です。日々の生活費に溶かしてしまうのではなく、受け取った分をそのまま教育費用の口座に取り分けておくだけで、長い年月をかけて大きな備えになります。「もらったら自動で別口座へ移す」仕組みにしておくと、意識せずに貯まっていきます。

大学の費用には「奨学金」という選択肢もある

最大の山である大学進学の時期には、奨学金という選択肢もあります。返還が必要なものと不要なものがあり、世帯の状況や成績などで利用できる制度が変わります。自己資金だけで全額を用意できなくても、奨学金や教育ローンと組み合わせれば進学は可能です。「全額を貯めなければ」と気負いすぎず、複数の手段を前提に計画を立てましょう。ただし返還が必要な奨学金は将来の負担になるため、内容をよく理解したうえで利用することが大切です。

「貯めどき」に山へ向けて備える

教育費の波が分かったら、次は「いつ、いくら準備するか」を逆算します。ポイントは、最大の山である大学・専門学校の時期に向けて、それより前の「貯めどき」を活かすことです。

逆算の手順

  1. 目標額を決める:大学進学などの山で必要になりそうな金額をざっくり見積もる
  2. 準備できる年数を数える:今から山までに何年あるかを確認する
  3. 毎月の積立額を出す:目標額 ÷(準備年数 × 12ヶ月)で月々の目安が出る

たとえば、18年かけて目標額を準備する場合と、5年で準備する場合とでは、毎月の負担はまったく違います。早く始めるほど、1ヶ月あたりの負担は小さくなります。これが「教育費は早めの準備が効く」と言われる理由です。

準備を始める時期 山までの年数 月々の負担の傾向
子どもが小さいうち 長い 1ヶ月あたりは小さくて済む
進学が近づいてから 短い 1ヶ月あたりの負担が大きくなる

児童手当を「使わずに回す」発想

教育費の準備で見落とされがちなのが、児童手当の活用です。受け取った児童手当を生活費に溶かさず、そのまま教育費の積立に回すだけでも、長期的には大きな差になります。この考え方は児童手当を投資に回すと大学費用が貯まる:毎月1.5万円の複利効果で具体的に解説しています。

「貯める」と「増やす」を分けて考える

教育費の準備方法には、預貯金でコツコツ「貯める」方法と、長期の積立投資で「増やす」方法があります。数年以内に使うお金は元本が確保される預貯金が安心ですが、まだ十数年先に使うお金は、一部を長期の積立に回す選択肢もあります。ただし投資には値動きによって元本が減るリスクがあるため、使う時期に応じて配分を考えることが大切です。教育費の見積もりと準備の具体例は教育費シミュレーションの作り方と使い方も参考になります。

PR・広告
楽天証券で新NISA・積み立て投資をスタート

楽天証券新NISA・積み立て投資をスタート

手数料・取扱商品・ポイント投資・最低積立金額の条件は公式で確認できます。

👉 楽天証券の口座を無料で開く

十数年先の山に向けて「増やす」準備を検討するなら、新NISAなどの制度の最新条件を金融庁のNISAを知るで確認したうえで、無理のない範囲で始めるのが基本です。

教育費の準備でやりがちな失敗

最後に、教育費の準備でつまずきやすいポイントを押さえておきましょう。先に知っておけば、回避できる失敗です。

失敗1:教育費にすべてを注ぎ込む

教育費を優先するあまり、自分たちの老後資金や生活防衛資金を後回しにしてしまうケースです。教育費はローンや支援制度という選択肢がありますが、老後資金には基本的に頼れる人がいません。家計全体のバランスを保つことが大切です。教育費の総額の内訳は子ども1人にかかる教育費の総額:0歳〜22歳まで1600万円の内訳で確認できます。

失敗2:山の直前に慌てて用意する

進学が目前に迫ってから準備を始めると、毎月の負担が一気に重くなります。波のかたちを知り、貯めどきに少しずつ備えておくことが、結局は一番ラクな道です。

失敗3:制度を調べずに自己資金だけで考える

無償化や修学支援といった制度を知らずに、すべてを自己資金で賄おうとすると、必要以上に不安になります。進学の時期が近づいたら、必ずその時点の公的制度を確認しましょう。

失敗4:きょうだいの「重なり」を見落とす

子どもが複数いる家庭で見落としがちなのが、教育費の山が「重なる時期」です。きょうだいの年齢が近いと、2人同時に高校や大学に通う時期が来て、家計の負担が一気に膨らむことがあります。逆に年齢が離れていれば、山が分散して負担が平準化されます。

わが家のきょうだい構成だと、いつ・どのくらい山が重なるのか。これを早めに把握しておくと、「この数年が一番きつい」という時期に向けて、それより前から厚めに備えておく判断ができます。山の重なりを見える化しておくことが、複数の子どもを育てる家庭の準備の要です。

まとめ:今日やる最初の一歩

教育費は、22年間ずっと同じ金額がかかるのではなく、進学のタイミングに「山」があります。最大の山は大学・専門学校の時期。だからこそ、それより前の「貯めどき」に、山へ向けてコツコツ備えることが現実的な準備になります。公的な支援制度を使えば山の高さを下げられる可能性もあるので、最新情報を公式で確認しておきましょう。

ここまで読んで「準備を始めよう」と思ったら、今日やる最初の一歩は1つだけです。わが家の子どもが大学などに進学するのは何年後かを数え、その山までの年数を紙に書いてみること。残り年数が分かれば、毎月いくら備えればよいかの逆算が始められます。まずは「山までの年数」を確認するところから始めてみてください。

暮らしとお金のカフェでは、生活に役立つお金の情報をやさしくお届けしています。

PR・広告⭐ 専門家おすすめ
📈
NISA定番専門家おすすめ

楽天証券

新NISAを始める前に、楽天証券の条件を公式で確認

  • 新NISA口座が無料で開設できる
  • 楽天ポイントで投資ができる
  • インデックスファンドの取り扱い豊富
  • 楽天カード連携やポイント投資の条件を確認できる
楽天証券の口座を開設する(無料)

口座開設・維持費の条件、取引開始までの流れは公式で確認できます。

PR・広告⭐ 専門家おすすめ
🏦
NISA定番専門家おすすめ

SBI証券

SBI証券のNISA・投信積立条件も比較して確認

  • NISAや投信積立の条件を確認できる
  • 三井住友カード連携の条件を確認できる
  • 投信積立の取り扱い本数が多い
  • IPO・米国株投資にも強い
SBI証券の口座を開設する(無料)

口座開設・維持費の条件、取引開始までの流れは公式で確認できます。

PR・広告|アフィリエイトリンクを含みます

📚 投資・NISAを学べる本

インデックス投資・新NISAを体系的に学べるベストセラー本

暮らしとお金のカフェ 編集部

副業・節税・フリーランス・資産形成の実践的な情報を発信。暮らしとお金をもっとよくするために、やさしい言葉で情報をお届けします。

関連記事