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共働き夫婦の住宅予算の決め方:どちらかの収入が減っても安全か

暮らしとお金のカフェ 編集部
編集部確認済み: 2026-06-19(制度・法令の更新情報を反映)

共働き夫婦の住宅予算の決め方:どちらかの収入が減っても安全かについて、具体的な方法・注意点・実践ステップを解説します。

この記事でわかること

共働き夫婦の住宅予算の決め方:どちらかの収入が減っても安全かについて、具体的な方法・注意点・実践ステップを解説します。

税制・社会保険・金融制度・サービス料金・キャンペーン内容は変更されることがあります。 記事の内容は一般的な情報として確認し、申し込みや申告の前には公式サイト・税務署・年金事務所・専門家の最新情報もあわせて確認してください。
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この記事の目次

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# 共働き夫婦の住宅予算の決め方:どちらかの収入が減っても安全か

カフェでよく耳にする悩み、それが「共働きだからこそ買える家がある」という誘いと、その裏にある不安です。二人の収入を足して住宅ローンを組むのは魅力的。でも、もし一人が仕事を辞めたら?減給されたら?お子さんが生まれたら?

こうした不安を感じながら、なんとなく物件を見に行ってしまう。その気持ち、すごくよく分かります。今日は、そんな共働き夫婦が「後悔しない住宅予算の決め方」について、一緒に考えていきましょう。

共働き夫婦が陥りやすい住宅ローンの落とし穴

住宅ローンの審査では、「今の年収」がベースになります。共働きなら年間700万円、800万円という家計も珍しくありませんよね。銀行も「返済能力あり」と判断しやすく、借入額が増えやすくなります。

しかし、ここが重要なポイント。人生100年時代、30年のローンの間に、収入が変わらないという保証はどこにもありません。

実際のところ、以下のようなケースは決して珍しくないんです:

  • 出産・育児によるキャリア中断
  • 配偶者の転職や職場の経営悪化
  • 病気やケガによる休職
  • 定年年齢の引き上げに伴う給与構造の変化
  • 親の介護による労働時間短縮

共働きという「二本の柱」があるからこそ、一本が揺らいだときのダメージが大きくなるという、皮肉な現実があります。

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「片方の収入で返済できる」が安全基準になる理由

では、どうすればいいのか。ここは思い切って考え方を変えてみてください。

**住宅ローンの月々の返済額は、どちらか一人の収入で無理なく払える金額に設定する。**これが、共働き夫婦の安全基準です。

「え、それだと予算が下がるじゃないか」と思いますよね。その通りです。でも、このルールがあれば:

  1. どちらかが育休になっても返済できる
  2. 転職時の収入変動に耐えられる
  3. 子どもの教育費が必要になっても余裕が生まれる
  4. 心理的な安心感が得られる

短期的には「買える家が小さくなる」かもしれません。でも長期的には、人生全体での選択肢が増え、幸福度が高まるんです。

年収別・実例で見る住宅予算の考え方

ここで、具体的な数字で考えてみましょう。一般的な金利2.5%、35年ローンの場合を想定します。

夫の年収 妻の年収 合計年収 妻の収入のみで返済可能な月額 目安ローン額 実際に借りられる額
450万円 350万円 800万円 約10万円 約3,100万円 4,500~5,000万円
550万円 400万円 950万円 約13万円 約4,000万円 5,500~6,000万円
650万円 500万円 1,150万円 約16万円 約5,000万円 6,500~7,000万円
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ご覧ください。夫婦の合計年収が950万円でも、銀行から「借りられる額」は5,500万円以上。でも、妻の収入だけで返済できる額は4,000万円です。

この1,500万円の差が、あなたの「後悔の分岐点」になる可能性があります。

生活費と教育費を考慮した現実的な予算設定

「妻の収入で返済」という基準は分かった。でも、実はこれだけでは不十分です。なぜなら、返済額だけでなく、生活全体のキャッシュフローを見る必要があるからです。

ステップ1:夫婦の固定支出を整理する

まず、毎月の支出を「変動しないもの」と「変動するもの」に分けます。

固定支出の例:

  • 住宅ローン返済
  • 保険料(生命保険・医療保険)
  • 車のローン・ガソリン代
  • 通信費
  • サブスク系

変動支出の例:

