子ども1人を育てる総額:教育費と生活費を22年で試算
子ども1人を育てる総額:教育費と生活費を22年で試算について、具体的な方法・注意点・実践ステップを解説します。
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子ども1人を育てる総額:教育費と生活費を22年で試算について、具体的な方法・注意点・実践ステップを解説します。
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2026年6月19日 制度改正確認済み
子育て・教育・休業給付:児童手当、教育支援、育児休業給付は対象年齢、所得、子の人数、休業時期などで条件が変わります。2025年以後に始まった出生後休業支援給付などもあるため、本文の金額だけで判断せず、申請時点の公式条件を確認してください。 公式情報を確認
子どもが欲しいけど、実際のところ「どのくらいお金がかかるのか」って気になりませんか?雑誌やネットでは「3,000万円かかる」という数字が踊っていますが、正直なところ、ぴんときませんよね。
このカフェでは、子ども1人を産まれてから22歳になるまでの間に、実際にかかる生活費と教育費を、できるだけ現実的に試算してみました。数字だけじゃなく、「どこにお金がかかるのか」「どうやって貯めるのか」という実践的な話もしています。結婚を機に「子どもを持つかどうか」を考えている方にとって、意思決定の参考になればうれしいです。
0〜5歳:育児費用がかさむ時期
赤ちゃんから幼稚園までの時期は、想像以上にお金がかかります。ベビー用品、おむつ、粉ミルク、保育園代……。親たちが「この時期が一番大変」と口をそろえるのも納得です。
出産から1年間にかかる費用
出産一時金(健康保険から42万円)で大部分がカバーされますが、それでも自己負担が発生することがあります。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 出産費用(自己負担) | 10万〜30万円 |
| ベビー服・寝具 | 15万〜25万円 |
| ベビーカー・チャイルドシート | 20万〜40万円 |
| おむつ・ベビー用品(初年度) | 8万〜12万円 |
| 初年度合計 | 53万〜107万円 |
1〜5歳の生活費と保育費用
保育園に預ける場合、地域によって大きく異なります。認可保育園なら月額3万〜7万円程度ですが、認可外保育園だと10万〜15万円になることも。
- 保育園代(5年間):月額5万円と仮定して、年間60万円×5年 = 300万円
- 食費・おむつなど(毎月):追加で月3万〜4万円
- 幼稚園選択の場合:年間15万〜35万円程度
この時期の合計目安:380万〜450万円
6〜12歳:小学校時代の費用
義務教育が始まるので、学費そのものは安くなりますが、習い事や学用品でお金が増えていきます。
学用品と教材費
| 内容 | 金額 |
|---|---|
| ランドセル・制服 | 8万〜15万円 |
| 学用品・教科書 | 年間1万〜2万円×6年 |
| 給食費 | 月額4,000〜5,000円×6年 |
| 小学校6年間の合計 | 約40万〜60万円 |
習い事の選択肢
ここが親の判断で大きく変わるポイントです。
- 何もしない場合:年間0円
- 1つ習う場合:月額5,000〜8,000円 = 年間6万〜10万円
- 複数習う場合:月額15,000〜30,000円 = 年間18万〜36万円
「うちの子は習い事させたい」という家庭だと、6年間で60万〜200万円程度になることもあります。
この時期の合計目安:100万〜250万円(習い事の選択で大きく変動)
13〜15歳:中学時代の急加速期
中学入学を機に、グッと教育費が増える時期です。公立中学か私立中学か、進学塾に通うかどうかで、かかる金額が2倍以上も変わります。
公立中学と私立中学の比較
| 項目 | 公立中学(3年間) | 私立中学(3年間) |
|---|---|---|
| 授業料 | 0円 | 180万〜300万円 |
| 制服・教材費 | 15万〜25万円 | 20万〜40万円 |
| 給食費 | 18万〜24万円 | 30万〜45万円 |
