iDeCoの節税メリットを年収別シミュレーション:いくら得するか徹底計算
iDeCoの節税効果が気になる方へ。年収300〜1,000万円別に所得税・住民税の節税額を具体的に試算。毎月の掛金に対してどれくらい税負担が減るかがわかります。
✓この記事でわかること
iDeCoの節税効果が気になる方へ。年収300〜1,000万円別に所得税・住民税の節税額を具体的に試算。毎月の掛金に対してどれくらい税負担が減るかがわかります。
この記事の目次
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iDeCoの節税メリットを年収別シミュレーション
「iDeCoって節税になると聞くけど、実際いくら得するの?」
この記事では、年収別に具体的な節税額を計算してお見せします。「自分の場合いくら得か」がすぐにわかる構成にしていますので、ぜひ自分の年収の行を確認してみてください。
iDeCoの節税の仕組み:3つの税制優遇
iDeCoの税制メリットは「3段階」あります。
| 段階 | 内容 | 税制優遇 |
|---|---|---|
| ①積み立て時 | 掛金が全額「小規模企業共済等掛金控除」になる | 所得税+住民税を軽減 |
| ②運用中 | 運用益が非課税 | 通常20.315%の税が0%に |
| ③受取時 | 一時金は退職所得控除、年金は公的年金等控除が適用 | 大幅な控除が使える |
この3つが合わさることで、iDeCoは「日本最強の節税制度の一つ」と言われます。
iDeCoの掛金上限:職業別の確認
まず自分がいくら掛けられるかを確認しましょう。
| 職業・状況 | 月額上限 | 年額上限 |
|---|---|---|
| 自営業・フリーランス | 68,000円 | 816,000円 |
| 会社員(企業年金なし) | 23,000円 | 276,000円 |
| 会社員(企業型DC加入) | 20,000円 | 240,000円 |
| 会社員(確定給付年金あり) | 12,000円 | 144,000円 |
| 会社員など | 12,000円 | 144,000円 |
| 専業主婦(夫) | 23,000円 | 276,000円 |
年収別 節税シミュレーション(会社員・月額23,000円掛けた場合)
会社員の最大掛金である月23,000円(年27.6万円)を積み立てた場合の節税効果を年収別に試算します。
計算の前提
- 所得税率:課税所得に応じた税率(5〜45%)
- 住民税率:一律10%
- 復興特別所得税は省略
年収300万円(所得税率5%)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 年間掛金 | 276,000円 |
| 所得税の軽減(5%) | 13,800円/年 |
| 住民税の軽減(10%) | 27,600円/年 |
| 年間節税合計 | 41,400円 |
| 月換算の節税額 | 約3,450円/月 |
→ 月23,000円積み立てているうち、実質的な自己負担は月19,550円(3,450円が税で取り返せる)
年収400万円(所得税率10%)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 年間掛金 | 276,000円 |
| 所得税の軽減(10%) | 27,600円/年 |
| 住民税の軽減(10%) | 27,600円/年 |
| 年間節税合計 | 55,200円 |
| 月換算の節税額 | 約4,600円/月 |
年収500万円(所得税率20%)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 年間掛金 | 276,000円 |
| 所得税の軽減(20%) | 55,200円/年 |
| 住民税の軽減(10%) | 27,600円/年 |
| 年間節税合計 | 82,800円 |
| 月換算の節税額 | 約6,900円/月 |
→ 月23,000円のうち約7,000円は税の還付。実質的な積み立てコストは月16,000円に。
年収600万円(所得税率20%)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 年間掛金 | 276,000円 |
| 所得税の軽減(20%) | 55,200円/年 |
| 住民税の軽減(10%) | 27,600円/年 |
| 年間節税合計 | 82,800円 |
| 月換算の節税額 | 約6,900円/月 |
※年収600万円でも所得税率20%が適用されるケースが多いため、500万円とほぼ同額。
