教育ローンの種類と選び方:国の教育ローンvs民間ローン比較
教育ローンの種類と選び方を徹底比較。国の教育ローン(日本政策金融公庫)と銀行・民間の教育ローンを金利・審査・利用条件で比較し、賢い借り方・返し方を解説します。
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教育ローンの種類と選び方を徹底比較。国の教育ローン(日本政策金融公庫)と銀行・民間の教育ローンを金利・審査・利用条件で比較し、賢い借り方・返し方を解説します。
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教育ローンの種類と選び方:国の教育ローンvs民間ローン比較
子どもの大学進学が近づいているのに、教育資金が足りない——そんなとき頼りになるのが「教育ローン」です。
しかし、教育ローンにも「国の制度」と「民間のサービス」があり、金利・審査基準・利用条件が大きく異なります。知らずに選ぶと、不必要に高い利息を払い続ける羽目になることも。
この記事では、教育ローンの種類と賢い選び方を解説します。
教育ローンとは?奨学金との違い
まず、教育ローンと奨学金の違いを整理しましょう。
| 項目 | 教育ローン | 奨学金 |
|---|---|---|
| 借主 | 保護者 | 学生本人 |
| 用途 | 幅広い教育費用 | 主に学費・生活費 |
| 返済義務 | 保護者 | 学生本人(卒業後) |
| 受取時期 | 必要なタイミングで受け取れる | 月々受け取る |
| 審査 | 保護者の信用力を審査 | 学力・家計を審査 |
教育ローンは「大学入学金がすぐ必要」「奨学金の申請が通らなかった」などの緊急時に役立ちます。
国の教育ローン(日本政策金融公庫)
制度の概要
日本政策金融公庫が提供する「国の教育ローン」は、民間ローンより低金利で利用できる公的な制度です。
主な条件(2026年現在)
- 融資限度額:学生1人につき350万円(一定条件で450万円)
- 金利:固定金利(年1.95%程度・時期により変動)
- 返済期間:最長18年
- 対象:大学・大学院・短大・専門学校等
国の教育ローンの優れている点
- 低金利(固定):民間より金利が低く、将来の返済計画が立てやすい
- 在学中は利子のみ返済OK:月々の負担を抑えながら在学できる
- 幅広い費用に使える:授業料だけでなく、受験費用・入学金・一人暮らしの初期費用にも使える
- 保証人不要の選択肢あり:保証機関を利用すれば保証人が不要
国の教育ローンの注意点
- 世帯年収に上限がある(目安:子ども1人なら年収790万円以下)
- 審査に数週間かかるため、入学直前の申請は間に合わないことがある
- 融資限度額が最大350万円のため、それ以上の費用には対応できない
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民間の教育ローン(銀行・信用金庫等)
銀行の教育ローンとは
銀行や信用金庫が提供する教育ローンは、国の教育ローンより審査が緩やかで、利用範囲が広い場合もあります。
主な特徴:
- 金利:年2〜5%程度(変動・固定どちらもある)
- 融資限度額:500万〜1000万円程度
- 審査期間:数日〜2週間程度
民間教育ローンが向いているケース
- 国の教育ローンの所得制限に引っかかる場合
- 350万円以上の費用が必要な場合
- 素早く資金を調達したい場合
- メインバンクで優遇金利を受けられる場合
楽天銀行・ネット銀行の教育ローン
近年、ネット銀行の教育ローンが使いやすいと注目されています。
メリット:
- 24時間オンラインで申込み可能
- 審査結果が早い
- 書類のアップロードで手続き完結
デメリット:
- 対面での相談ができない
- 金利が固定か変動かを慎重に確認する必要あり
国の教育ローンvs民間ローン:徹底比較
| 比較項目 | 国の教育ローン | 民間ローン(銀行) |
|---|---|---|
| 金利 | 年1.95%程度(固定) | 年2〜5%程度 |
| 融資限度額 | 350万円(最大450万円) | 500万〜1000万円 |
| 審査期間 | 2〜4週間 | 数日〜2週間 |
| 所得制限 | あり(年収上限あり) | 原則なし |
| 対象費用 | 幅広い | 幅広い |
| 在学中の返済 | 元金据置可能 | 条件による |
| 保証人 | 機関保証で不要の場合も | 不要が多い |
結論:低金利・条件が合えば国の教育ローンを優先 条件が合わない場合やより高額が必要な場合は民間ローンを検討しましょう。
教育ローンの申請・審査で落ちないためのポイント
国の教育ローンの審査ポイント
- 世帯年収が上限内であること
- 返済能力があると判断されること(他のローン残高、勤務状況等)
- 必要書類を正確に準備すること
民間ローンの審査ポイント
- 信用情報に問題がないこと(延滞・債務整理歴など)
- 安定した収入があること
- 既存の借入が少ないこと
審査に落ちた場合の対処法
- 別の金融機関に申請する
- 連帯保証人をつけて再申請する
- 奨学金の追加申請を検討する
- 分割払いの交渉(大学の窓口)
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教育ローンの返済計画を立てる
月々の返済額の目安
350万円を国の教育ローン(年1.95%・15年返済)で借りた場合
| 返済期間 | 月々の返済額 | 総返済額 |
|---|---|---|
| 10年 | 約3.2万円 | 約384万円 |
| 15年 | 約2.3万円 | 約414万円 |
| 18年 | 約2.0万円 | 約432万円 |
在学中元金据置制度の活用
国の教育ローンでは、在学中(最大4年間)は利子のみを支払い、元金の返済を卒業後に開始できる制度があります。
在学中の月々の支払い(350万円、年1.95%の場合):約5,688円(利子のみ)
子どもが在学中の期間、保護者の負担を抑えることができます。
奨学金と教育ローンの組み合わせ
| 状況 | 推奨する組み合わせ |
|---|---|
| 教育資金がほぼ0の場合 | 国の教育ローン+奨学金(給付型優先) |
| 一時的な入学金だけ足りない | 国の教育ローン(少額) |
| 生活費も含めて不足 | 奨学金(第二種)+教育ローン |
| 高額な学費(医療系など) | 民間ローン+奨学金 |
まとめ:教育ローン活用の3原則
- まず国の教育ローンの要件を確認する(低金利のため優先)
- 借りる金額は「必要最小限」にする(利息負担を減らすため)
- 返済計画を子どもと一緒に立てる(子どもが返済の現実を知ることも大切な教育)
教育ローンは「借りれば解決」ではありません。返済計画を立て、できる限り事前の積立と奨学金で賄い、どうしても不足する分を補う手段として活用しましょう。
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