暮らしとお金のカフェ
お金の知識

企業型DCとiDeCoの併用戦略:サラリーマンが使える最強の節税

暮らしとお金のカフェ 編集部
編集部確認済み: 2026-06-19

企業型確定拠出年金(企業型DC)とiDeCoを併用する方法と節税効果を解説。2022年の法改正で拡大した併用条件、掛金上限、マッチング拠出との比較まで詳しく紹介します。

この記事でわかること

企業型確定拠出年金(企業型DC)とiDeCoを併用する方法と節税効果を解説。2022年の法改正で拡大した併用条件、掛金上限、マッチング拠出との比較まで詳しく紹介します。

税制・社会保険・金融制度・サービス料金・キャンペーン内容は変更されることがあります。 記事の内容は一般的な情報として確認し、申し込みや申告の前には公式サイト・税務署・年金事務所・専門家の最新情報もあわせて確認してください。
📋

この記事の目次

あわせて読みたい記事

企業型DCiDeCoの併用戦略:サラリーマンが使える最強の節税

「うちの会社に企業型DC(確定拠出年金)があるけど、iDeCoも使えるの?」

これは多くのサラリーマンが持つ疑問です。2022年10月の法改正により、企業型DCとiDeCoの併用条件が大幅に緩和されました。この記事では、両制度を最大限に活用する方法を解説します。


企業型DC(企業型確定拠出年金)とは

会社が毎月掛金を拠出し、従業員自身が運用商品を選んで老後資金を作る制度です。

企業型DCの基本

項目 内容
掛金の拠出者 会社(事業主拠出)が主体
従業員の負担 原則なし(マッチング拠出の場合は任意で上乗せ可)
運用責任 従業員自身
税制優遇 会社の掛金は非課税。運用益も非課税
受取 60歳以降(加入期間10年未満の場合は最大65歳)
PR・広告 | 比較したあとに確認したい候補
NISA定番楽天証券

NISA・投資の準備は、無料口座を比較してから始める

新NISAを始める前に、取扱商品・積立設定・ポイント連携の条件を公式で確認しておきましょう。

楽天証券を公式で確認

2022年10月の法改正:iDeCoとの併用が原則可能に

改正前:企業型DC加入者がiDeCoを使うには、会社の規約でiDeCo利用を認める設定が必要だった(対応していない会社が多く、使えない人が続出)

改正後(2022年10月〜):企業型DCの加入者は、一定の条件のもとで原則全員がiDeCoを利用可能

この改正により、多くのサラリーマンがiDeCoを追加で使えるようになりました。


企業型DC+iDeCoの掛金上限(2026年現在)

条件 iDeCo上限(月額) 年間上限
企業型DCのみ加入(確定給付型年金なし) 20,000円 240,000円
企業型DCのみ加入(確定給付型年金あり) 12,000円 144,000円

※企業型DCの事業主掛金と合計で月55,000円(確定給付なし)・月27,500円(確定給付あり)が上限


マッチング拠出とiDeCoの選択

企業型DCには「マッチング拠出」という選択肢もあります。

マッチング拠出とは?

従業員が会社の掛金に上乗せして、自分でも掛金を出す制度です。

比較項目 マッチング拠出 iDeCo
使える条件 会社がマッチング拠出を規約で認めている 企業型DCと併用可能な状態
上限額 事業主掛金と同額まで 月2万円(確定給付なし)等
掛金控除 全額所得控除 全額所得控除
運用商品 会社が用意した商品から選ぶ 自分で選んだ金融機関の商品
手数料 会社負担(多くの場合) 月171円〜

マッチング拠出を選んだ場合は、iDeCoとの併用はできません(どちらか一方の選択)。

どちらを選ぶべきか?

状況 おすすめ
会社のDC商品に低コストの優良ファンドがある マッチング拠出
会社のDC商品が高コスト・選択肢が少ない iDeCo(自由に商品選択できる)
手数料を少しでも節約したい マッチング拠出(会社負担の場合)
より多くの節税をしたい 状況次第(上限額を比較)

楽天ポイントで投資ができ、手数料や取扱商品は時期・商品で変わります。最新条件を公式で確認しましょう。 👉 楽天証券の公式サイトを見る


節税シミュレーション:企業型DC+iDeCoの組み合わせ

年収600万円のサラリーマン(税率20%)の場合

企業型DC(会社が月3万円拠出)+自分でiDeCo月2万円の場合:

項目 金額
企業型DC(会社拠出) 年36万円 → 税金ゼロで運用
iDeCo自己掛金 月2万円 × 12 = 年24万円
iDeCoの節税額 24万円 × 20% = 年4.8万円の節税
30年間の節税額 約144万円

