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定年前にやることチェックリスト:手続き・お金・健康

暮らしとお金のカフェ 編集部

定年前にやることチェックリスト:手続き・お金・健康について、具体的な方法・注意点・実践ステップを解説します。

この記事でわかること

定年前にやることチェックリスト:手続き・お金・健康について、具体的な方法・注意点・実践ステップを解説します。

税制・社会保険・金融制度・サービス料金・キャンペーン内容は変更されることがあります。 記事の内容は一般的な情報として確認し、申し込みや申告の前には公式サイト・税務署・年金事務所・専門家の最新情報もあわせて確認してください。
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この記事の目次

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定年前にやることチェックリスト:手続き・お金・健康

定年が近づくと、なんだか落ち着かない気持ちになりませんか?

やることが多そうなのに、何から始めたらいいのか…退職後の生活を思い描きながらも、現実的な手続きや準備で頭がいっぱい。そんなあなたのために、定年前に絶対押さえておきたいチェックリストをまとめました。

手続き・お金・健康の3つの視点から、順序立てて準備を進めれば、心に余裕を持って新しい人生をスタートできます。さっそく見ていきましょう。

お金の整理:退職金と年金の確認

定年を迎える前に、退職後の「お金の流れ」を完全に把握することが最優先です。

退職金の受け取り方を決める

退職金がいくら受け取れるのか、会社の担当窓口で確認しましょう。その上で、**一括受取か分割受取か(あるいはその組み合わせか)**を決める必要があります。

受け取り方 税制上のメリット 注意点
一括受取 退職所得控除あり(勤続年数で計算) 課税対象になる可能性
年金で分割受取 公的年金等控除が使える 受け取り期間中に会社の状況が変わる場合がある
一部一括・一部分割 両制度の利点を活用可能 手続きが複雑
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退職所得控除の計算方法は以下の通りです(2026年5月時点)。

勤続20年以下:40万円 × 勤続年数(最低80万円)
勤続20年超:800万円 + 70万円 × (勤続年数 − 20年)

例えば、35年勤続の場合は、800万円 + 70万円 × 15年 = 1,850万円が控除対象になります。これを超えた額が課税対象になるので、税理士や会社の経理部門に相談して、最適な受け取り方を検討してください。

公的年金の受給開始時期を決める

国民年金厚生年金の受給開始年齢は原則65歳ですが、60歳から75歳までの間で自由に選べます(繰上げ・繰下げ)。

  • 60歳で繰り上げ受給:年金額が約24%減額
  • 70歳に繰り下げ:年金額が約42%増額
  • 75歳に繰り下げ:年金額が約84%増額

健康寿命や家計の状況に基づいて判断が必要です。人生100年時代、長く受け取ることを前提に考える方が多くなっています。

税務関係の手続き:予想外の税負担を避ける

退職時は、税金の手続きが複数発生します。放置すると後々トラブルになるので、計画的に進めましょう。

退職所得の確定申告

退職金を受け取ったら、多くの場合は退職所得の受給に関する申告書を退職時に会社へ提出しているはずです。これにより、退職金から適切な税金が源泉徴収されます。

ただし、以下の場合は確定申告が必要になる可能性があります。

退職した年の確定申告期間は翌年2月16日〜3月15日です。うっかり忘れないようにカレンダーに記入しておきましょう。

住宅ローン控除の確認

まだ住宅ローンが残っている場合、年末のローン残高に対して0.7%の控除が受けられます(2024年以降の適用)。ただし、ローンを完済してしまうと控除は終了します。

完済予定の時期と、その後の税負担をシミュレーションしておくと、家計管理がスムーズになります。

健康保険と年金:失われた保障を埋める

企業の健康保険や福利厚生は、退職と同時に失われます。自分自身で新しい選択肢を選ぶ必要があります。

健康保険の切り替え

退職後の健康保険は、以下の3つの選択肢があります。

  1. 任意継続保険:会社員時代の健康保険を退職後も継続(最長2年間)
  2. 国民健康保険:市区町村役場で加入
  3. 家族の扶養に入る(配偶者や親が加入する健康保険など)

任意継続保険は保険料が比較的安定していますが、2年で終了するため、その後は国民健康保険への切り替えが必要です。国民健康保険は世帯や所得に応じて保険料が変わるため、退職前に市区町村でシミュレーションしておくことをお勧めします。

