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熊本地震のガス爆発は何件?59件の意味と地震後の安全行動

暮らしとお金のカフェ 編集部
編集部確認済み: 2026-08-11(制度・法令の更新情報を反映)

2016年熊本地震で消防庁が集計したガス事故59件の意味を、漏えい・爆発火災・通電火災と分けて整理し、地震後の安全行動を解説します。

この記事でわかること

2016年熊本地震で消防庁が集計したガス事故59件の意味を、漏えい・爆発火災・通電火災と分けて整理し、地震後の安全行動を解説します。

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この記事の目次

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こんにちは、暮らしとお金のカフェへようこそ。今回は、熊本地震とガス爆発について、公開されている公的資料をもとに整理します。

先に結論

  • 消防庁は、平成28年熊本地震に関連する「ガス事故」を59件集計しています。
  • この59件は、都市ガス・LPガスの漏えい事故や、爆発・火災事故などを含む集計です。59件すべてがガス爆発だった、という意味ではありません。
  • 熊本地震後には、ガスだけでなく電気設備などが原因となる火災も調査されています。
  • 地震後にガス臭がするときは、火や電気のスイッチを使わず、安全を確保してからガス会社や消防へ連絡します。

数字だけを見ると「59件の爆発」と受け取りやすいのですが、事故の種類を分けて考えることが大切です。

「59件」は何を数えた数字か

消防庁の消防白書では、都市ガスとLPガスについて、漏えい事故または爆発・火災事故などで消防機関が出動したものを「ガス事故」として扱っています。

用語 含まれるもの 誤解しないポイント
ガス事故 ガスの漏えい、爆発・火災など 59件全部が爆発ではない
爆発・火災事故 漏れたガスへの着火など ガス事故の一部
通電火災 停電後の復電などに伴う電気火災 ガス事故とは別の原因

消防研究センターも、熊本地震後に発生した火災を調査しています。ただし、そこで扱われる火災件数と、消防庁が集計したガス事故59件は、同じ条件で数えた数字ではありません。火災の件数をそのままガス爆発の件数と置き換えないようにしましょう。

なぜガス供給を止めたのか

熊本地震では、二次災害を防ぐため、都市ガスの供給が広い範囲で停止されました。西部ガスの公式記録では、約10万884戸への供給を停止し、低圧導管の供給は4月30日に復旧、全体の復旧まで15日を要しています。

また、日本ガス協会によると、震度5程度以上の揺れでは、ガスメーターの安全装置が作動してガスを自動的に止めることがあります。供給停止は不便ですが、漏えいや火災を広げないための安全措置です。

状況 設備・事業者の動き 家庭の対応
強い揺れがあった ガスメーターが自動停止することがある 揺れが収まるまで身を守る
ガス臭がする 漏えいの可能性 火や電気スイッチを使わず避難・連絡
臭いはないが供給が止まった 安全装置の作動などが考えられる 事業者の案内を確認する

地震後にガス臭いと感じたら

日本ガス協会の案内に沿って、次の順で行動します。

  1. 火をつけない。 ライター、ろうそく、コンロを使いません。
  2. 電気のスイッチに触れない。 照明、換気扇、ブレーカーの操作も、火花が出るおそれがあるため避けます。
  3. 安全にできる場合だけ、窓やドアを開け、ガス栓やメーターの栓を閉めます。
  4. 建物の外へ移動し、ガス会社へ連絡します。火災、けが、強い危険がある場合は119番です。

ガス臭がある場所で、ガスメーターの復帰操作を先に行ってはいけません。建物の損傷が大きい場合は、栓を閉めるために戻ること自体が危険です。まず避難してください。

使ってよい状態か迷ったとき

状態 行動
ガス臭がする 火・電気スイッチを避け、避難してガス会社へ連絡
ガス器具、ホース、排気筒に損傷がある 使用せず、点検を依頼
LPガス容器が倒れている、移動している 触ったり動かしたりせず、販売店や消防へ連絡
臭いも損傷もなく、事業者が使用再開を案内した 公式案内に従って確認・復帰

「臭いがしないから大丈夫」とは限りません。配管、接続部、排気設備、器具の転倒や変形を確認し、少しでも異常があれば使用を止めます。

ガスだけでなく通電火災にも注意

熊本市は、停電復旧後に電気ストーブが再起動して可燃物に触れたり、損傷・浸水した電気製品に通電したりする「通電火災」に注意を呼びかけています。

  • 避難などで家を離れるときは、安全にできる範囲でブレーカーを確認する
  • 倒れた暖房器具や損傷・浸水した家電を使わない
  • 電気が戻った直後に、コンセントや家電を一斉に使わない
  • ローソクなど裸火に頼らず、懐中電灯などを使う

地震後の火災を考えるときは、「ガス漏れ」「ガスへの着火」「電気の復旧」「ろうそくや調理器具」など、原因を分けて点検することが重要です。

ふだんから確認しておきたいこと

  • ガスメーター、元栓、LPガス容器の位置
  • 契約しているガス会社の緊急連絡先
  • ガス器具、ホース、排気設備に傷みがないか
  • LPガス容器が安定した場所に固定されているか
  • 分電盤とブレーカーの位置
  • 家族が「ガス臭いときはスイッチに触れない」と理解しているか

防災用品を買い足す前に、まず停止場所と連絡先を家族で確認しておくと、地震直後の判断が早くなります。

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参考にした公式情報

まとめ

  • 熊本地震に関連するガス事故は、消防庁の集計で59件
  • 59件は漏えい・爆発・火災などを含み、すべてが爆発ではない
  • ガス臭があるときは火や電気スイッチを使わず、まず避難する
  • ガス事故と通電火災は分けて考え、損傷した設備は使わない
  • 復帰操作や使用再開は、ガス会社の公式案内と点検を優先する

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