さらに、企業型DCの会社掛金は会社の費用として非課税扱いなので、実質的には会社が税負担なしに老後資金を積み立ててくれている状態です。


PR・広告
楽天証券で新NISA・積み立て投資をはじめよう

楽天証券新NISA・積み立て投資をはじめよう

口座開設・積立設定・ポイント投資・最低積立金額の条件は公式で確認できます。

👉 楽天証券の口座を無料で開く

企業型DCの運用商品選びのポイント

会社の企業型DCでどの商品を選ぶかは、自分で決めなければなりません。

優先すべき商品の特徴

チェック項目 基準
信託報酬 0.3%以下(できれば0.1%以下)
投資対象 国内外の株式インデックス
種類 アクティブより低コストパッシブ

よくある企業型DCの良い商品例

  • 「○○インデックスファンド(外国株式)」など「インデックス」という名前がついたもの
  • 信託報酬が0.1〜0.3%台のもの

避けるべき商品

  • 信託報酬が1%以上のアクティブファンド
  • 元本確保型商品(定期預金型):安全だが実質的に目減りするリスク

企業型DCで失敗しないための3つの注意点

注意1:「デフォルト(初期設定)商品」を確認する

多くの会社では、何も変更しないと「元本確保型」(定期預金型)に自動設定されます。これは安全ですが、長期では実質的に目減りします。

必ず初期設定を確認し、インデックスファンドに変更しましょう。

注意2:転職時の移換手続きを忘れずに

転職すると、企業型DCの資産を新しい会社のDCまたはiDeCoに移換する必要があります。放置すると、国民年金基金連合会に自動移換され、運用がストップして手数料だけかかる「休眠口座」になってしまいます。

転職が決まったら速やかに移換手続きを開始しましょう。

注意3:受取方法を早めに考える

受取時の「退職所得控除」と「公的年金等控除」の活用については、iDeCoと同様の考え方が必要です。退職金との兼ね合いもあるため、50代に入ったら受取戦略を考え始めましょう。


企業型DC+iDeCo+NISAの最強トリオ活用法

制度 年間非課税投資額 主な目的
企業型DC(会社拠出) 会社による(月〜5.5万円まで) 老後資金(会社負担)
iDeCo(自己掛金) 最大24万円(月2万円) 老後資金(節税)
NISA(つみたて+成長) 最大360万円 長中期の資産形成

3つを合わせると年間最大450万円以上を非課税・税控除で運用できます。サラリーマンでここまで使い切れる人は稀ですが、優先順位として:

  1. 企業型DC:会社が積み立ててくれる → 最優先でフル活用
  2. iDeCo:掛金全額控除の節税効果 → 上限まで活用
  3. NISA:残り余剰資金で最大限積立

まとめ

企業型DCとiDeCoの併用は、2022年の法改正で多くのサラリーマンに開放されました。

行動すべきこと:

  1. 会社のDCの規約を確認し、iDeCoとの併用可否を確認
  2. マッチング拠出かiDeCoか選択(どちらか一方)
  3. 企業型DCの運用商品を低コストインデックスファンドに変更
  4. iDeCoを上限まで掛ける
  5. 転職時は移換手続きを速やかに行う

老後資金を作りながら今すぐ節税できる制度を、最大限に活用しましょう。

楽天カードで楽天証券の積立設定をすると毎月ポイントがもらえる。実質コスト削減に。 👉 楽天カードに申し込む

あわせて読みたい・おすすめサービス

PR・広告⭐ 専門家おすすめ
📈
NISA定番専門家おすすめ

楽天証券

新NISAを始める前に、楽天証券の条件を公式で確認

  • 新NISA口座が無料で開設できる
  • 楽天ポイントで投資ができる
  • インデックスファンドの取り扱い豊富
  • 楽天カード連携やポイント投資の条件を確認できる
楽天証券の口座を開設する(無料)

口座開設・維持費の条件、取引開始までの流れは公式で確認できます。

PR・広告⭐ 専門家おすすめ
🏦
NISA定番専門家おすすめ

SBI証券

SBI証券のNISA・投信積立条件も比較して確認

  • NISAや投信積立の条件を確認できる
  • 三井住友カード連携の条件を確認できる
  • 投信積立の取り扱い本数が多い
  • IPO・米国株投資にも強い
SBI証券の口座を開設する(無料)

口座開設・維持費の条件、取引開始までの流れは公式で確認できます。

PR・広告|アフィリエイトリンクを含みます

📚 投資・NISAを学べる本

インデックス投資・新NISAを体系的に学べるベストセラー本

暮らしとお金のカフェ 編集部

副業・節税・フリーランス・資産形成の実践的な情報を発信。暮らしとお金をもっとよくするために、やさしい言葉で情報をお届けします。

関連記事