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副業で経費にできるもの|認められる範囲と按分の考え方

暮らしとお金のカフェ 編集部
編集部確認済み: 2026-06-19(制度・法令の更新情報を反映)

副業で経費にできるもの|認められる範囲と按分の考え方について、具体的な方法・注意点・実践ステップを解説します。

この記事でわかること

副業で経費にできるもの|認められる範囲と按分の考え方について、具体的な方法・注意点・実践ステップを解説します。

税制・社会保険・金融制度・サービス料金・キャンペーン内容は変更されることがあります。 記事の内容は一般的な情報として確認し、申し込みや申告の前には公式サイト・税務署・年金事務所・専門家の最新情報もあわせて確認してください。
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この記事の目次

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# 副業で経費にできるもの|認められる範囲と按分の考え方

こんにちは。副業を始めたものの、「これって経費になるのかな…」と悩んだことはありませんか?パソコン、文房具、カフェでの作業費…。実は、正しく経費を計上すれば、税金をぐっと減らせるんです。

でも「何でもOK」というわけではないんですよね。税務署も見張っています。そこで今回は、副業での経費の認め方から、「でも仕事とプライベート、どっちに振り分けるの?」という按分のコツまで、実践的にお伝えします。


副業の経費とは|基本の考え方

副業における「経費」は、税法上「その副業の収入を得るために必要な支出」と定義されます。つまり、副業がなければ発生しなかった費用ということですね。

個人事業の副業(フリーランスのライティング、Webデザイン、ハンドメイド販売など)の場合、確定申告時に「所得 = 収入 − 経費」という計算をします。経費が大きいほど、所得税が下がるわけです。

重要なのは、国税庁と税務署が「その経費は合理的か」を判断するという点。証拠(領収書やレシート)を残し、理由を明確にしておくことが何より大切です。


認められやすい副業経費の種類

では実際に、どんな支出が経費として認められやすいのでしょう。以下が主なものです。

仕事用パソコン・機器の購入費

副業専用のパソコン、スマートフォン、タブレット、プリンターなどの購入費は原則経費です。ただし10万円以上の場合は「固定資産」として処理され、購入年に全額控除ではなく、数年かけて減価償却(毎年一定額を経費計上)します。

通信費

Wi-Fi、携帯電話、インターネット回線の利用料は経費になります。ただし、プライベートと仕事の両方で使っている場合は「按分」が必須。後述します。

事務用品・消耗品

ノート、ペン、ファイル、カレンダー、テープなどの文房具。副業用に購入したものであれば、領収書を保管しておけばOKです。

書籍・教材

副業のスキルアップに必要な書籍や、オンライン講座の受講料は経費扱い。ただし「趣味の読書」との線引きが曖昧な場合は注意が必要です。

交通費・移動費

顧客との打ち合わせ、営業に必要な交通費(電車賃、タクシー、ガソリン代)は経費です。

副業用オフィススペース賃料

レンタルオフィスやコワーキングスペースの月額利用料。

業務委託税理士費用・帳簿作成ツール利用料

帳簿をつけるための会計ソフト(クラウド型など)の料金。


按分(あんぶん)の基本ルール|プライベートとの線引き

ここが多くの副業者が迷うポイント。同じ物・サービスをプライベートと仕事で両方使う場合、どう扱うのか?

按分とは何か

按分とは、全体の利用時間・利用頻度に応じて、経費と私的支出に分ける作業です。

具体例:Wi-Fi月額5,000円

  • 1日のうち、副業に使う時間が8時間、プライベートが16時間
  • 按分比率 = 8時間 ÷ 24時間 = 約33%
  • 経費にできる額 = 5,000円 × 33% = 約1,650円
  • 残り約3,350円は私的支出

按分の落とし穴

よくある誤解が「大まかな按分で大丈夫」という思い込みです。税務調査では、その按分根拠を「どうやって決めたのか」と聞かれます

  • ❌ 「なんとなく50%」
  • ✅ 「仕事用スケジュール帳で副業に充てた日数 ÷ 総日数」
  • ✅ 「業務ログツールの記録から、1日の仕事時間の割合を算出」

根拠が明確なら、税務署も納得しやすいのです。


按分が必要な経費と計算例

実際にはどんな費目で按分が登場するか、見てみましょう。

費目 按分が必要か 計算方法の例
インターネット代 必須 仕事に充てる時間割合
携帯電話料金 必須 仕事用アプリ・メール利用の割合
パソコン本体 必須 仕事用ソフト使用時間の割合
自宅の家賃・光熱費 必須 仕事部屋の面積割合
自動車ガソリン代 必須 副業関連の走行距離割合
カフェでの作業費 不要 副業専用 = 全額経費
副業用ノート 不要 副業専用 = 全額経費
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計算例:自宅を仕事場とする場合

