フリーランスが経費にできるもの完全リスト:自宅・スマホ・書籍
フリーランス・個人事業主が経費計上できるものを完全網羅。自宅家賃・スマホ代・書籍・交通費など按分ルールと注意点を分かりやすく解説。
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フリーランス・個人事業主が経費計上できるものを完全網羅。自宅家賃・スマホ代・書籍・交通費など按分ルールと注意点を分かりやすく解説。
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経費とは何か:節税の基本を理解する
経費(必要経費)とは、事業を行うために必要な支出のことです。経費として計上した金額は収入から差し引かれるため、課税所得が減り、結果として所得税・住民税が低くなります。
例えば、年間収入が500万円で経費が100万円あれば、課税所得は400万円になります。この差額100万円に対する節税効果は、税率20%なら20万円、税率30%なら30万円です。
フリーランスにとって経費の知識は、合法的な節税の核心です。ただし「業務との関連性」が認められないものは経費にできません。本記事では、フリーランスが経費にできるものをカテゴリ別に完全解説します。
経費になるものカテゴリ別完全リスト
1. 通信費
スマートフォン・携帯電話料金
仕事でスマホを使用している場合、業務使用分を按分して経費計上できます。
- 按分の考え方:1日の使用時間のうち業務時間の割合
- 一般的な按分率:仕事5〜7割、プライベート3〜5割
- 例:月額1万円で業務6割なら、6,000円を経費計上
按分率の根拠として、通話記録や業務ログを保存しておくと税務調査対応に有利です。
インターネット回線費用
自宅で仕事をしているフリーランスの場合、自宅のインターネット回線費用も同様に按分可能です。
- フルリモートワーク:5〜7割を経費計上する例が多い
- 事務所と自宅の両方がある場合:自宅分は適切な割合で按分
固定電話・FAX
事業専用の固定電話は全額、自宅と兼用の場合は業務割合で按分します。
2. 地代家賃
自宅兼事務所の家賃
在宅ワークのフリーランスが最も節税効果を発揮しやすい経費項目です。
- 按分の基準:床面積比が最もシンプルで税務署にも通りやすい
- 例:60㎡の部屋で12㎡(20%)を仕事に使用 → 家賃の20%を経費化
- 月家賃10万円なら2万円、年間24万円の経費計上が可能
持ち家の場合
持ち家の場合は、家賃ではなく「減価償却費」と「固定資産税」「ローンの利息部分」を按分して経費計上します(元本返済部分は経費不可)。
コワーキングスペース・レンタルオフィス
業務目的で使用するコワーキングスペースやレンタルオフィスの費用は全額経費になります。月額固定費・ドロップイン費用どちらも対象です。
3. 旅費・交通費
業務に関連する移動費用は経費として計上できます。
- 電車・バス・タクシー代:業務目的の移動(打ち合わせ・取材・研修など)
- ガソリン代・駐車場代:業務使用分(自家用車と兼用の場合は走行距離等で按分)
- 高速道路料金:業務目的の場合
- 出張の宿泊費:業務上必要な出張の場合
- 新幹線・飛行機代:業務目的の出張の場合
交通系ICカードの利用明細や領収書を保存しておくことが重要です。
4. 消耗品費
業務で使用する物品の購入費用です(1点10万円未満)。
- パソコン・タブレット・スマートフォン(按分が必要な場合あり)
- プリンター・インク・用紙
- 文房具・事務用品
- 外付けHDD・USBメモリ
- ヘッドフォン・マイク(業務用)
- デスク・椅子(業務用)
- 照明器具(業務用)
青色申告の少額減価償却特例(30万円未満)
青色申告者は30万円未満の資産を購入年に一括経費化できます。例えば、25万円のパソコンを購入した場合、白色申告では4〜5年かけて減価償却しますが、青色申告なら購入年に全額経費計上が可能です。
5. 新聞図書費
業務に関連する書籍・雑誌・新聞の購入費用です。
- 業務関連の専門書・参考書
- 業界誌・ビジネス書
- Kindleなど電子書籍(業務関連)
- オンライン有料記事・情報サービス(業務関連)
- 業界紙・日経新聞などの定期購読
