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生命保険の必要保障額の計算方法:遺族に必要なお金

暮らしとお金のカフェ 編集部
編集部確認済み: 2026-06-19

生命保険の必要保障額の計算方法:遺族に必要なお金について、具体的な方法・注意点・実践ステップを解説します。

この記事でわかること

生命保険の必要保障額の計算方法:遺族に必要なお金について、具体的な方法・注意点・実践ステップを解説します。

税制・社会保険・金融制度・サービス料金・キャンペーン内容は変更されることがあります。 記事の内容は一般的な情報として確認し、申し込みや申告の前には公式サイト・税務署・年金事務所・専門家の最新情報もあわせて確認してください。
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生命保険の必要保障額の計算方法:遺族に必要なお金

こんにちは。カフェでコーヒーを飲みながらよく聞かれるのが「生命保険って、結局いくら入ればいいの?」という質問です。この答えは、実はあなたの家族構成や人生設計によって大きく変わります。今回は、難しく見える「必要保障額」の計算を、できるだけシンプルに解説していきます。

必要保障額とは何か

生命保険の保障額を決める際に登場するのが「必要保障額」という概念です。これは簡単に言うと、あなたが亡くなった時に、遺族が生活を続けるために必要なお金のこと。

多くの人が「いくらあれば十分か」を感覚で決めてしまいますが、それでは足りない場合も、逆に無駄に多い場合もあります。だからこそ、きちんと計算する価値があるのです。

重要なポイントは、必要保障額は人生のステージによって変わるということ。子どもが小さいときと、子どもが大学生になったときでは必要な額が違います。また、配偶者が働いているかどうかでも大きく異なります。

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遺族が生活するのに必要なお金の3つの要素

必要保障額を計算するには、大きく3つの要素を考える必要があります。

1. 遺族の生活費(毎月必要なお金)

まず基本となるのが、遺族が毎月いくら必要かということです。一般的に、家族が一人減ると生活費も20~30%減少するとされています。

家族構成 平均的な生活費(月額) 減額後の推定額(月額)
4人家族(会社員・配偶者・子ども2人) 約35万円 約25万円
3人家族(配偶者・子ども1人) 約28万円 約20万円
2人家族(配偶者のみ) 約24万円 約18万円
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ここで重要なのは、配偶者の収入をどう考えるかということ。例えば配偶者が月15万円の給与があれば、保障で補う金額はぐっと減ります。

2. 子どもの教育費

お子さんがいる場合、避けられないのが教育費です。小学校から高校までは公立を想定しても、大学進学時には大きな費用が必要になります。

高校までの教育費(公立想定)

  • 小学校:約200万円(6年間)
  • 中学校:約150万円(3年間)
  • 高校:約180万円(3年間)

大学進学時の費用

  • 国公立大学:約400~500万円(4年間)
  • 私立大学(文系):約600~700万円(4年間)
  • 私立大学(理系・医歯薬系):約800万円~(4年間)

子どもが現在8歳なら、大学進学まであと10年あります。その間に配偶者の収入で対応できれば、生命保険でカバーする必要はありません。逆に、まだ生まれたばかりなら、かなりの額をカバーする必要があります。

3. 整理費用と返済義務

遺族が直面するのは、生活費や教育費だけではありません。

葬儀費用:約150~200万円
相続税申告費用:数十万円
住宅ローン残高(団信未加入の場合):残存期間分

住宅ローンを組んでいる場合、ほとんどの人が「団体信用生命保険(団信)」に加入しています。これは、借り手が亡くなると自動的にローンが0になる保険。だからこの場合、保険でローン残高をカバーする必要はありません。

ただし団信に加入していない場合は、遺族にローン返済の義務が生じるため、その分をカバーする必要があります。

実例で計算してみる

では、具体的に計算してみましょう。

ケース1:35歳・会社員・配偶者専業主婦・子ども2人(8歳・5歳)