代表者の方が自宅の一部を副業オフィスにしている場合、家賃・光熱費の按分はこう考えます。

自宅面積:80㎡
オフィスコーナー面積:10㎡

按分比率 = 10㎡ ÷ 80㎡ = 12.5%

月額家賃 10万円 × 12.5% = 12,500円(経費)
月額電気代 8,000円 × 12.5% = 1,000円(経費)

認められにくい・注意が必要な経費

逆に、「これは経費にならない」「グレーゾーン」な費用も押さえておきましょう。

生活費と判断されるもの

  • 食費:副業中の食事代は「生活の維持費」と見なされるため、基本的に経費化できません
    • ❌ 昼食代、コーヒー代(カフェで副業作業中でも)
    • クライアント接待費として領収書に「打ち合わせ時の飲食」と記載できればセーフ(ただし過度な金額は要注意)

生活用品

  • 衣服、化粧品、日用雑貨
  • 医薬品、サプリメント
  • これらは副業専用でも、原則経費外です

グレーゾーン|判断が分かれるケース

  • 自動車の購入費:副業と通勤の両方で使っている場合、按分の根拠がぐらぐらになりやすい
  • 図書館の利用料:無料なので問題ありませんが、セミナー参加費は「趣味」と「仕事」の区別が難しいことも
  • スマートフォン本体:個人用スマホを業務用にも使う場合、按分が複雑

グレーゾーンの費用は、できれば領収書に「副業○○の打ち合わせ費」と詳しく記載し、確定申告時に内訳を添付すると、税務署との紛争を避けやすいです。


経費を計上する際の実務チェックリスト

副業で経費計上するなら、以下のステップを必ず踏みましょう。

1. 領収書・レシートを残す

  • 有効期限:確定申告後5年間は保管が原則(青色申告の場合)
  • クレジットカード明細でもOKな場合が多い(ただし分量が少ないなら領収書も併せて保管)
  • スマホで写真撮影して保存するのも有効

2. 帳簿をつける

確定申告時に「いつ、何に、いくら使った」を説明できる記録が必須です。

簡単な方法:

  • Excel・Googleスプレッドシートで月ごとの一覧表を作成
  • 家計簿アプリ(費目を「副業」で絞り込める便利なものあり)
  • クラウド会計ソフトfreee、やよいの白色申告など、無料プランあり)

3. 按分の根拠を記録する

通信費や家賃の按分をしたら、「なぜその割合なのか」をメモ書きで残す。

例:

Wi-Fi月5,000円
→ 副業稼働時間:平日6時間 × 20日 + 休日4時間 × 8日 = 152時間
→ 全体利用時間:24時間 × 28日 = 672時間
→ 按分比率:152時間 ÷ 672時間 ≒ 23%
→ 経費計上額:5,000円 × 23% = 1,150円

4. 確定申告書に記載する

個人事業の副業なら、毎年2月16日〜3月15日に確定申告が必要。書き方は国税庁のサイトか、税理士の相談を活用しましょう。


副業の所得計算で気をつけるポイント

最後に、副業の税務処理で落としやすい落とし穴をまとめます。

「収入」と「売上」は別

  • 収入:報酬として受け取ったお金(振込額そのもの)
  • 売上:商品販売なら、手数料を差し引く前の金額

Amazon・メルカリなどのプラットフォーム販売の場合、「手取り額」ではなく「売上高」で計上。販売手数料は経費扱いです。

帳簿をつけると青色申告控除が受けられる

正式な帳簿(複式簿記)をつけると、65万円の青色申告特別控除が受けられます(2026年5月時点でも継続中)。副業の所得が年間65万円を超えるなら、この控除で大きく節税できるんです。

社会保険の加入義務を確認

副業の収入が給与以外の収入であり、一定額を超える場合、国民年金国民健康保険への加入・変更が必要になる場合があります。特に本業が会社員で、副業の所得が大きい場合は確認を。


まとめ

副業での経費計上は、**「使った → 領収書を残す → 帳簿に記録 → 按分根拠を明確にする」**という4ステップで、ぐっとシンプルになります。

ポイントをおさらいすると:

  • ✅ 副業の収入を得るために必要な支出が経費
  • ✅ 領収書は5年間保管
  • ✅ プライベートと両用なら、必ず按分する
  • ✅ 按分比率の根拠を記録しておく
  • ✅ グレーゾーンの費用は税理士に相談

経費を適切に計上すれば、納める所得税がぐんと減ります。「難しそう」と避けずに、まずは簡単な帳簿から始めてみてください。副業が本軌道に乗ったら、税理士に月1回の相談もおすすめですよ。

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