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年金を増やす方法5選:繰下げ受給・厚生年金の加算・iDeCoで手取りを最大化する

暮らしとお金のカフェ 編集部
編集部確認済み: 2026-06-19

年金を増やす方法5選:繰下げ受給・厚生年金の加算・iDeCoで手取りを最大化するについて、具体的な方法・注意点・実践ステップを解説します。

この記事でわかること

年金を増やす方法5選:繰下げ受給・厚生年金の加算・iDeCoで手取りを最大化するについて、具体的な方法・注意点・実践ステップを解説します。

税制・社会保険・金融制度・サービス料金・キャンペーン内容は変更されることがあります。 記事の内容は一般的な情報として確認し、申し込みや申告の前には公式サイト・税務署・年金事務所・専門家の最新情報もあわせて確認してください。
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この記事の目次

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年金を増やす方法5選:繰下げ受給・厚生年金の加算・iDeCoで手取りを最大化する

「年金って、もらう額を自分で増やせるんですか?」

はい、できます。意外と知られていないのですが、年金は受け取り方や働き方の工夫で、もらえる金額が大きく変わります。同じ保険料を払っていても、戦略次第で月に数万円の差がつくことも。

今日は「年金を増やす方法」を5つのアプローチでわかりやすく解説します。老後資金の不安が少しでも和らぐよう、具体的な数字と一緒にお伝えします。

そもそも公的年金はいくら受け取れるのか

まず現状を確認しておきましょう。公的年金(老齢年金)は、「基礎年金(国民年金)」と「厚生年金」の二層構造になっています。

年金の種類 誰が受け取れる 月額の目安
老齢基礎年金 全員(会社員・自営業とも) 約6〜7万円(満額)
老齢厚生年金 会社員・会社員など 勤務期間・収入による(平均月8〜9万円)
合計(会社員夫婦の場合) 月約14〜15万円が目安
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方法1:繰下げ受給で年金を大幅アップ

最もインパクトが大きいのが「繰下げ受給」です。

老齢年金は原則65歳から受け取れますが、受給開始を遅らせると、1ヶ月遅らせるごとに0.7%増額されます。

受給開始年齢 増額率 65歳受給と比べた増額分(例:月15万円の場合)
65歳(通常) 0% 月15万円(変わらず)
66歳(1年繰下げ) +8.4% 月約16万2,600円(月1万2,600円増)
68歳(3年繰下げ) +25.2% 月約18万7,800円(月3万7,800円増)
70歳(5年繰下げ) +42.0% 月約21万3,000円(月6万3,000円増)
75歳(10年繰下げ・最大) +84.0% 月約27万6,000円(月12万6,000円増)

70歳まで繰り下げると、65歳受給と比べて月6万円以上も増える計算です。

ただし、繰下げには「損益分岐点」があります。65歳ではなく70歳から受け取り始めた場合、65歳受給の累計額に追いつくのは約12年後の82歳頃です。平均寿命(男性81歳・女性87歳)と自分の健康状態を考えながら判断しましょう。

健康に自信がある方・65〜70歳頃も収入がある方には、繰下げ受給は非常に有効な戦略です。

繰下げの注意点

  • 繰下げ待機中は年金を受け取れないため、65〜70歳の生活費は別途確保が必要
  • 加給年金(配偶者加算)は繰下げ中に停止するケースがある
  • 障害年金・遺族年金を受け取っている場合は繰下げできない

方法2:60〜65歳も働き続けて厚生年金を増やす

厚生年金は「加入月数」と「報酬(給与)」の積み上げで決まります。60歳以降も会社員・会社員などとして働けば、その分だけ厚生年金が増えていきます。

60歳以降も厚生年金に加入し続けた場合の試算

月給25万円で60〜65歳の5年間(60ヶ月)働いた場合の厚生年金の増加額(概算):

増加分 ≒ 約3,000〜5,000円/月(収入・加入期間によって変動)

月5000円の増加でも、20年間受け取れば総額120万円の差になります。「定年後の再雇用でも厚生年金には加入できる」という点を知っておくと、仕事の選び方が変わるかもしれません。

働き方 厚生年金への影響
正社員・再雇用(週30時間以上) 厚生年金に加入、保険料負担あり・年金は増加
パート(週20時間以上・101人以上企業) 2022年以降の改正で加入義務あり
フリーランス・自営業 国民年金のみ(厚生年金への加入不可)

