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家族の保険はこう考える|子どもができたら見直すべき保険の全体像

暮らしとお金のカフェ 編集部
編集部確認済み: 2026-06-19(制度・法令の更新情報を反映)

結婚・出産・子育て期の家族に必要な保険を徹底解説。夫・妻それぞれに必要な死亡保険・医療保険の考え方、子どものための学資保険・医療保険の必要性、家族構成の変化に応じた保険の見直し方を実践的に紹介します。

この記事でわかること

結婚・出産・子育て期の家族に必要な保険を徹底解説。夫・妻それぞれに必要な死亡保険・医療保険の考え方、子どものための学資保険・医療保険の必要性、家族構成の変化に応じた保険の見直し方を実践的に紹介します。

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この記事の目次

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# 家族の保険はこう考える|子どもができたら見直すべき保険の全体像

「子どもが生まれたから保険に入らないと」「結婚したら何かに入った方がいい?」——ライフステージが変わると、保険の考え方も大きく変わります。

大切なのは「なんとなく保険に入ること」ではなく「家族の状況に合った保険を、必要な分だけ持つこと」です。家族の保険の全体像を整理します。

ライフステージ別・必要な保険の変化

保険の必要性はライフステージによって大きく異なります。

ライフステージ 最も重要な保険リスク 主な保険ニーズ
独身 自分の入院・就業不能 医療保険・就業不能保険
既婚(子どもなし) 配偶者への影響 死亡保険(小額)・医療保険
子育て期(子ども小さい) 稼ぎ手の死亡・就業不能 大きな死亡保険・収入保障保険
子育て期(子ども大きい) 教育費の確保 死亡保険(減額)・就業不能
子ども独立後 自分・配偶者の医療費 医療保険・介護保険検討
老後 医療・介護 医療保険・介護保険
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子どもが生まれたら:最優先で見直すべき保険

死亡保険(収入保障)を手厚くする

子どもが生まれた直後が「最も死亡保険を手厚くすべき時期」です。なぜなら、稼ぎ手が亡くなった場合に「子どもが成人するまでの生活費・教育費」が必要になるからです。

必要な死亡保険金の試算:

必要保険金 = 年間生活費 × 子どもが成人するまでの年数
            + 教育費(大学費用含む)
            − 遺族年金・配偶者収入・手持ち資産

例:30歳夫(年収450万円)・専業主婦の妻・子ども0歳の場合

項目 金額
年間生活費300万円×22年 6,600万円
教育費(私立大学進学想定) 1,000万円
遺族年金(妻):年70万円×22年 −1,540万円
手持ち資産 −200万円
必要な死亡保険金 約5,860万円

この場合、5,000〜6,000万円の死亡保障が必要です。全額を終身保険で用意すると保険料が高額になるため、「収入保障保険+定期保険の組み合わせ」が一般的です。

夫・妻それぞれの保険ニーズ

夫(主な稼ぎ手)の保険:

  • 大きな死亡保険(収入保障保険)→ 必要
  • 就業不能保険(長期療養時の収入補填)→ 重要
  • 医療保険 → 貯蓄がある程度あれば最低限でOK

専業主婦(妻)の保険:

  • 死亡保険 → 小額(子どもの保育・教育費の追加分程度)
  • 医療保険 → 入院時の家事代行費用を考慮して検討
  • 就業不能保険 → 専業主婦には適用しにくい(収入がないため)

共働き夫婦の場合: お互いの死亡保険は「相手が亡くなった場合の生活水準の低下分」で計算します。共働きで収入が近い場合、お互いの死亡保険は小額でよいことも多いです。

子どもの保険:学資保険vs医療保険

子どもに生命保険(学資保険)は必要か

学資保険は「子どもの教育費のための積立保険」です。ただし、現在の学資保険は利率が低く、純粋な貯蓄・投資と比べて効率が良いとは言えません。

学資保険のメリット・デメリット:

メリット デメリット
強制的な積立ができる 返戻率が100〜105%程度で利回りが低い
被保険者(親)死亡時に保険料免除 解約すると元本割れ
確実に満期時に受け取れる NISA・iDeCoと比べてリターンが低い

現在の教育費積立の選択肢:

  • 学資保険:返戻率100〜105%(確実・リスクなし)
  • ジュニアNISA(2023年末廃止):使えなくなった
  • つみたてNISA・成長投資枠:長期なら高いリターン期待
  • 定期預金:ほぼ利息なし

今から教育費を積み立てるなら、学資保険よりNISAを活用した積立投資が現在の選択肢として有力です。

子どもの医療保険は必要か

子どもは「こども医療費助成制度(医療費の無料化)」の対象になることが多く、多くの自治体で中学校卒業まで医療費が無料または低額です。

子どもの医療保険が不要になる理由:

  • 医療費の自己負担がほぼない自治体が多い
  • 子どもの健康保険でまかなえる範囲が広い
  • 入院費も高額療養費制度で上限がある

子どもの医療保険を検討すべきケース:

  • 自治体の医療費補助が少ない場合
  • 持病・アレルギーがある場合(ただし引受拒否になる場合も)
  • 入院中の個室代・差額ベッド代が心配な場合

基本的に「子どもの医療保険は不要」と考えてよい場合が多いです。

家族の保険の全体設計:優先順位

家族の保険を設計する際の優先順位を整理します。

保険の優先度ランキング

優先度 保険の種類 理由
★★★★★ 稼ぎ手の死亡保険(収入保障) 家族の生活が成り立たなくなるリスクへの対応
★★★★★ 稼ぎ手の就業不能保険 長期療養で収入が途絶えるリスク
★★★☆☆ 医療保険(夫) 入院中の収入補填・医療費補填
★★★☆☆ 医療保険(妻) 入院中の家事代行費用等
★★☆☆☆ 妻の死亡保険 専業主婦は保育費用分程度
★☆☆☆☆ 子どもの医療保険 自治体の医療費助成で多くはカバー
★☆☆☆☆ 学資保険 NISAの方がリターンが高い可能性

保険の見直しタイミング

家族の変化に応じて保険を見直す主なタイミングを整理します。

タイミング 見直すべき保険
結婚 死亡保険(増やす)・医療保険(更新確認)
出産 死亡保険(大幅増額)・収入保障保険(加入)
住宅購入 死亡保険(団体信用生命保険との調整)・火災保険(加入)
子どもの独立 死亡保険(大幅減額)・医療保険(継続確認)
定年・老後 死亡保険(解約または減額)・介護保険(検討)

家族の保険の目安金額

家族構成別の保険料の目安(夫婦+子ども1〜2人の場合):

保険の種類 月額目安
夫の収入保障保険 2,000〜4,000円
夫の定期保険(追加) 1,000〜3,000円
夫の就業不能保険 3,000〜8,000円
夫の医療保険 2,000〜4,000円
妻の医療保険 1,500〜3,000円
合計 約9,500〜22,000円

現在3〜5万円以上払っている場合は、見直しの余地が大きいと言えます。

まとめ

家族の保険を設計する基本をまとめます。

  1. 稼ぎ手の死亡保険を最優先:子どもが幼いほど大きな保障が必要
  2. 就業不能保険は見落とされがち:死亡より「働けなくなる」リスクの方が高い
  3. 子どもの医療保険は多くの場合不要:自治体の医療費助成で対応できることが多い
  4. 学資保険よりNISAを検討:教育費積立はNISAの方が効率的な場合が多い
  5. ライフステージの変化で毎回見直す:結婚・出産・住宅購入・子ども独立が見直しの好機

「家族みんなを保険でカバー」ではなく「本当に困るリスクに絞ってカバー」することが、家計と家族の保護を両立させる考え方です。


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