不動産REIT vs 現物不動産 利回り比較
不動産REITと現物不動産投資の利回りを、コスト・手間・流動性・税制を含めて総合比較し、向き不向きを解説します。
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不動産REITと現物不動産投資の利回りを、コスト・手間・流動性・税制を含めて総合比較し、向き不向きを解説します。
この記事の目次
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こんにちは、暮らしとお金のカフェへようこそ。今日は「不動産REIT vs 現物不動産 利回り比較」について解説します。
不動産投資の選択肢は、現物不動産とREIT(不動産投資信託)の2つに大別されます。どちらが「お得」かは、利回りだけでなく総合的な視点で判断する必要があります。
表面利回りの比較
両者の典型的な利回り水準です。
| 区分 | 表面利回りの目安 |
|---|---|
| 都心ワンルーム新築 | 年3〜4% |
| 都心ワンルーム中古 | 年4〜5% |
| 地方一棟マンション | 年7〜10% |
| J-REIT(オフィス特化) | 年3〜4% |
| J-REIT(住宅特化) | 年3.5〜4.5% |
| J-REIT(商業・ホテル) | 年4〜6% |
現物のほうが利回りが高く見えますが、実質利回りで比べると話は変わります。
コストと手間の比較
| 項目 | 現物不動産 | REIT |
|---|---|---|
| 物件選定 | 自分で | 運用会社が実施 |
| 管理 | 管理会社委託でも一定の手間 | 不要 |
| 修繕費 | 自分で負担 | ファンド内で処理 |
| 空室リスク | 自分で受ける | 分散済み |
| 流動性 | 売却まで数ヶ月 | 市場で即売買 |
| 最低投資額 | 数百万〜数千万円 | 数万円〜数十万円 |
REITは「手間・コスト・流動性」で圧倒的に優位です。
レバレッジ効果の違い
現物不動産の特徴は「ローンを使えること」です。
- 自己資金1,000万円で5,000万円の物件を取得可能
- レバレッジ5倍が一般的
- ローンを返済しつつ家賃収入を得る
- 売却時の値上がり益が大きくなる可能性
ただし、レバレッジは損失も拡大します。空室・家賃下落時のキャッシュフロー悪化リスクは大きい構造です。
税制面の違い
| 項目 | 現物不動産 | REIT |
|---|---|---|
| 家賃収入の課税 | 不動産所得(総合課税) | 配当所得(分離課税20.315%) |
| 損益通算 | 給与所得と通算可能 | 株式等と通算可能 |
| 減価償却 | あり | なし(ファンド内処理) |
| NISA活用 | 不可 | 成長投資枠で可能 |
| 相続税評価 | 路線価評価で圧縮効果 | 時価評価 |
「相続対策」を視野に入れる場合は、現物のメリットが大きくなります。
値動きの違い
REITは上場しているため、毎日の価格が変動します。
- 暴落時にはREITも30〜50%下落することがある
- 現物は市場価格が日々変わらないため、心理的に安定
- ただし現物は売却時に大きな価格変動が顕在化
「日々の価格変動を見たくない」人にとっては、現物の不可視性がメリットになることもあります。
失敗パターンの比較
| 区分 | 失敗パターン |
|---|---|
| 現物 | 空室長期化・修繕費負担・売却損 |
| REIT | 金利上昇局面の価格下落・暴落時のパニック売却 |
両者とも「リスクは存在する」ことを認識する必要があります。
向いている人
それぞれの向き不向きです。
-
現物が向く人
- 自己資金1,000万円以上
- 物件運営に時間と関心がある
- 相続対策を視野に入れる
- 銀行融資を活用できる属性
-
REITが向く人
- 少額から不動産投資をしたい
- 手間を最小化したい
- 流動性を重視する
- 分散投資を簡単に行いたい
併用という選択肢
両者を併用するパターンも有効です。
- メインはJ-REITで分散
- 余裕資金で1件だけ現物を保有
- 相続対策の比重を年齢で調整
- 自分の生活圏での現物所有を中心に
注意点
- 現物の「利回り8%」は本当に手取りか
- REITは指数連動商品で個別案件選びは不要
- 不動産価格はマクロ環境に大きく影響される
- 金利上昇局面は両者ともに逆風
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まとめ
- 表面利回りは現物がやや高めだが、実質利回りは差が縮まる
- REITは手間・コスト・流動性で大きく有利
- 現物はレバレッジ・相続対策で優位
- 両者の特性を理解し、自分の状況に合った選択を
- 併用で「分散×実物所有」のバランスを取る発想も
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