学資保険を途中解約するリスクと代替案:損をしない判断基準
学資保険を途中解約すると元本割れする可能性があります。解約前に確認すべきこと、解約が有利になる条件、代替案の選択肢を解説。後悔しない判断基準をFPの視点からまとめます。
✓この記事でわかること
学資保険を途中解約すると元本割れする可能性があります。解約前に確認すべきこと、解約が有利になる条件、代替案の選択肢を解説。後悔しない判断基準をFPの視点からまとめます。
この記事の目次
あわせて読みたい記事
2026年6月19日 制度改正確認済み
NISA制度:旧つみたてNISA・一般NISAの新規買付は2023年で終了し、2024年から新NISAへ移行しています。旧制度の商品は経過措置で保有できますが、新規投資の枠・非課税保有限度額は新NISAの公式情報で確認してください。 公式情報を確認
「学資保険を解約して積立NISAに切り替えた方が良い?」
近年、こうした質問が増えています。低金利・インフレ環境の中で「学資保険より投資の方が有利」という情報が広がる一方、「途中解約は損をする」という話もあります。
この記事では、学資保険の途中解約のリスクと、解約が有利になる条件、代替案を整理します。
学資保険を途中解約すると何が起きるか
元本割れのリスク
学資保険の最大のリスクは「途中解約すると元本を下回る可能性」です。
解約返戻金の仕組み: 加入から時間が経つほど、解約返戻金は増えていきます。しかし、多くの場合、払込期間の半分以上が過ぎるまでは元本割れになります。
具体例(月1万円・払込期間15年の場合):
| 経過年数 | 払込総額 | 解約返戻金(目安) | 損益 |
|---|---|---|---|
| 1年 | 12万円 | 7〜9万円 | −3〜5万円 |
| 3年 | 36万円 | 28〜32万円 | −4〜8万円 |
| 5年 | 60万円 | 53〜57万円 | −3〜7万円 |
| 8年 | 96万円 | 92〜96万円 | ±0〜4万円 |
| 10年 | 120万円 | 118〜122万円 | ±0〜2万円 |
| 15年(満期) | 180万円 | 187〜198万円 | +7〜18万円 |
結論:解約は早ければ早いほど損失が大きくなります。
保障がなくなるリスク
学資保険には「契約者(親)が死亡・高度障害になった場合、以後の保険料が免除される」保障機能があります。
解約すると、この保障も失われます。別途、掛け捨ての定期保険で保障を確保しているか確認することが必要です。
学資保険の解約・継続を自分で正しく判断するためのFP知識。料金条件は公式で確認。 👉 オンスク.JPで講座を見る
解約前に必ず確認すること
学資保険を解約する前に、以下を必ず確認してください。
1. 現在の解約返戻金を確認する
保険会社に問い合わせて「現時点の解約返戻金」を確認しましょう。電話・オンラインで確認できます。
2. 払込期間と残りの期間を確認する
満期まで残り数年であれば、解約よりも継続した方が有利なケースがほとんどです。
解約を検討する目安:
- 満期まで10年以上ある
- 解約返戻金率が90%以上(損失が少ない状態)
- 代替手段の運用益が解約損失を十分に上回る見込みがある
3. 「払済保険」という選択肢を確認する
「払済保険(はらいずみほけん)」とは、以後の保険料の払込みをやめ、現時点の解約返戻金相当額を保険金として据え置く方法です。
メリット:
- 保険料の支払いを止められる
- 解約より受取額が多くなる場合がある
- 契約を完全に終了しないため、将来的に受け取れる
デメリット:
- 保険金額が減額される
- 保障(保険料免除特約)が消滅する場合がある
払済保険の選択が可能かどうか、保険会社に確認しましょう。
4. 保険料払込猶予期間を活用する
一時的にお金に困っている場合、保険料の払込を猶予(一定期間待ってもらう)できる場合があります。解約の前に、猶予制度の利用を検討しましょう。
