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ワンルームマンション投資のリアルなコスト

暮らしとお金のカフェ 編集部
編集部確認済み: 2026-06-19

ワンルームマンション投資の見えにくいコストと収支構造を、表面利回り・実質利回り・税金の観点から具体的に解説します。

✓この記事でわかること

ワンルームマンション投資の見えにくいコストと収支構造を、表面利回り・実質利回り・税金の観点から具体的に解説します。

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この記事の目次

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こんにちは、暮らしとお金のカフェへようこそ。今日は「ワンルームマンション投資のリアルなコスト」について解説します。

「節税になる」「家賃で老後安心」というセールストークで広がるワンルームマンション投資。実際の収支とコストは、想像よりかなり厳しいことが多い領域です。

表面利回りと実質利回りの違い

不動産投資で必ず混同される2つの利回りです。

区分 計算式 内容
表面利回り 年家賃収入 ÷ 物件価格 経費を考慮しない単純利回り
実質利回り (年家賃−年経費)÷(物件価格+諸費用) 実態に近い利回り

販売資料の「利回り8%」は表面、実質は4〜5%程度というケースが少なくありません。

ワンルームの主な収支

新築ワンルームの典型的な収支構造です(東京都心部の一例)。

項目 月額
家賃収入 9万円
管理費・修繕積立金 △1.5万円
賃貸管理委託料(家賃の5%) △0.45万円
固定資産税(月割) △0.8万円
ローン返済(借入3,000万円・35年・1.7%) △9.5万円
月収支 △2.25万円

家賃をそのまま全額受け取れるわけではない点が重要です。

35年間の総コストイメージ

物件価格3,000万円・諸費用込み3,200万円の場合の概算です。

項目 金額
物件価格 3,000万円
諸費用(仲介・登記・税金等) 200万円
35年ローン総支払額 約3,800万円
修繕積立金・管理費35年累計 約630万円
退去時原状回復費(数回) 50〜100万円

総額で4,500〜4,700万円を支払う計算になります。

「節税になる」の真実

ワンルーム投資で「節税」と言われる主な仕組みは2つです。

ただし、これらは「赤字を出して節税」している構造です。本業の所得税は確かに減りますが、「キャッシュフローが赤字」では本末転倒です。

主なリスク

ワンルーム投資のリスクをまとめます。

  • 空室リスク(家賃ゼロ)
  • 家賃下落リスク(築年数経過で確実に低下)
  • 修繕費の増加(築20年以降に大規模修繕)
  • 入居者トラブル(家賃滞納等)
  • 売却時の値下がりリスク
  • 金利上昇によるローン負担増

家賃下落の現実

新築ワンルームの家賃は、築年数とともに徐々に下落します。

築年数 家賃水準
新築 100%
5年 95%
10年 90%
20年 80%
30年 70%程度

「新築時の家賃」が35年間続く前提のシミュレーションは現実的ではありません。

「サブリース契約」の落とし穴

家賃保証を謳うサブリース契約には、注意点があります。

  • 一定期間ごとに保証賃料が見直される
  • 数年ごとに減額交渉が来る場合も
  • 契約解除に違約金がかかることがある
  • 保証会社の倒産リスク

「家賃保証」は「現在の家賃」ではなく「見直し後の家賃」になりやすい仕組みです。

始める前に必ず確認すべきこと

  • 表面利回りではなく実質利回りで判断
  • 35年間の総支払額を把握
  • 修繕積立金の値上げ予定
  • 同地域の中古ワンルームの相場
  • 売却時の想定価格

ワンルーム投資が成立する条件

完全否定するわけではなく、以下のような条件が揃えば収益化できる場合もあります。

  • 立地が極めて良い(都心・駅近)
  • 自己資金比率が高い(30%以上)
  • 修繕積立金が十分
  • 家賃下落を織り込み済みの計算
  • 売却出口の戦略がある

まとめ

  • 表面利回りと実質利回りの差を必ず確認
  • 35年間で総支払額は物件価格の1.5倍規模に
  • 「節税」は「赤字キャッシュフロー」を意味する場合がある
  • 家賃下落・空室・修繕費の現実を織り込む
  • サブリース契約も保証賃料は見直される

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