奨学金の種類と給付型・貸与型の違い
奨学金の種類と給付型・貸与型の違いについて、具体的な方法・注意点・実践ステップを解説します。
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奨学金の種類と給付型・貸与型の違いについて、具体的な方法・注意点・実践ステップを解説します。
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2026年6月19日 制度改正確認済み
子育て・教育・休業給付:児童手当、教育支援、育児休業給付は対象年齢、所得、子の人数、休業時期などで条件が変わります。2025年以後に始まった出生後休業支援給付などもあるため、本文の金額だけで判断せず、申請時点の公式条件を確認してください。 公式情報を確認
進学を控えたお子さんをお持ちの方、あるいは進学を検討している学生さんご本人へ。「奨学金」という言葉はよく聞きますが、実は種類がたくさんあることをご存知ですか?
カフェで友人と進学資金の話をしていると、「奨学金もらってるんだ」という会話が出てきます。ただ、その内容まで詳しく理解している人は意外と少ないんです。給付型と貸与型では、その後の人生に大きな影響を与えることもあります。
この記事では、奨学金制度の基本から、給付型と貸与型の違い、そして実際の選択方法まで、できるだけ分かりやすく解説します。進学資金で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
奨学金制度ってそもそも何?基本を押さえよう
奨学金とは、経済的な理由で進学が困難な学生を支援する制度です。国や民間団体、学校などが運営していて、返済義務の有無によって大きく2つに分かれています。
日本の奨学金制度は、実は意外と充実しているんです。令和5年現在、約130万人の学生が奨学金を受給しており、進学時の強い味方になっています。
ただし、注意が必要なのは「奨学金=必ず返さなくていいお金」ではないということ。制度を正しく理解しないと、卒業後に思わぬ負担を背負うことになりかねません。だからこそ、進学前にしっかり理解しておくことが大切なんです。
給付型奨学金|返済不要の強い味方
給付型奨学金は、返済する必要がない奨学金です。いわば「もらえるお金」。進学家計が厳しい人にとっては、まさに救いの手です。
給付型の特徴と条件
給付型奨学金の最大の魅力は、返済義務がないこと。卒業後に返金の心配がありません。
ただし、受給条件は結構厳しめです:
- 成績基準:高校での評定平均が3.5以上など、一定の学力が必要
- 家計基準:世帯年収が一定額以下であること(目安として年収300万円前後以下)
- 進学先の基準:大学、短大、高等専修学校などの認可校であること
給付型は受給できる人数が限られているため、競争が激しいのが現実です。
主な給付型奨学金の種類
| 制度名 | 運営団体 | 月額目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 高等教育の修学支援新制度 | 日本学生支援機構(JASSO) | 2~4万円 | 授業料減免とセット。最も受給者が多い |
| 返還不要奨学金 | 各大学 | 5~30万円 | 大学独自の制度。給付型と貸与型を併用 |
| 地域創生奨学金 | 都道府県・市区町村 | 3~10万円 | 地元での就職条件がついていることも |
| 民間企業奨学金 | 企業・財団 | 2~15万円 | 企業の採用と連動していることがある |
給付型は「勝ち取る」という感覚が大切。高校時代から成績を意識することが、進学の選択肢を広げるんです。
貸与型奨学金|返済が必要な教育ローン
貸与型奨学金は、卒業後に返済する必要があります。つまり「借りるお金」。ただし給付型より受給しやすく、金額も大きいため、多くの学生が利用しています。
貸与型の仕組み
貸与型奨学金は、大きく分けて2種類あります:
1. 無利息型(第一種奨学金)
- 利息がつかない
- 条件が厳しめ(成績基準あり)
- 月額3~12万円程度
2. 利息付型(第二種奨学金)
- 利息がつく(年0.268~0.368%程度)
- 条件が緩い(成績基準なし)
- 月額2~12万円程度
実際に借りてから返すまでを想像してみると、返済額の違いがわかります。
返済額のシミュレーション
月額10万円を4年間借りた場合(無利息と利息付で比較):
| 項目 | 無利息型 | 利息付型 |
|---|---|---|
| 借入総額 | 480万円 | 480万円 |
| 返済利息 | 0円 | 約33万円 |
| 返済総額 | 480万円 | 約513万円 |
| 返済期間 | 15年(月額26,667円) | 15年(月額28,583円) |
「たった利息33万円か」と思うかもしれませんが、これは返済期間によって変わります。返済期間が長いほど利息は増えていきます。
給付型と貸与型|決定的な違い5つ
進学資金を決める際、給付型と貸与型のどちらを目指すべきか。その判断基準となる5つの違いをまとめました。
1. 返済義務の有無
給付型:返済義務なし。卒業後は返金の心配がない。
貸与型:返済義務あり。卒業後20年近くかけて返す場合も。返済が人生計画に影響することもあります。
2. 受給条件の厳しさ
給付型:成績基準が厳しい。評定平均3.5以上など、優秀な成績が必須。家計基準も厳しい。
貸与型:成績基準がないか、あっても甘い。家計基準も緩い。誰でも借りやすい設計。
3. 受給額
給付型:月2~4万円程度。授業料減免とセットになることが多い。
貸与型:月2~12万円まで選べる。金額が大きいため、学費全体をカバーしやすい。
4. 利息の有無
給付型:利息なし。借金ではないので当然。
貸与型:無利息と利息付がある。利息付を選ぶと、返済総額が増える。
5. 人生への影響度
給付型:卒業後の返済負担なし。結婚や住宅ローンなど人生計画に制限がない。
貸与型:返済があるため、就職先選びや人生設計が奨学金の返済を中心に回る可能性。特に借入額が大きい場合。
実際の選択パターン|あなたはどれに当てはまる?