介護保険の開始

65歳になると、介護保険制度の被保険者として、介護保険料を支払い始めます。厚生年金から天引きされることが多いため、年金通知書で確認しておきましょう。

資産運用と老後資産:NISAiDeCoの活用状況を整理

定年前後のタイミングで、資産運用の方針も見直す必要があります。

NISAの生涯非課税限度額を把握する

2024年から新NISAが始まり、年間360万円(つみたて投資枠120万円 + 成長投資枠240万円)まで投資でき、生涯非課税限度額は1,800万円です(2026年5月時点)。

定年前にこれまでの投資成果を確認し、残りの非課税枠がどれくらいあるかを把握しておくと、定年後の資産運用計画が立てやすくなります。売却して枠を復活させることもできるので、ポートフォリオの見直しも検討してください。

iDeCoの受け取り準備

個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入している場合、60歳以降に受け取りが可能になります。ただし、通算加入者等期間(掛金を拠出していた期間)が10年未満の場合は、受け取り開始時期が遅くなるので注意が必要です。

受け取り方法を確認し、一時金で受け取る場合と年金で受け取る場合の税務上のメリット・デメリットを比較しておきましょう。一時金受取なら退職所得控除が使えるため、退職金との受け取りタイミングの調整が重要です。

生活基盤の整備:住まいと介護の準備

定年後の「生活の質」は、住環境と介護体制で大きく変わります。

住宅ローンと住み替えの検討

まだローンが20年以上残っている場合、完済予定年を確認しましょう。繰り上げ返済の余裕があれば、退職金の一部で返済してしまうのも選択肢です。年金額と月々の返済額を比べて、無理のない返済計画が立てられるかを判断してください。

また、この機会に住み替えの検討も大切です。子どもが独立して部屋が余っている、掃除や修繕が大変になるなど、人生のステージに合わせた住まい選びは、定年後の充実度に直結します。

親の介護計画と自分の将来設計

親の介護が迫っている場合、定年を機に介護休暇制度や介護サービスの利用を検討し始める時期です。同時に、自分たちが高齢になったときの介護体制も考えておくと、後々の決断がスムーズになります。

手続き関係:やることを時系列で整理

定年の3〜6ヶ月前から、以下の手続きを進めると安心です。

時期 手続き内容 確認先
6ヶ月前 退職金受け取り方法の決定 会社の人事部門
6ヶ月前 年金受給開始時期の相談 日本年金機構
3ヶ月前 健康保険切り替え検討 市区町村役場・会社窓口
1ヶ月前 各種保険契約の確認 生保・損保各社
退職時 退職所得申告書提出 会社窓口
翌年1月 確定申告の準備開始 税務署

健康と生きがい:人間ドックと人生100年設計

定年は「老後」ではなく、人生の新しいステージの始まりです。

定期健診と人間ドック

定年前にしっかりした健康診断を受け、体の状態を把握しておくことをお勧めします。企業の定期健診が受けられるのはあと少し。この機会に人間ドックの受診も検討してみてください。

定年後は自費での健診になるため、費用と受診頻度の計画を立てておくと安心です。

やりがいと人間関係の準備

仕事で得ていた「社会とのつながり」や「達成感」を、退職後にどう埋めるかは重要なテーマです。趣味の活動を始める、ボランティアに参加する、地域サークルに入るなど、今から小さく始めておくと、定年後のギャップが少なくなります。

特に配偶者がいる場合は、一緒に過ごす時間が急に増えるため、事前に話し合い、互いにやりたいことをシェアしておくと、夫婦関係もスムーズです。

まとめ

定年前の準備は、単なる事務手続きではなく、人生全体を見つめ直すプロセスです。

お金の流れ(退職金・年金・税金)を透明にし、生活基盤(保険・住まい)を整え、心身の健康やりがいを意識する。これらが揃って初めて、セカンドライフを充実させることができます。

退職金の受け取り方一つとっても、税制上の有利不利が大きく異なります。2026年5月時点での制度を確認し、必要に応じて税理士や社会保険労務士に相談することをお勧めします。

また、年金制度や税制度は毎年改正されるため、最新情報は国税庁ホームページや日本年金機構の公式サイトで確認を。定年に向けて、焦らず、着実に準備を進めていきましょう。

あなたの第二の人生が、心穏やかで、充実したものになることを願っています。

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