住宅ローン控除の適用条件|床面積や所得の要件を確認
住宅ローン控除の適用条件|床面積や所得の要件を確認について、具体的な方法・注意点・実践ステップを解説します。
✓この記事でわかること
住宅ローン控除の適用条件|床面積や所得の要件を確認について、具体的な方法・注意点・実践ステップを解説します。
この記事の目次
あわせて読みたい記事
2026年6月19日 制度改正確認済み
住宅ローン控除:2026年入居分から住宅区分・省エネ性能・借入限度額・控除期間などが見直されています。本文中の一律0.7%や過去年の限度額は、記載された入居年の旧制度例として確認してください。新規購入では入居年と住宅性能証明を基に最新表を確認します。 公式情報を確認
こんにちは。マイホーム購入を検討している皆さん、「住宅ローン控除」という制度をご存知ですか?毎年の所得税から一定額が控除される、とても魅力的な制度なのですが、「適用条件が複雑…」という声もよく聞きます。
実は、条件さえ満たせば、数十万円単位の税負担を減らすチャンスがあるんです。この記事では、2026年5月時点での住宅ローン控除の適用条件を、わかりやすくお伝えします。床面積や所得の要件、そして「新築」と「既存住宅」での違いも詳しく解説しますので、自分たちが対象になるかどうか、ぜひチェックしてみてください。
住宅ローン控除の基本|控除率と控除期間
まず、住宅ローン控除がどのくらい減税になるのか、基本情報から整理しましょう。
2024年以降に入居した場合、控除率は年末ローン残高の0.7% です。昔は1%だったので、引き下げられているんですね。
控除期間は以下の通り:
- 新築住宅:13年間
- 既存住宅(中古):10年間
たとえば、年末のローン残高が2,000万円なら、0.7%で14万円が所得税から控除されます。13年間ですから、かなりの額になることがお分かりいただけるでしょう。
新築住宅の借入限度額|省エネ基準で3段階に分かれている
ここが重要なポイントです。2024年入居の新築住宅では、省エネ性能によって借入限度額が異なります。
| 住宅の種類 | 借入限度額 | 控除対象範囲 |
|---|---|---|
| 認定長期優良住宅・低炭素住宅 | 4,500万円 | 4,500万円分まで控除対象 |
| ZEH水準省エネ住宅 | 3,500万円 | 3,500万円分まで |
| 省エネ基準適合住宅 | 3,000万円 | 3,000万円分まで |
| その他(基準未達) | 0円 | 控除対象外 |
最重要ポイント:省エネ基準を満たさない新築住宅は、住宅ローン控除がまったく受けられません。2024年以降、新築を検討される場合は、必ず省エネ基準を確認してください。
子育て世帯・若者夫婦世帯は借入限度額がアップ
さらに、一定条件を満たすと借入限度額が上乗せされます:
- 子育て世帯(18歳未満の子どもがいる):各カテゴリで100万円加算
- 例:ZEH水準省エネなら3,500万円 → 3,600万円
- 若者夫婦世帯(夫婦の合計年齢が80歳以下など):各カテゴリで100万円加算
細かい要件がありますので、フラット35等の融資機関に相談することをお勧めします。
床面積の要件|新築と既存住宅で異なる
適用条件として見落とされやすいのが「床面積」の要件です。
新築住宅の場合
- 登記簿上の床面積が50㎡以上
既存住宅(中古)の場合
- 登記簿上の床面積が50㎡以上
- さらに築年数の要件あり:
- 木造建築物:築20年以内
- 鉄筋コンクリート造など:築25年以内
- または、新耐震基準に適合していることの証明が必要
「延べ床面積」ではなく「登記簿上の床面積」という点が重要です。実測面積ではなく、登記簿の数字で判定されます。
所得要件|年収いくらまで?
実は、住宅ローン控除には所得の上限があります。
2024年以降の入居者の場合、合計所得金額が3,000万円以下 という要件があります。
給与収入で言うと、概ね年収3,000万円程度が目安になります。「合計所得金額」なので、給与以外に事業所得や不動産所得がある場合は、合算して判定されます。
※過去に要件が変わっているため、以前よりも上限が厳しくなっている点に注意してください。入居年によって異なりますので、確認が必要です。
その他の適用条件チェックリスト
床面積と所得のほか、以下の条件もすべて満たす必要があります:
1. ローンの返済期間
- 10年以上のローンであることが必須
- 親からの借入や、返済期間3年のような短期ローンは対象外
2. 入居時期
- 取得から6ヶ月以内に入居して、控除を受ける年の12月31日も引き続き住んでいる
- 「購入したけど、その年の12月31日までに入居していない」という場合は翌年の控除になります
3. 住宅ローンの借主
- 本人が借りているローンであること
- 配偶者名義のローンでは対象外(共有名義なら各自の持分に応じて控除可)
4. 控除額の上限
- 毎年の控除額には上限があります。年末ローン残高の0.7%が、その年の所得税額を超える場合、控除額は所得税額に制限されます
- 例:年末残高2,000万円×0.7%=14万円が控除対象だが、その年の所得税が10万円なら、控除は10万円に
5. 新築の場合の契約時期
- 2024年1月1日以降の契約と指定されています(期限付き)
