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リバランスとは何か:年1回やるべき作業

暮らしとお金のカフェ 編集部
編集部確認済み: 2026-06-19

投資のリバランスの仕組みと必要性を解説。なぜ年1回リバランスが必要なのか、具体的な方法・タイミング・税金への影響と、NISA口座でのリバランス方法を紹介します。

この記事でわかること

投資のリバランスの仕組みと必要性を解説。なぜ年1回リバランスが必要なのか、具体的な方法・タイミング・税金への影響と、NISA口座でのリバランス方法を紹介します。

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この記事の目次

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リバランスとは何か:年1回やるべき作業

投資を始めると「リバランス」という言葉をよく聞きます。でも「そもそもリバランスって何をするの?」「本当に必要なの?」という疑問を持つ方も多いはずです。

この記事ではリバランスの仕組みと具体的な方法を、初心者にもわかりやすく解説します。


リバランスとは何か

リバランスとは、保有している投資商品の割合が当初の目標配分からずれたときに、元の割合に戻す作業のことです。

具体例で理解する

当初の目標配分(100万円)

  • 株式:70万円(70%)
  • 債券:30万円(30%)

1年後、株式が値上がりして

  • 株式:87万円(80%)
  • 債券:33万円(20%を割り込む可能性)
  • 合計:120万円

この状態が「ポートフォリオのずれ」です。

リバランスの方法

  • 株式を一部売却(87万円→84万円)
  • 売却資金で債券を購入(33万円→36万円)
  • 株式:84万円(70%)/ 債券:36万円(30%)に戻す

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なぜリバランスが必要なのか

理由1:リスクが意図せず高まる

株式は債券より値動きが大きい資産です。株式の割合が増えると、ポートフォリオ全体のリスクが高まります

当初70%の株式比率で設計したのに、気づけば85%になっていた――これは当初想定より高いリスクを取っている状態です。

理由2:「高く売って安く買う」が自動的に実現される

リバランスでは、値上がりした資産(株式)を売って、相対的に安くなった資産(債券)を買います。

これは投資の基本原則「高く売って安く買う」を、意識することなく実践できる仕組みです。

理由3:感情的な判断を排除できる

「株式が上がっているから株式をもっと買いたい」という感情は、実は「高い時に買う」行動に直結します。

リバランスのルールに従って機械的に行動することで、感情による判断ミスを防げます。


リバランスの頻度:いつやるべきか

方法1:年1回(定期リバランス)

毎年決まった時期(年始・誕生月など)にリバランスを行う方法。シンプルで管理しやすい。

おすすめの時期

  • 1月(新NISA枠が更新されるタイミング)
  • NISA枠の翌年分が使えるようになったとき

方法2:ずれが一定以上になったときに実施(許容範囲リバランス)

株式:70%の目標に対して、±5〜10%ずれたらリバランスする方法。

  • 株式が75%以上になったら実施
  • 株式が65%以下になったら実施

このルールを設定しておけば「判断する手間」が省けます。

どちらがいいか?

初心者には年1回の定期リバランスが最もシンプルで管理しやすいです。「毎年1月の第1週にポートフォリオを確認する」と決めておけばOK。


リバランスの具体的な方法

方法A:売買でリバランス

値上がりした資産を売り、相対的に安くなった資産を買う王道の方法。

手順

  1. 現在の各資産の評価額を確認する
  2. 目標配分との差を計算する
  3. 超過している資産を売却
  4. 不足している資産を購入

課題:課税口座では売却のたびに税金が発生します。

方法B:積立額の配分を調整する(買い増しリバランス)

売却はせずに、積立の配分を変えることでバランスを整える方法。

例:株式が増えすぎた場合、一時的に債券への積立額を増やす。

メリット:売却しないため税金が発生しない デメリット:ずれを戻すのに時間がかかる

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NISA口座でのリバランスの注意点

NISA口座での売却には注意が必要です。

注意点:NISA口座で売却しても、その年の非課税枠は復活しません(翌年に復活)。

例:NISA口座で100万円分を売却した場合

  • その年の非課税枠は100万円分消費されたまま
  • 翌年1月1日に100万円分の枠が復活

そのため、NISA口座のリバランスは年1回・新NISA枠の更新タイミングに合わせて行うのが合理的です。


リバランス時の税金

課税口座(NISA外)でのリバランス

売却益に約20%の税金がかかります。

例:100万円で買った株式が150万円に値上がりして売却 → 売却益50万円 × 20% = 税金10万円

NISA口座でのリバランス

利益が出ても税金は0円。ただし非課税枠の消費に注意(上記参照)。

このため、できるだけNISA口座内でリバランスを行い、課税口座での不必要な売却を避けることがコスト最小化につながります。


リバランスをサボるとどうなるか

「リバランスをしなかったらどうなる?」を具体例で見てみます。

2000年〜2022年の22年間、株式70%・債券30%で運用した場合

ケース 22年後の結果
毎年リバランスあり ほぼ目標の70:30を維持、リスクが安定
リバランスなし 株式比率が90%以上に拡大、リスクが大幅増加
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リバランスをしないと、市場の上昇局面でリスクが高まり、暴落時のダメージが当初の想定より大きくなります。


バランスファンドは自動リバランスしてくれる

「リバランスが面倒」という方には、バランスファンドという解決策があります。

「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」などのバランスファンドは、ファンド内部で自動的にリバランスが行われます。

投資家がやることは「毎月定額を積立するだけ」でOK。

デメリットは自分で配分を調整できない点と、信託報酬がやや高め(0.143%程度)な点ですが、シンプルさを重視する方には最適です。

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まとめ

  • リバランスとは、ずれた資産配分を元に戻す作業
  • 目的:リスク管理・「高く売って安く買う」の実践・感情排除
  • 頻度:年1回が最もシンプルで管理しやすい
  • 方法:売買リバランスか積立配分調整リバランスを選ぶ
  • NISA口座での売却は非課税枠の消費に注意が必要
  • バランスファンドを使えば自動リバランスが可能

リバランスは難しい作業ではありません。年に1回、保有資産の割合を確認して調整するだけ。これだけで長期投資の安定性が大きく高まります。

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