社会保険労務士(社労士)の取り方:難易度・合格率・仕事内容まとめ
社労士試験の難易度・合格率・勉強時間から試験後の仕事内容・年収まで徹底解説。人事・労務のプロとして活躍するための社労士取得ガイドを完全網羅。
✓この記事でわかること
社労士試験の難易度・合格率・勉強時間から試験後の仕事内容・年収まで徹底解説。人事・労務のプロとして活躍するための社労士取得ガイドを完全網羅。
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社会保険労務士(社労士)は、労働・社会保険に関する専門家として企業や個人をサポートする国家資格です。「取るのが難しい資格」として知られますが、取得後の安定性と専門性の高さから人気があります。
この記事では社労士試験の概要・合格戦略・取得後のキャリアまで詳しく解説します。
社労士の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 社会保険労務士 |
| 試験実施機関 | 全国社会保険労務士会連合会 |
| 試験日 | 毎年8月第4日曜日(2026年は8月23日予定) |
| 合格率 | 6〜7%(例年) |
| 標準学習時間 | 800〜1,000時間 |
| 受験資格 | 大学卒業・実務経験など(条件あり) |
| 受験料 | 15,000円 |
社労士試験の難易度はどのくらい?
合格率6〜7%は、難関資格の中でも特に低い部類に入ります。
主な難関資格との比較
| 資格 | 合格率 | 標準学習時間 |
|---|---|---|
| 社労士 | 6〜7% | 800〜1,000時間 |
| 宅建士 | 15〜17% | 300〜400時間 |
| FP2級 | 40〜60% | 150〜200時間 |
| 中小企業診断士 | 4〜5%(最終) | 1,000〜1,500時間 |
| 行政書士 | 10〜15% | 500〜700時間 |
難しい理由は主に2点:
社労士試験の出題構成
社労士試験は「選択式」と「択一式」の2形式で構成されます。
選択式(8科目・8問×5択)
| 科目 | 問題数 |
|---|---|
| 労働基準法・労働安全衛生法 | 各1問 |
| 労働者災害補償保険法 | 1問 |
| 雇用保険法 | 1問 |
| 労務管理その他(労一) | 1問 |
| 社会保険に関する一般常識(社一) | 1問 |
| 健康保険法 | 1問 |
| 厚生年金保険法 | 1問 |
| 国民年金法 | 1問 |
択一式(7科目・70問)
| 科目 | 問題数 |
|---|---|
| 労働基準法・労働安全衛生法 | 10問 |
| 労働者災害補償保険法 | 10問 |
| 雇用保険法 | 10問 |
| 労務管理・その他 | 10問 |
| 健康保険法 | 10問 |
| 厚生年金保険法 | 10問 |
| 国民年金法 | 10問 |
合格基準の目安:選択式は各科目3点以上(8点満点)、択一式は総点45点以上(70点満点)かつ各科目4点以上。
効率的な学習戦略(800〜1,000時間の使い方)
フェーズ1:インプット期(最初の200〜300時間)
全10科目のテキストを一通り読み込みます。理解できなくても構いません。まず「全体像をつかむ」ことが目的です。
優先的に押さえる科目
- 労働基準法(すべての基礎)
- 健康保険法(出題数・難易度ともに高め)
- 厚生年金・国民年金(年金の仕組みを理解)
- 雇用保険法(実務でも使いやすい)
フェーズ2:過去問演習期(300〜500時間)
過去問を科目ごとに解いていきます。最低でも5年分を2〜3周することが必要です。
過去問活用のコツ
- 間違えた問題には必ずチェックをつける
- 「なぜ間違えたか」を毎回テキストで確認する
- 正解した問題も「なぜ正解か」を説明できるようにする
フェーズ3:弱点補強・模擬試験期(残り300〜400時間)
過去問で明らかになった弱点科目を集中的に補強し、模擬試験で本番感覚を身につけます。
特に選択式は「足切り」が怖いため、全科目で3点以上が取れる状態を目指して弱点をなくします。
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社労士の仕事内容
社労士が行える業務は大きく3種類あります。
1号業務(独占業務):書類作成・提出代行
社労士にしかできない独占業務です。
- 労働保険・社会保険の手続き書類の作成・提出
- 就業規則の作成・変更
- 各種申請書・届出書の作成代行
2号業務(独占業務):帳簿書類の作成
- 労働者名簿・賃金台帳・出勤簿の作成
- 雇用契約書・労使協定書の作成
3号業務(非独占業務):相談・コンサルティング
- 人事・労務に関する相談・指導
- 給与制度・評価制度の設計
- 助成金申請のコンサルティング
- 働き方改革・ハラスメント対策の支援
社労士の年収・収入の実態
| 勤務形態 | 年収の目安 |
|---|---|
| 社労士事務所勤務(有資格者) | 300〜600万円 |
| 企業内社労士(人事部門) | 400〜700万円 |
| 独立開業(軌道に乗るまで) | 200〜400万円 |
| 独立開業(顧問先10社以上) | 500〜1,000万円以上 |
独立開業の場合、顧問先の獲得数が収入に直結します。顧問料の相場は中小企業で月2〜5万円程度です。
社労士取得後のキャリアパス
パターン1:社労士事務所での勤務
求人数が多く、未経験でも入所できる事務所もあります。実務経験を積みながら独立の準備をする人が多いです。
パターン2:企業内社労士(インハウス)
大企業の人事・労務部門に社労士として勤務するパターンです。安定した給与と専門家としての地位が両立できます。
パターン3:独立開業
開業社労士として個人や企業の顧問を務めます。初期は顧問先を増やすのが課題ですが、軌道に乗ると高収入も可能です。
勉強のスケジュール例(18ヶ月プラン)
| 期間 | 取り組み内容 |
|---|---|
| 1〜6ヶ月 | テキスト通読(全科目) |
| 7〜12ヶ月 | 過去問演習1〜2周 |
| 13〜15ヶ月 | 過去問3周・弱点補強 |
| 16〜17ヶ月 | 模擬試験・総仕上げ |
| 18ヶ月目 | 本番試験 |
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まとめ:社労士は「人事・労務のプロ」への確実な道
社労士は取るまでが大変ですが、取得後は安定した需要と専門性を持ち続けられる資格です。
社労士が向いている人
- 人事・労務・給与計算に関わる仕事をしている
- 会社の働き方改革・ハラスメント対策に関わりたい
- 独立・開業を将来的に考えている
- 助成金・補助金に詳しくなりたい
- 800〜1,000時間の学習時間を確保できる
長期戦になりますが、「人のキャリアと生活を守る」仕事ができる社労士は、AIが進化しても需要がなくならない専門職の一つです。
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