よくある質問と注意点
Q. 既存住宅で築30年の木造家屋は対象ですか?
A. いいえ。木造建築物は築20年以内という要件があるため、築30年は対象外です。ただし、新耐震基準への適合性が証明できれば対象になる場合があります。
Q. リノベーション後の既存住宅は?
A. 基本的には「築年数要件」が変わりません。リノベーション有無ではなく、建築年が判定の基準です。
Q. 確定申告は毎年必要ですか?
A. 初年度は確定申告が必須です。2年目以降は会社員で年末調整対象者なら、職場に「住宅借入金等特別控除申告書」を提出することで対応できます。
省エネ基準の確認方法|実行すべきステップ
新築購入時に省エネ基準をどうやって確認するのか、具体的なステップをお伝えします。
-
施工会社・建設会社に直接確認
- 「この物件は省エネ基準(ZEH水準など)に対応していますか?」と尋ねる
- 認定書類や証明書を提示してもらう
-
フラット35など融資機関に相談
- フラット35はそもそも省エネ基準を満たす必要があるため、融資申請時に自動確認される
-
登記簿や建築確認通知書を確認
- 省エネ性能の記載がある場合があります
-
税務署か税理士に事前相談
- 購入前に「この物件で控除を受けられるか」を確認できます
購入契約の前に、必ず確認しておきましょう。後から「あ、対象外だった…」では取り返しがつきませんから。
実例で考える|控除額のシミュレーション
具体例を挙げて、実際の控除額がどうなるかシミュレーションしてみます。
ケース1:新築ZEH水準省エネ住宅を購入した会社員
- 借入額:3,500万円
- 返済期間:35年
- 入居年:2024年
| 年目 | 年末ローン残高(推定) | 控除額(0.7%) | 所得税から控除 |
|---|---|---|---|
| 1年目 | 3,400万円 | 23.8万円 | 23.8万円(所得税が充分あると仮定) |
| 5年目 | 2,900万円 | 20.3万円 | 20.3万円 |
| 13年目 | 1,800万円 | 12.6万円 | 12.6万円 |
| 合計 | — | 約250万円 | — |
13年間で250万円程度の税負担が減るわけです。相当な額ですね。
ケース2:築15年の中古住宅を購入した個人事業主
- 借入額:2,500万円
- 返済期間:25年
- 入居年:2024年
中古住宅は控除期間が10年のため、13年ではなく10年になります。
| 控除額計(0.7%) | 約150~170万円 |
|---|
新築と既存住宅では控除期間が異なるため、トータルの控除額も大きく変わります。購入を検討する際は、このあたりも比較検討の一部にしてみてください。
2026年5月時点での制度情報|今後の変更に注意
この記事は 2026年5月時点の情報 に基づいています。住宅ローン控除は毎年改正される可能性があるため、購入前には必ず国税庁のホームページや税務署で最新情報をご確認ください。
特に注意すべき点:
- 省エネ基準の定義は年度により厳しくなる傾向
- 借入限度額や控除率は今後も変更の可能性
- 子育て世帯・若者夫婦世帯の加算要件も細則が変わる可能性
「制度が変わるらしい」という話を聞いたら、公式情報で確認することをお勧めします。
まとめ
住宅ローン控除は、マイホーム購入時の大きな税負担軽減策です。しかし「適用条件を満たさない」という落とし穴も存在します。
重要な要件をおさらい:
- 新築は省エネ基準を満たすこと(基準未達は控除なし)
- 床面積50㎡以上(登記簿上)
- 中古は築年数要件に注意
- 所得が3,000万円以下
- 10年以上のローン
これらをすべてクリアできれば、13年間(中古なら10年間)で100万円〜300万円の控除が期待できます。購入前の今だからこそ、税理士や融資機関に相談して、自分たちが対象になるかしっかり確認しておくことが大切です。
せっかくのマイホーム購入、制度をしっかり活用して、賢く節税してくださいね。
freee会計
副業・フリーランスの確定申告はfreeeで自動化!
- ✓青色申告65万円控除に完全対応
- ✓銀行・クレカの明細を自動取込
- ✓初心者でもかんたんガイド機能
- ✓料金プランや無料で使える範囲を公式で確認できる
料金プラン・対応機能・控除条件は公式で確認できます。
楽天カード
年会費無料カードで固定費と日用品の支払いを整理
- ✓年会費永年無料
- ✓楽天市場や楽天グループ利用時のポイント条件を確認できる
- ✓楽天証券のクレカ積立条件も確認できる
- ✓ETCカード・家族カードも発行可
入会特典・ポイント条件・発行可否は公式で確認できます。
MANOMA
見守り・防犯住まいの安心は、家族構成に合わせて比較
高齢家族の見守り、防犯、スマートホーム化をまとめて考えたい家庭に向く確認導線です。
- ✓ スマホから家の状況を確認しやすい
- ✓ 防犯・見守りをまとめて検討できる
- ✓ 初期費用・月額料金は公式で確認
提供エリア、料金、機器条件は公式サイトで確認してください。
暮らしとお金のカフェ 編集部
副業・節税・フリーランス・資産形成の実践的な情報を発信。暮らしとお金をもっとよくするために、やさしい言葉で情報をお届けします。