「定年後にパートで働くなら、厚生年金に入れる会社を選ぶ」という視点も、老後の年金設計に大きく効いてきます。

方法3:任意加入でもらい漏れを防ぐ

国民年金の満額(基礎年金の満額)を受け取るには、20〜60歳の40年間(480ヶ月)の加入が必要です。学生時代や自営業時代に未納・免除があって「加入月数が足りない」方は、60〜65歳の間、任意加入することで不足分を補えます。

未加入月数 月々の影響額(概算) 5年間任意加入した場合の増加額
12ヶ月(1年分) 月約1,600円減 最大月1,600円を回復
60ヶ月(5年分) 月約8,000円減 最大月8,000円を回復

保険料は月約1万6,980円(2024年度)。1年払えば将来の年金が月約1,600円増え、受給期間が10年以上あれば「元が取れる」計算になります。

方法4:iDeCoで老後の手取りを増やす

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、老後資産形成と節税を同時にできる制度です。年金そのものの増額ではありませんが、老後の「手取り収入」を増やすという意味で非常に有効です。

iDeCoの主なメリット

メリット 内容
掛金が全額所得控除 毎月の掛金が所得税住民税の節税になる
運用益が非課税 通常なら利益に約20%課税されるが、iDeCo内は非課税
受取時も税優遇 退職所得控除・公的年金等控除が使える

節税効果の試算(年収500万円・掛金月2万円の場合)

項目 金額
年間掛金 24万円
所得税率 20%(仮定)
住民税率 10%
年間節税額 24万円×30%=約7万2,000円
30年間の節税総額(概算) 約216万円

毎月2万円を30年間積み立てると元本720万円。年利3%で運用できれば約1,155万円になります(複利計算)。さらに上記の節税効果216万円を加えると、実質的な資産形成効果は1,370万円超になる計算です。

掛金の上限(月額)

加入者の種類 上限額
会社員(企業年金なし) 月2万3,000円
会社員(企業確定拠出年金あり) 月2万円
自営業・フリーランス 月6万8,000円
会社員など 月1万2,000円

方法5:NISAとiDeCoを組み合わせて老後資産を最大化

iDeCoは「老後専用(60歳まで原則引き出せない)」ですが、NISAは「いつでも引き出せる」のが特徴です。この2つを組み合わせることで、柔軟性と節税効果を両立できます。

制度 節税メリット 引き出し おすすめの使い方
iDeCo 掛金が所得控除になる(現役中の節税) 60歳以降 確実に老後まで置いておく資金に
NISA(つみたて投資枠) 運用益・配当が非課税 いつでも可 老後手前の10年・急な入用にも対応

おすすめの組み合わせイメージ

老後資産形成のお金を「老後専用(iDeCo)」と「柔軟に使えるNISA」に分けておくと、いざというときに困りません。

  • iDeCo:月1〜2万円 → 所得控除の恩恵を受けながら、確実に老後まで積み立て
  • NISA(つみたて):月1〜3万円 → 老後だけでなく、60代前半の生活費にも使える柔軟な積立

早く始めるほど複利効果が大きくなります。「いつか始めよう」ではなく、今日から少額でも動き始めることが大切です。

iDeCo・NISA のざっくり比較表

比較項目 iDeCo NISA(つみたて投資枠)
年間の非課税枠 掛金上限まで 年120万円(つみたて)
掛金控除 あり(全額所得控除) なし
引き出し制限 60歳まで不可 なし
元本割れリスク あり(投資信託 あり(投資信託)
対象年齢 20〜65歳 18歳以上

まとめ

年金を増やす方法は「何もしないと損をする制度」が多くあります。今日紹介した5つの方法を改めて整理します。

  1. 繰下げ受給:1年遅らせるごとに8.4%増額。70歳まで待てれば65歳比で月6万円超のアップも
  2. 60歳以降も厚生年金に加入:再雇用・パートでも厚生年金に入れる働き方を選ぶ
  3. 任意加入で未納期間を補う:国民年金の加入月数が不足している方は60〜65歳の5年間で補完できる
  4. iDeCoで現役中の節税+老後資産形成:掛金が全額所得控除になる節税効果が強力
  5. NISAと組み合わせる:iDeCoの縛りをNISAの柔軟性で補い、老後資産を最大化する

「年金は国に任せるだけ」という時代は終わりつつあります。でも、難しく考えなくてもOK。まずは「ねんきんネット」で自分の年金見込み額を確認し、iDeCoかNISAのどちらかを今月から始めてみる——その小さな一歩が、10年後・20年後の手取りに確実に効いてきます。

暮らしとお金のカフェ 編集部

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