暮らしとお金のカフェ
お金の知識

不動産REIT vs 現物不動産 利回り比較

暮らしとお金のカフェ 編集部
編集部確認済み: 2026-06-19

不動産REITと現物不動産投資の利回りを、コスト・手間・流動性・税制を含めて総合比較し、向き不向きを解説します。

この記事でわかること

不動産REITと現物不動産投資の利回りを、コスト・手間・流動性・税制を含めて総合比較し、向き不向きを解説します。

税制・社会保険・金融制度・サービス料金・キャンペーン内容は変更されることがあります。 記事の内容は一般的な情報として確認し、申し込みや申告の前には公式サイト・税務署・年金事務所・専門家の最新情報もあわせて確認してください。
📋

この記事の目次

あわせて読みたい記事

こんにちは、暮らしとお金のカフェへようこそ。今日は「不動産REIT vs 現物不動産 利回り比較」について解説します。

不動産投資の選択肢は、現物不動産とREIT(不動産投資信託)の2つに大別されます。どちらが「お得」かは、利回りだけでなく総合的な視点で判断する必要があります。

表面利回りの比較

両者の典型的な利回り水準です。

区分 表面利回りの目安
都心ワンルーム新築 年3〜4%
都心ワンルーム中古 年4〜5%
地方一棟マンション 年7〜10%
J-REIT(オフィス特化) 年3〜4%
J-REIT(住宅特化) 年3.5〜4.5%
J-REIT(商業・ホテル) 年4〜6%

現物のほうが利回りが高く見えますが、実質利回りで比べると話は変わります。

コストと手間の比較

項目 現物不動産 REIT
物件選定 自分で 運用会社が実施
管理 管理会社委託でも一定の手間 不要
修繕費 自分で負担 ファンド内で処理
空室リスク 自分で受ける 分散済み
流動性 売却まで数ヶ月 市場で即売買
最低投資額 数百万〜数千万円 数万円〜数十万円

REITは「手間・コスト・流動性」で圧倒的に優位です。

レバレッジ効果の違い

現物不動産の特徴は「ローンを使えること」です。

  • 自己資金1,000万円で5,000万円の物件を取得可能
  • レバレッジ5倍が一般的
  • ローンを返済しつつ家賃収入を得る
  • 売却時の値上がり益が大きくなる可能性

ただし、レバレッジは損失も拡大します。空室・家賃下落時のキャッシュフロー悪化リスクは大きい構造です。

税制面の違い

項目 現物不動産 REIT
家賃収入の課税 不動産所得(総合課税) 配当所得(分離課税20.315%)
損益通算 給与所得と通算可能 株式等と通算可能
減価償却 あり なし(ファンド内処理)
NISA活用 不可 成長投資枠で可能
相続税評価 路線価評価で圧縮効果 時価評価

「相続対策」を視野に入れる場合は、現物のメリットが大きくなります。

値動きの違い

REITは上場しているため、毎日の価格が変動します。

  • 暴落時にはREITも30〜50%下落することがある
  • 現物は市場価格が日々変わらないため、心理的に安定
  • ただし現物は売却時に大きな価格変動が顕在化

「日々の価格変動を見たくない」人にとっては、現物の不可視性がメリットになることもあります。

失敗パターンの比較

区分 失敗パターン
現物 空室長期化・修繕費負担・売却損
REIT 金利上昇局面の価格下落・暴落時のパニック売却

両者とも「リスクは存在する」ことを認識する必要があります。

向いている人

それぞれの向き不向きです。

  • 現物が向く人

    • 自己資金1,000万円以上
    • 物件運営に時間と関心がある
    • 相続対策を視野に入れる
    • 銀行融資を活用できる属性
  • REITが向く人

    • 少額から不動産投資をしたい
    • 手間を最小化したい
    • 流動性を重視する
    • 分散投資を簡単に行いたい

併用という選択肢

両者を併用するパターンも有効です。

  • メインはJ-REITで分散
  • 余裕資金で1件だけ現物を保有
  • 相続対策の比重を年齢で調整
  • 自分の生活圏での現物所有を中心に

注意点

  • 現物の「利回り8%」は本当に手取りか
  • REITは指数連動商品で個別案件選びは不要
  • 不動産価格はマクロ環境に大きく影響される
  • 金利上昇局面は両者ともに逆風

この記事に関連するおすすめサービス

まとめ

  • 表面利回りは現物がやや高めだが、実質利回りは差が縮まる
  • REITは手間・コスト・流動性で大きく有利
  • 現物はレバレッジ・相続対策で優位
  • 両者の特性を理解し、自分の状況に合った選択を
  • 併用で「分散×実物所有」のバランスを取る発想も

暮らしとお金のカフェでは、生活のあらゆる場面で役立つ情報をやさしくお届けしています。ぜひ他の記事もご覧ください。

暮らしとお金のカフェ 編集部

副業・節税・フリーランス・資産形成の実践的な情報を発信。暮らしとお金をもっとよくするために、やさしい言葉で情報をお届けします。

関連記事