パターン①:給付型を目指せる場合
成績が良好で、家計が厳しい学生さんの場合。迷わず給付型に申し込みましょう。返済の負担がないので、人生の選択肢が広がります。
ただし給付型は競争が激しいため、高校時代から成績を意識することが大切。「進学したい大学の授業料いくら?」という情報収集と同時に、「今の成績で給付型の基準を満たしているか」という確認を並行して進めてください。
パターン②:給付型は難しい場合
家計は大変だけど、成績基準が難しい。または、給付型では希望の進学先をカバーできない。そんな場合は、貸与型の無利息型(第一種)を優先的に申し込むことをお勧めします。
利息付型(第二種)よりは返済負担が少ないためです。
パターン③:併用パターン(最も現実的)
実は、給付型と貸与型の併用申込はできます。多くの学生がこの方法を取っています:
- 給付型:月2万円
- 貸与型無利息:月4万円
- 合計:月6万円
このように組み合わせることで、返済負担を減らしながら十分な学費をカバーしている人も多いんです。
奨学金以外の選択肢も検討しよう
奨学金は進学資金の重要な手段ですが、唯一の選択肢ではありません。
教育ローン
銀行や国の教育ローン(日本政策金融公庫)を使う方法もあります。親が借りるため、学生に返済義務がないというメリットがあります。
大学の授業料減免制度
奨学金と別に、成績や家計基準で授業料を減免してくれる制度。複数の減免制度を組み合わせることも可能です。
給付型奨学金の充実した大学を選ぶ
最近は独自の給付型奨学金を用意している大学が増えています。進学先選びの際に「奨学金制度の充実度」も判断基準にすることをお勧めします。
奨学金を申し込む前のチェックリスト
申し込む前に、必ず確認しておくべき項目をリストアップしました:
- 給付型の条件(成績基準・家計基準)を満たしているか
- 給付型と貸与型、どちらが自分たちに合っているか話し合ったか
- 希望する大学の奨学金情報をホームページで確認したか
- 日本学生支援機構(JASSO)の制度詳細を読んだか
- 返済シミュレーションで卒業後の返済イメージを持ったか
- 大学の入学説明会で奨学金について質問したか
- 親子で進学資金について話し合ったか
これらを確認してから申し込むことで、後悔のない選択ができます。
まとめ
奨学金の給付型と貸与型は、一言で言えば「もらえるお金」と「借りるお金」の違いです。返済義務の有無は、人生設計に大きな影響を与えます。
給付型のメリットは何といっても返済不要であること。ただし受給条件が厳しい。貸与型のメリットは受給しやすく、金額も大きいこと。ただし返済の負担がつきまといます。
大切なのは、自分たちの家計状況と成績、進学先の希望を総合的に判断して、最適な選択をすること。奨学金制度は国や大学が用意してくれた進学支援制度です。上手に活用して、納得のいく進学を実現してください。
進学は大きなライフイベント。お金の面で不安があれば、高校の進路指導の先生や大学の入試事務室に気軽に相談することもお忘れなく。専門家のアドバイスは、思わぬ制度の発見につながることもありますよ。