親の介護に備えるための事前準備と費用の考え方
親の介護は「突然始まる」ものです。慌てないために事前に準備しておきたいこと・費用の目安・介護保険の活用方法を、実践的にわかりやすく解説します。
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親の介護は「突然始まる」ものです。慌てないために事前に準備しておきたいこと・費用の目安・介護保険の活用方法を、実践的にわかりやすく解説します。
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2026年6月19日 制度改正確認済み
年金・医療・介護制度:年金額、在職老齢年金の基準額、高額療養費、介護保険料・自己負担は年度や所得区分で変わります。本文の金額は記載年の目安として読み、実際の受給・負担額は日本年金機構、厚生労働省、加入先へ確認してください。 公式情報を確認
通信サービス料金:携帯電話・SIM・光回線の料金、割引、キャンペーンは変更されます。本文中の月額は比較時点の目安として読み、申込み前にデータ量、通話、解約、工事費、提供エリアなどの最新条件を公式ページで確認してください。 公式情報を確認
介護は「いつ始まってもおかしくない」ことです。でも事前に準備しておくことで、慌てず落ち着いて対応できます。今日は介護が始まる前に準備しておきたいことを、費用・制度・家族の連携の観点からご紹介します。
介護に関する基本的な数字を知る
まず介護にかかる現実の数字を把握しましょう。
| 項目 | 平均値(生命保険文化センター2021年調査) |
|---|---|
| 介護が始まった年齢 | 80.1歳 |
| 介護を担当した人 | 女性54.4%・男性45.6% |
| 介護期間 | 平均5年1ヶ月(4〜10年が多い) |
| 在宅介護の費用(月額) | 約4.8万円 |
| 施設介護の費用(月額) | 約12〜15万円 |
| 総費用の平均 | 約580万円 |
| 介護離職 | 約10万人/年(特に40〜50代女性) |
介護が5年間続くと、在宅なら約290万円、施設なら720〜900万円かかる計算です。これを事前に把握しておくことで、貯蓄・保険・親自身の財産の活用計画が立てられます。
事前準備1:親の資産・保険・年金を確認する
「お金の話は縁起が悪い」と後回しにしがちですが、元気なうちに確認しておくことが親子双方のためになります。
親に確認しておきたいこと
| 確認事項 | 内容 |
|---|---|
| 年金の受給額 | 国民年金・厚生年金の月額 |
| 貯蓄額 | 銀行口座・定期預金の総額 |
| 生命保険・医療保険 | 保険証券の保管場所・加入内容 |
| 介護保険(民間) | 加入しているか・保険金の内容 |
| 不動産 | 持ち家か賃貸か・ローンの有無 |
親の年金だけで施設費用が賄えるか確認しておくことが重要です。年金が月12〜15万円あれば施設の費用をほぼカバーできますが、8〜10万円の場合は貯蓄を取り崩すか、子どもが補填する必要が出てきます。
事前準備2:介護保険制度の基本を知る
日本には40歳以上全員が加入する「介護保険制度」があります。適切に使えば介護費用を大幅に抑えられます。
介護保険のサービス利用の流れ
- 要介護認定の申請(市区町村の窓口へ)
- 認定調査・主治医意見書
- 要支援1〜2・要介護1〜5の区分が決まる
- ケアマネジャーにケアプランを作ってもらう
- ホームヘルプ・デイサービスなどのサービスを開始
介護保険のサービス例と費用負担
| サービス | 内容 | 自己負担の目安(1割負担) |
|---|---|---|
| 訪問介護 | ホームヘルパーが自宅に来る | 1回約250〜500円 |
| デイサービス | 施設に通って入浴・食事・レク | 1日約700〜1,500円 |
| ショートステイ | 短期間施設に泊まる | 1泊約1,000〜2,000円 |
| 特別養護老人ホーム | 常時介護が必要な方の入居施設 | 月5〜15万円 |
自己負担は収入に応じて1〜3割です。多くの方は1割負担で利用できます。
事前準備3:「親の意思」を確認しておく
いざというとき最も困るのが「親の意思がわからない」状況です。元気なうちに確認しておきましょう。
確認しておきたい親の意思
- 在宅介護希望か施設希望か
- 延命治療についての考え(望む・望まない)
- 認知症になった場合の財産管理方法(成年後見制度・家族信託等)
- 葬儀・お墓についての希望
- エンディングノートの作成
エンディングノートとは:法的効力はないが、本人の希望・資産・保険・緊急連絡先などを記したノートです。100円ショップや書店で購入でき、記載することで家族が困らない準備ができます。
兄弟姉妹・家族での役割分担
介護は一人で抱え込まず、兄弟姉妹・配偶者・専門家を交えた役割分担が重要です。
| 役割 | 担当者の例 |
|---|---|
| 主な身体ケア・見守り | 同居する・近くに住む家族 |
| 金銭管理・手続き | 遠方の兄弟・信頼できる家族 |
| 情報収集・ケアマネ連絡 | 担当できる家族が分担 |
| 精神的サポート | 全員で交代しながら |
| 専門家への依頼 | ケアマネジャー・地域包括支援センター |
「地域包括支援センター」は市区町村が設置する高齢者の相談窓口です。介護の相談・要介護認定の支援・ケアプランの作成支援など幅広く対応してくれます。まずここに相談することをお勧めします。
まとめ
- 介護の平均費用は総額580万円・平均期間5年1ヶ月が現実の数字
- 親が元気なうちに年金額・貯蓄・保険の確認を済ませておく
- 介護保険制度を正しく使えば在宅介護の自己負担を大幅に抑えられる
- 親の「在宅か施設か」「延命治療への考え方」などを事前に確認してエンディングノートを活用する
- 一人で抱え込まず、地域包括支援センターに相談しながら兄弟姉妹で役割分担する
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