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通電火災を防ぐブレーカーの操作と地震後の注意点

暮らしとお金のカフェ 編集部
編集部確認済み: 2026-06-19(制度・法令の更新情報を反映)

地震後の火災の約6割は「通電火災」と言われています。避難前にブレーカーを切る重要性と、正しい操作方法・帰宅後の安全確認の手順を解説します。

この記事でわかること

地震後の火災の約6割は「通電火災」と言われています。避難前にブレーカーを切る重要性と、正しい操作方法・帰宅後の安全確認の手順を解説します。

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この記事の目次

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こんにちは、暮らしとお金のカフェへようこそ。地震後の火災の中で最も多い原因は「通電火災」です。停電が復旧した際に、倒れたままの電気ストーブや損傷したコードから出火するもので、地震後の市街地火災の約6割を占めるとも言われています。

「地震が来たらまず逃げる」は正しいのですが、避難の際に「ブレーカーを落とす」一手間が、地震後の火災を大幅に減らすことができます。今日はブレーカーの正しい操作方法と、帰宅後の安全確認手順をご紹介します。

通電火災とは何か

通電火災は「電気が復旧したときに起きる火災」です。

通電火災が起きるメカニズム

  1. 地震で電気ストーブ・電気ヒーターが転倒する
  2. 停電になる
  3. 停電が復旧する
  4. 倒れたままの電気機器に電気が通り、周囲の可燃物に引火
  5. 火災発生

阪神・淡路大震災(1995年)での火災の約6割、東日本大震災でも多くが通電火災によるものと報告されています。特に停電が数時間〜数日続いた後に電気が復旧するときが最も危険です。

主な通電火災の原因機器 リスク
電気ストーブ・ヒーター 転倒したまま通電で出火
電気コンロ スイッチがオンのまま通電
アイロン 使用中に地震→そのまま停電→復旧で出火
破損した配線・コード 断線・ショートで出火
冷蔵庫(倒れた場合) 背面の配線から出火の可能性
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ブレーカーの正しい操作方法

避難前には必ずブレーカーを切りましょう。

ブレーカーの種類と役割

名称 役割 場所
電力量計(スマートメーター) 使用電力の計測 屋外・玄関外
アンペアブレーカー 契約電力量以上の使用を遮断 分電盤上部
漏電遮断器 漏電を検知して遮断 分電盤中央
安全ブレーカー(子ブレーカー) 各部屋・回路ごとの遮断 分電盤内

避難時のブレーカー操作手順

  1. 各部屋の家電(テレビ・エアコン・照明など)のスイッチを切る
  2. 分電盤を開ける
  3. 子ブレーカー(安全ブレーカー)を1つずつ切る
  4. 漏電遮断器(大きなスイッチ)を切る

重要:漏電遮断器だけを切っても、給湯器やオール電化の機器の電源が残る場合があります。可能であれば子ブレーカーも全て切ることをお勧めします。

「感震ブレーカー」の設置で自動化する

「感震ブレーカー」は、地震の揺れを感知して自動的にブレーカーを落とす機器です。

種類 仕組み 費用目安
分電盤一体型 プロが分電盤ごと交換・設置 3〜7万円
付加型 既存の分電盤に後付け 1.5〜3万円
簡易型 コンセント1口ごとに取り付け 2,000〜4,000円/個
ガスバンド型(自作) 重りがブレーカーを落とす仕組み 500〜1,000円

東京都では感震ブレーカーの補助金制度があり(世帯収入等の条件あり)、費用の一部が補助されます。お住まいの自治体の補助金制度を確認してみましょう。

帰宅後の通電安全確認の手順

避難先から自宅に戻ったときも、すぐに電気を入れるのは危険です。

帰宅後の安全確認手順

  1. 自宅内に煙・焦げた臭い・ガス臭がないか確認
  2. 家具の転倒・建物の損傷状況を確認
  3. 電気ストーブ・アイロンなど熱を持つ機器が倒れていないか確認
  4. 電気コードが破損・断線していないか確認
  5. 問題なければブレーカーを順番に入れる

ブレーカーを入れる順番

  1. 漏電遮断器(メインスイッチ)を入れる
  2. 1分待って問題なければ子ブレーカーを1つずつ入れる
  3. 各機器の電源を入れる前に異常がないか確認

漏電遮断器を入れた直後に「パチン」と切れてしまう場合は、どこかで漏電が発生している可能性があります。電力会社に連絡して確認してもらいましょう。

まとめ

  • 通電火災は地震後の停電が復旧した際に倒れた電気機器から起きる火災で、全火災の約6割を占める
  • 避難前にブレーカー(子ブレーカー→漏電遮断器の順)を切ることが最大の予防策
  • 感震ブレーカーを設置すると地震の揺れを感知して自動でブレーカーが落ちる
  • 帰宅後は煙・ガス臭・機器の転倒を確認してから順番にブレーカーを入れる
  • 漏電遮断器が入れた直後に切れる場合は電力会社に連絡して漏電確認を依頼する

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