  • 食費・日用雑貨
  • 子どもの習い事
  • 衣類
  • 娯楽費

ステップ2:子育て期間のシミュレーションをする

特に重要なのが、子どもが生まれた場合のシナリオです。

パターンA:妻が3年育休を取る場合

  • 育児休業給付金(最初の6か月:給与の67%、その後50%)
  • 家計に必要な補助金
  • 保育料が発生する時期

パターンB:妻が時短勤務に変わる場合

  • 時短による給与減(通常20~30%の減)
  • 保育料の確認
  • 実家のサポート可能性

ステップ3:「安全予算」を逆算する

たとえば、妻の年収が420万円(月35万円)だったとします。

月々の支出が以下の場合:

  • 生活費(食費・日用品):12万円
  • 子どもの保育料・教育費:5万円
  • 車関連費用:3万円
  • 保険料:2万円
  • 合計:22万円

そうすると、ローン返済に充てられる金額は最大で「月13万円」。これが安全ラインです。

実際に銀行が「月20万円まで返済可能」と判断しても、あなたは月13万円のローンにする。この7万円の差が、人生の自由度を大きく変えるんです。

共働きならではの「収入源の分散効果」を活かす方法

ここまで、「リスク」の話ばかりしてきました。でも、共働きには素晴らしい強みもあります。それをうまく活かす方法を考えてみましょう。

二つの貯蓄ルートを作る

  • 夫の収入:生活費+ローン返済に充てる
  • 妻の収入:貯蓄・教育費・臨時支出に充てる

こうすることで、ローンの返済が「夫の給与だけで成り立つ」という状態を作りながら、妻の収入を「防御資金」にできます。

年間150万円の貯蓄ができれば、5年で750万円。これがあれば、妻が育休に入ったときのプレッシャーが大きく減ります。

「年収が減っても大丈夫」という心持ちの価値

共働き夫婦が陥りやすいのが、「二人の収入を当てにして、生活レベルを上げてしまう」こと。

でも、「片方の収入で返済できるローン」なら、どちらかが仕事を減らしたい、キャリアチェンジしたいというときに、選択肢が残ります。

子どもが小さいうちは親の時間を優先したい。そう思ったときに「でもローンが...」という制約がなくなる。これって、本当に大事な自由度です。

夫婦で「お金の価値観」を合わせるワークシート

いくら客観的な予算基準があっても、夫婦の価値観がズレていると、後々のトラブルになります。ここで、一度話し合っておくことをお勧めします。

夫婦で確認しておくべき4つのポイント

1. 出産後のキャリアプラン

  • 妻は育休を取る予定か?期間は?
  • 復帰後の働き方は?
  • 夫の育休取得は検討しているか?

2. 住宅購入の優先度

  • 家を買うことは、人生の「手段」か「目的」か?
  • 子どもの成長段階で、引っ越す可能性はないか?
  • 実家の相続や親の介護は考慮すべきか?

3. 貯蓄と返済のバランス

  • 住宅ローン以外の借金は?
  • 子どもの教育費目標は?
  • 老後資金への不安度は?

4. リスク許容度

  • 夫婦のうち、より「慎重派」の人は誰か?
  • その人が納得できる予算に設定する約束ができるか?

これらを話し合うことで、夫婦が同じ「安全基準」で家探しができるようになります。

よくある質問:では、実際にいくら借りれば「正解」?

ここでよく聞かれる質問が「結局、いくら借りればいいですか?」ということ。でも、この問いに「正解」はありません。

大切なのは、あなたたちの人生における優先順位が、その予算に反映されているかということです。

  • 子どもが多いなら、教育費の枠を大きく取る。その分、家の予算は抑える。
  • 親との同居を予定しているなら、バリアフリーな中古住宅という選択肢も出てくる。
  • 仕事の安定性が高いなら、多少予算を増やすこともできる。

重要なのは、銀行が「貸してくれる額」ではなく、「あなたたちが安心して返せる額」を主体的に決めることなんです。

まとめ

共働き夫婦の住宅予算決めで、最も大事なポイントをもう一度整理します:

安全基準:どちらか一人の収入で月々の返済ができる金額に設定する

生活費も含めた全体のキャッシュフローをシミュレーションする

妻の収入は「補助」ではなく「防御資金」として位置付ける

夫婦の人生プランと価値観を合わせて、予算を決定する

銀行の判断ではなく、自分たちの安心感を優先する

家は人生で最も大きな買い物です。だからこそ、短期的な「借りられる額」に目を奪われず、30年のスパンで「無理なく返せる額」を冷静に判断してください。

その判断が、あなたたちが人生の選択肢を失わないための、何よりの投資になるはずです。

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