「業務との関連性」が重要で、プライベートな読書の書籍代は経費になりません。ただし、多くのフリーランスが「業務知識向上のための書籍」として広めに解釈しています。
6. 広告宣伝費
自身のサービス・商品を宣伝するための費用です。
- Web広告費(Google広告・Meta広告など)
- 名刺・パンフレット・チラシの印刷費
- ウェブサイト制作費・ドメイン代
- SNS運用ツールの利用料
- 取材・撮影費用(プロフィール写真など)
7. 外注費・業務委託費
業務の一部を他者に委託した場合の費用です。
- デザイン・ライティングなどの外注費
- 経理・会計サポートの費用
- 翻訳・校正費用
- プログラミング・システム開発委託費
源泉徴収が必要な場合があるため注意が必要です(個人への外注で報酬が一定額以上の場合)。
8. 接待交際費
取引先との会食・贈答品などの費用です。ただし、個人事業主の場合、接待交際費は金額制限なく経費にできます(法人とは異なります)。
- 取引先との会食・接待
- 取引先への手土産・贈答品
- 業務関係者との懇親会費用
「業務との関連性」の証明のため、誰と、何のために使ったかをメモ・レシートに記録しておくことが重要です。
9. 研修費・セミナー参加費
業務スキル向上のための費用です。
- 業務関連のセミナー・研修参加費
- オンライン講座・スクール費用
- 資格取得のための受験料・教材費(業務関連)
- 勉強会・コミュニティの会費
10. ソフトウェア・サブスクリプション費用
業務で使用するソフトウェアやサブスクリプションサービスの費用です。
- Adobe Creative Cloud・Microsoft 365などのサブスク
- 会計ソフト(freee・マネーフォワードなど)
- プロジェクト管理ツール(Asana・Notionなど)
- AI ツール・ChatGPT Plus などの利用料
- クラウドストレージ(Dropbox・Google Driveなど)の有料プラン
- Zoom・Teams などのオンライン会議ツール(有料プラン)
経費にできないもの・注意が必要なもの
プライベートと区別できないもの
明らかにプライベート性が高く、業務との関連性を説明できないものは経費にできません。
- プライベートの食事・飲み会
- 家族との旅行費用
- 趣味・娯楽費(業務関連性がない場合)
生活費との混在に注意
食費・衣服代・美容院代などは、原則として経費にはなりません。ただし、ユニフォームとして必要な業務衣装や、業務に関連する衣装代(タレント・演者など)は経費として認められる場合があります。
経費管理のポイント:証拠書類の保存
税務調査に備え、以下の書類を適切に保存することが重要です。
- 領収書・レシート:購入日・金額・購入先・品名が分かるもの
- 電子領収書:PDFやメールのPDFも可(電子帳簿保存法の要件に注意)
- クレジットカード明細:日付・金額・支払い先
- 振込明細・銀行通帳コピー:外注費・賃料の支払い証明
法定保存期間は7年間(青色申告者)です。クラウドストレージや会計ソフトの取引添付機能を活用して整理しましょう。
按分の考え方まとめ
自宅兼事務所・スマホなど、プライベートと兼用するものは「業務使用割合」を合理的に見積もって按分します。
| 項目 | 按分基準の例 |
|---|---|
| 家賃・光熱費 | 床面積比 or 業務時間比 |
| スマホ代 | 業務通話時間比 or 業務時間比 |
| 車(ガソリン代など) | 業務走行距離比 |
| インターネット費用 | 業務使用時間比 |
按分率に明確なルールはありませんが、合理的な根拠があることが重要です。 極端に高い按分率は税務調査で問題になる可能性があるため、実態に即した割合を設定しましょう。
まとめ
フリーランスが経費にできるものは思ったより多く、適切に計上することで年間数十万円の節税効果が期待できます。特に自宅家賃・スマホ代・通信費の按分は、多くのフリーランスが見落としがちな節税ポイントです。
重要なのは「業務との関連性」と「証拠書類の保存」です。会計ソフトを活用して日々の記帳を習慣化し、確定申告時にスムーズに経費を計上できるようにしておきましょう。
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