年収700万円(所得税率23%)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 年間掛金 | 276,000円 |
| 所得税の軽減(23%) | 63,480円/年 |
| 住民税の軽減(10%) | 27,600円/年 |
| 年間節税合計 | 91,080円 |
| 月換算の節税額 | 約7,590円/月 |
年収800万円(所得税率23%)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 年間掛金 | 276,000円 |
| 年間節税合計 | 91,080円 |
| 月換算の節税額 | 約7,590円/月 |
年収1,000万円(所得税率33%)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 年間掛金 | 276,000円 |
| 所得税の軽減(33%) | 91,080円/年 |
| 住民税の軽減(10%) | 27,600円/年 |
| 年間節税合計 | 118,680円 |
| 月換算の節税額 | 約9,890円/月 |
→ 月23,000円積み立てているのに、節税効果で実質的な手出しは月13,110円。
年収別 節税額まとめ
| 年収 | 所得税率 | 年間節税額 | 月換算節税額 |
|---|---|---|---|
| 300万円 | 5% | 41,400円 | 3,450円 |
| 400万円 | 10% | 55,200円 | 4,600円 |
| 500万円 | 20% | 82,800円 | 6,900円 |
| 700万円 | 23% | 91,080円 | 7,590円 |
| 1,000万円 | 33% | 118,680円 | 9,890円 |
年収が高いほど節税効果が大きいことがわかります。年収1,000万円の方は月23,000円積み立てても実質コストは月13,000円程度になります。
運用益の非課税効果もシミュレーション
iDeCoの節税効果は掛金の控除だけではありません。運用中の利益も非課税になります。
月23,000円を20年間・年利5%で運用した場合
| 項目 | 通常の課税口座 | iDeCo(非課税) |
|---|---|---|
| 元本 | 5,520,000円 | 5,520,000円 |
| 運用益(税引前) | 4,120,000円 | 4,120,000円 |
| 税金(20.315%) | 837,000円 | 0円 |
| 手取り運用益 | 3,283,000円 | 4,120,000円 |
| 最終資産 | 8,803,000円 | 9,640,000円 |
非課税の恩恵だけで約837,000円の差が生まれます(掛金控除の節税を含めるとさらに大きい)。
iDeCoのデメリットと注意点
節税効果が大きいiDeCoですが、以下のデメリットも理解した上で始めましょう。
①60歳まで引き出せない
緊急時にお金が必要でも原則として引き出せません。生活費の3〜6ヶ月分の緊急予備費を別に用意してからiDeCoを始めましょう。
②手数料が毎月かかる
- 国民年金基金連合会:月105円
- 運営管理機関(証券会社・銀行)の手数料:0〜数百円
楽天証券やSBI証券など手数料が安い(または無料)の金融機関を選ぶことが重要です。
③受取時も課税される(ただし控除あり)
受取時は退職所得控除・公的年金等控除が使えますが、他の退職金と合算して控除を超えると課税されます。受取方法(一時金 vs 年金)の選択も重要です。
iDeCoはどこで始めるべきか
| 金融機関 | 運営管理手数料 | おすすめポイント |
|---|---|---|
| 楽天証券 | 0円 | 楽天経済圏と相性◎ 投信ラインナップ充実 |
| SBI証券 | 0円 | 商品数業界最多水準 |
| マネックス証券 | 0円 | 投信ラインナップが特徴的 |
| auカブコム証券 | 0円 | Pontaポイント連携 |
基本的に手数料が0円の証券会社から選ぶのが正解です。銀行でiDeCoを始めると手数料が高いことが多いため注意しましょう。
今月からの行動チェックリスト
- □ 自分の年収・所得税率を確認する
- □ 職場に「企業年金の有無」を確認する(掛金上限が変わる)
- □ iDeCoで年間いくら節税できるかを計算する
- □ 楽天証券またはSBI証券でiDeCoの口座開設を申請する
- □ 掛金は最低月5,000円から設定(後から増額可能)
iDeCoは始めれば始めるほど節税期間が長くなります。今日確認して、来月から積み立てをスタートさせましょう。
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