解約が有利になる条件
以下の条件が重なる場合、解約を検討する価値があります。
条件1:払込開始から日が浅く、損失が少ない状態
加入後1〜2年以内であれば、早期解約の損失が少ない(保険会社によっては数万円程度)。
条件2:別途、十分な生命保険に加入している
学資保険の保障機能(保険料免除)を別の保険でカバーできている場合、学資保険の保障価値がなくなります。
条件3:積立NISAへの移行で長期的に取り戻せる
解約損失を「積立NISAの複利効果」で取り戻すまでの期間が、子どもの大学入学前に収まる場合。
具体例:
- 解約損失:10万円
- 積立NISA移行後、年率4%の追加リターン:年間×X万円
- 10万円を取り戻すのに必要な年数:計算が必要
学資保険解約後の資金の移行先として積立NISAを活用できます。 👉 楽天証券の公式サイトを見る
「継続」vs「解約」の判断基準
| 状況 | 推奨 |
|---|---|
| 満期まで5年以内 | 継続(解約損失が少なく、解約するメリットが薄い) |
| 払込開始から2年以内 | ケースバイケース(損失額が少ないうちに切り替えるなら今) |
| 保険料の支払いが家計を圧迫している | 払済保険への変更を検討 |
| 別途十分な生命保険あり | 解約の検討余地あり |
| 子どもがまだ0〜5歳で積立期間が長い | 解約後のNISAで取り戻せる可能性が高い |
学資保険を解約した後の代替案
解約した場合、解約返戻金を何に移行するかが重要です。
代替案1:積立NISA(つみたてNISA)
- 年間40万円まで非課税で積み立て可能
- インデックスファンドで長期運用
- 学資保険より高いリターンが期待できるが、元本保証なし
代替案2:定期預金
- 元本保証で安心
- 金利は低いが、学資保険より流動性が高い
- 「解約できない」縛りがないため、計画的な貯蓄が必要
代替案3:個人向け国債(変動金利型10年)
- 元本保証
- 学資保険より金利が高い場合がある(変動のため市場次第)
- 流動性は1年後から
代替案4:ドル建て終身保険(外貨保険)
- 円建て学資保険より返戻率が高い場合がある
- 為替リスクあり
- 長期保有で効果が出やすい
まとめ:学資保険解約の判断フロー
- 現在の解約返戻金を確認する(保険会社に問い合わせ)
- 払済保険への変更が可能か確認する(保険料を止めて据え置く)
- 満期まで5年以内であれば、基本的に継続を推奨
- 解約する場合は、代替手段への移行計画を立ててから実行する
- 解約後の保障の穴を別の保険でカバーする
学資保険の解約は「損か得か」だけで判断するのではなく、家庭の状況・保障の必要性・代替手段の確保をトータルで考えることが大切です。迷う場合はFP(ファイナンシャルプランナー)への無料相談も活用しましょう。
保険料の支払いもカード払いにして1%ポイント還元。年間保険料が10万円なら1000円分。 👉 楽天カードに申し込む
あわせて読みたい・おすすめサービス
子どもの教育費は早めの積立が鉄則。楽天ポイントでの投資も可能。 👉 楽天証券の公式サイトを見る
子育て費用・習い事代をカード払いにしてポイント条件は公式で確認〜。 👉 楽天カードに申し込む
料金条件は公式で確認でFP・簿記・宅建が学べる。育休中・子育て中の学習に最適。 👉 オンスク.JPで講座を見る
インズウェブ
保険比較保険料は、更新前に一括比較して固定費を見直す
自動車保険や保険見直しの記事では、補償条件をそろえて複数社を比べる導線が高意図です。
- ✓ 無料で複数社の条件を比較しやすい
- ✓ 更新前の保険料チェックに使える
- ✓ 補償内容を落とす前に比較できる
見積条件、対象保険、キャンペーン内容は公式サイトで確認してください。
暮らしとお金のカフェ 編集部
副業・節税・フリーランス・資産形成の実践的な情報を発信。暮らしとお金をもっとよくするために、やさしい言葉で情報をお届けします。