1. 遺族の生活費

  • 配偶者と子ども2人が生活するために月25万円が必要と仮定
  • 子どもが独立する(22年後)まで:25万円 × 12ヶ月 × 22年 = 6,600万円

2. 教育費

  • 長男:大学進学時(10年後)に国公立大学進学を想定 → 450万円
  • 次男:大学進学時(13年後)に国公立大学進学を想定 → 450万円
  • 合計:900万円

3. 整理費用など

  • 葬儀費用:200万円
  • 相続税申告:30万円
  • 小計:230万円

計算結果:必要保障額 = 6,600万 + 900万 + 230万 = 約7,730万円

ただし、配偶者がパート勤務で月8万円の収入があれば?

  • 生活費負担額:(25万 - 8万) × 12 × 22 = 4,488万円
  • 教育費:900万円
  • 整理費用:230万円
  • 修正後:約5,618万円

このように、家計の状況ひとつで必要保障額は大きく変わるのです。

ケース2:45歳・会社員・配偶者パート勤務・子ども1人(15歳)

1. 遺族の生活費

  • 配偶者と高校生の子が生活するために月22万円
  • 子どもが独立する(3年後)まで:22万 × 12 × 3 = 792万円

2. 教育費

  • 大学進学時(3年後)私立文系想定:650万円

3. 整理費用

  • 葬儀費用:200万円
  • 小計:200万円

計算結果:必要保障額 = 792万 + 650万 + 200万 = 約1,642万円

子どもが大きい場合、必要保障額はぐっと下がります。

貯蓄と保険のバランスを考える

計算結果を見ると「えっ、こんなに必要?」と驚く人も多いでしょう。でも忘れてはいけないのが、遺族には遺産や貯蓄もあるということです。

遺族が受け取るお金:

特に重要なのが遺族年金です。お子さんが18歳になるまで支給される「遺族基礎年金」と、配偶者がいる場合の「遺族厚生年金」があります。これだけで月10~15万円程度支給される場合も多いのです。

必要保障額 = 総必要額 - 遺族が受け取る他の資金

として考えることが重要。つまり、貯蓄がたくさんあれば、生命保険の保障は相対的に少なくて済みます。

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保障額を決める際の注意点

計算結果が出たら、次のポイントに注意して最終的な保障額を決めましょう。

1. 保障期間を意識する
お子さんが独立するまでの期間が最も手厚い保障が必要です。その後は段階的に減額する「逓減型」の保険を選ぶと、保険料も抑えられます。

2. インフレを考慮する
20年後の生活費は今より高くなっている可能性があります。計算時に5~10%程度の余裕を持たせるのが現実的です。

3. 複数の保険は避ける
複数社で保険に入ると、管理も大変だし、保険料も余計にかかります。できれば1社でまとめるか、定期保険と終身保険の組み合わせ程度に留めましょう。

4. 定期的に見直す
子どもの誕生、子どもの独立、住宅ローン完済など、人生のターニングポイントで必要保障額は変わります。3~5年ごとの見直しがおすすめです。

よくある誤解

「生命保険は多いほど安心」と思い込む人がいますが、それは間違いです。必要以上の保障は、毎月の保険料という形で家計を圧迫するだけ。

また「年齢が若いから必要ない」という考えもリスク。特にお子さんがいる場合、若いほど遺族が長く生活費をカバーする必要があり、保障額は逆に大きくなることもあります。

まとめ

生命保険の必要保障額は、計算することで初めて見えてきます。難しそうに見えますが、要は3つの要素(生活費・教育費・整理費用)を積み上げ、遺族が受け取る他のお金を差し引くだけ。

自分の家族構成と人生設計を真摯に考えることで、「本当に必要な保障」が明確になります。それは同時に「無駄な保険料の削減」にもつながります。

このカフェでは、いつでもお金の相談をお聞きしています。「自分たちの場合はいくら必要?」という疑問が出たら、ぜひ一度計算してみてください。そして必要に応じて、保険代理店やFPに相談するのも良い選択肢。大事なのは「なんとなく」ではなく「根拠を持って」決めることです。

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