暴落相場の乗り越え方:投資家が絶対やってはいけない行動
株式市場の暴落時に投資家が取るべき行動と、絶対やってはいけないNG行動を解説。暴落を「チャンス」に変えるための心構えと具体的な対処法を紹介します。
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株式市場の暴落時に投資家が取るべき行動と、絶対やってはいけないNG行動を解説。暴落を「チャンス」に変えるための心構えと具体的な対処法を紹介します。
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暴落はいつか必ず来る
投資を始めた方に、ぜひ覚えておいてほしいことがあります。「株式市場は必ず上がり、そして必ず暴落する」という事実です。
過去の主な暴落:
- リーマンショック(2008年):S&P500が約-57%下落
- コロナショック(2020年3月):1ヶ月で約-34%下落
- 2022年の下落相場:S&P500が約-25%、ナスダックは約-35%下落
これらの暴落を乗り越えた長期投資家は、その後の回復・上昇で大きな利益を得ています。問題は「暴落が来ること」ではなく、「暴落時にどう行動するか」です。
暴落時に絶対やってはいけない5つのNG行動
NG行動1:「全部売って様子見する」
暴落時に最もやってはいけないことが「すべて売却して現金化すること」です。
なぜなら:
- 「底値」はリアルタイムではわかりません。売った後さらに下がることも、翌日反転することも
- いったん売ってしまうと「どのタイミングで買い直すか」という難問が生じます
- 売却益への課税(特定口座)で、さらに資産が減少します
実際のデータ: コロナショック(2020年3月の底値)から半年以内に株価はほぼ完全に回復しました。底値で売った人は回復のリターンを逃しました。
NG行動2:「レバレッジをかけて早期回復を狙う」
「暴落したから安い。レバレッジETFで一気に回収しよう」という発想も危険です。
レバレッジETFは短期売買のための商品であり、長期保有には向いていません。下落が続く「下落トレンド」では、日々の複利効果で損失が雪だるま式に拡大する「逓減効果」が発生します。
NG行動3:「積立を止める」
暴落時にもっとも損をする行動の一つが「積立を止めること」です。
積立投資(ドルコスト平均法)の最大のメリットは、「下落時に多く買える」点にあります。同じ金額でも株価が低い時は多くの口数を購入できるため、回復時の利益が大きくなります。
暴落こそ、積立を継続・増額するチャンスです。
NG行動4:「ニュースや情報を見続ける」
暴落時に経済ニュースやSNSを見続けると、悲観的な情報に囲まれ、感情的な判断をしやすくなります。
「経済崩壊」「第二のリーマン」「株は終わり」といった煽り記事は、メディアが閲覧数を稼ぐために書いていることがほとんどです。一時的にニュースを見る時間を減らすことも一つの対策です。
NG行動5:「家族や友人に相談して動く」
投資の判断は個人差が大きく、リスク許容度も異なります。暴落時に投資経験の少ない周囲の人に相談すると、「早く売った方がいい」という感情的なアドバイスをされることが多く、判断を歪めます。
暴落時にやるべき5つの正しい行動
正しい行動1:積立投資を継続(または増額)する
暴落は「セール」です。定価5,000円の商品が3,000円で買えると考えれば、積立を止めることがいかにもったいないかわかります。
余裕資金がある方は、暴落時に積立額を一時的に増やすことも有効な戦略です。
正しい行動2:保有資産の「質」を確認する
暴落時は保有資産を見直す良い機会です。以下の質問に答えてみましょう:
- 「なぜこの投資信託・株式を買ったのか?」
- 「10年後もこの会社・インデックスは存在しているか?」
- 「このポートフォリオで問題なければ、何も変える必要はない」
正しい行動3:現金比率を確認し、生活防衛資金を確保する
暴落時に資産を売らなくて済むように、生活費3〜6ヶ月分の現金は常に確保しておきましょう。この「緊急資金」があることで、投資資産を守れます。
正しい行動4:長期チャートを見て冷静になる
日経平均・S&P500の過去30〜50年のチャートを見てください。リーマンショックもコロナショックも、長期チャートの中では「一時的な下落」に見えます。
「今は下落しているが、長期的には右肩上がりだ」という確信を持てれば、暴落への恐怖が和らぎます。
正しい行動5:「暴落ルール」を事前に決めておく
感情的にならないために、暴落前に自分のルールを決めておくことが最も有効です。
例:
- 「-20%以上の暴落時は、月の積立を3倍にする」
- 「どんな状況でも積立は止めない」
- 「特定口座の投資信託は10年間は売らない」
このルールをノートやスマホのメモに書いておき、暴落時に見返しましょう。
歴史的な暴落からの回復事例
| 暴落 | 最大下落幅 | 回復にかかった年数 |
|---|---|---|
| リーマンショック(2008) | -57% | 約4年 |
| コロナショック(2020) | -34% | 約6ヶ月 |
| 2022年下落 | -25% | 約1〜2年 |
| ドットコムバブル崩壊(2000) | -49% | 約7年 |
長期的に見ると、米国株式市場はすべての暴落から回復し、新高値を更新してきました。これが長期インデックス投資が有効とされる根拠の一つです。
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暴落を「怖くなくなる」ための心構え
「暴落は資産形成の味方」と理解する
長期投資家にとって、暴落は「安くたくさん買えるチャンス」です。毎月積立投資をしている人は、暴落時に「安値で多く仕込んでいる」状態になります。
「自分のリスク許容度を知る」
暴落時に「夜眠れない」「仕事に集中できない」という状態は、リスクを取りすぎているサインです。このような場合は、回復後に資産配分を見直し、株式比率を下げることを検討しましょう。
「投資は1〜2年の話ではない」を常に意識する
短期的な値動きに一喜一憂するのは、投資を「ギャンブル」として見ているからです。長期投資は10〜30年単位で考えるものです。その視点で見ると、1〜2年の暴落は「誤差」に過ぎません。
まとめ:暴落を乗り越えた人だけが、長期投資の恩恵を受ける
暴落相場を乗り越えるための原則をまとめます:
- 積立を止めない(むしろ増額を検討)
- 全売却しない(底値は後からしかわからない)
- ニュースから距離を置く
- 長期チャートを見て冷静になる
- 事前にルールを決めておく
市場が下落しているとき、あなたの行動が将来の資産を決定します。暴落を「恐怖の出来事」から「長期投資の一部」として受け入れられた時、本当の長期投資家への第一歩を踏み出せます。
本記事は情報提供を目的としており、特定の投資商品の購入を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。
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