| 合計 | 33万〜49万円 | 230万〜385万円 |
進学塾費用の現実
中学3年生になると、高校受験に向けて塾を検討する家庭がほとんどです。
- 塾なし:年間10万〜15万円(参考書・問題集のみ)
- 集団塾:月額12,000〜25,000円 = 年間15万〜30万円
- 個別指導塾:月額30,000〜60,000円 = 年間40万〜70万円
- 3年間の合計:45万〜210万円
この時期の合計目安(公立+塾なし):78万〜264万円
16〜18歳:高校時代の教育投資
高校も義務教育ではないので、学校選択が重要です。公立と私立で大きく異なります。
高校3年間の学費比較
| 項目 | 公立高校 | 私立高校 |
|---|---|---|
| 授業料(年間) | 0円(国庫補助) | 30万〜50万円 |
| 入学金 | 5,000〜15,000円 | 20万〜30万円 |
| 教科書・教材費 | 年間2万〜4万円 | 年間3万〜6万円 |
| 3年間合計 | 7万〜15万円 | 110万〜180万円 |
大学受験対策費
高3から本格化する受験準備にも要注意。
- 予備校代(通常):月額10,000〜20,000円
- 受験対策映像授業:月額3,000〜10,000円
- 受験年(1年間の合計):50万〜100万円
この時期の合計目安(公立高校選択):57万〜115万円
19〜22歳:大学時代の費用(選択肢が分かれるポイント)
ここからは、進路選択で大きく異なります。大学進学か専門学校か、国立か私立か。子どもの適性と家計を総合的に判断する時期です。
大学4年間の学費比較
| 内容 | 国立大学 | 私立大学(文系) | 私立大学(理系) |
|---|---|---|---|
| 授業料(4年間) | 240万円 | 400万〜500万円 | 500万〜700万円 |
| 入学金・手数料 | 28万〜30万円 | 20万〜30万円 | 20万〜30万円 |
| 教科書・教材 | 20万〜40万円 | 20万〜40万円 | 30万〜60万円 |
| 生活費(一人暮らしの場合) | 720万円(月6万円×48ヶ月) | 同じ | 同じ |
| 4年間合計 | 約1,008万円 | 1,160万〜1,260万円 | 1,270万〜1,510万円 |
進学しない場合(高卒で就職):約50万円(資格取得講座や初期経費)
この時期の合計目安:50万〜1,500万円(進路による大きな差あり)
0〜22歳「総額いくら?」シミュレーション
では、全てをまとめて、3つのシナリオで試算してみましょう。
パターンA:標準的な家庭(公立進学、一部習い事)
| 時期 | 金額 |
|---|---|
| 0〜5歳(保育園利用) | 380万円 |
| 6〜12歳(小学校、習い事1つ) | 120万円 |
| 13〜15歳(公立中、塾なし) | 90万円 |
| 16〜18歳(公立高校) | 70万円 |
| 19〜22歳(国立大学、自宅通学) | 450万円 |
| 22年間の合計 | 1,110万円 |
パターンB:手厚い教育投資型(習い事複数、私立中、塾通い)
| 時期 | 金額 |
|---|---|
| 0〜5歳(保育園利用) | 400万円 |
| 6〜12歳(小学校、習い事複数) | 200万円 |
| 13〜15歳(私立中) | 280万円 |
| 16〜18歳(私立高校) | 150万円 |
| 19〜22歳(私立大文系、一人暮らし) | 1,200万円 |
| 22年間の合計 | 2,230万円 |
パターンC:シンプル節約型(保育園なし、習い事なし、高卒で就職)
| 時期 | 金額 |
|---|---|
| 0〜5歳(祖父母サポート、在宅育児) | 150万円 |
| 6〜12歳(公立小学校) | 60万円 |
| 13〜15歳(公立中) | 75万円 |
| 16〜18歳(公立高校) | 65万円 |
| 19〜22歳(高卒で就職) | 50万円 |
| 22年間の合計 | 400万円 |
費用を減らすための実践的な工夫
総額を見ると大きく感じますが、賢く工夫することで圧縮できます。
すぐできる対策
-
認可保育園の活用:認可外より月2万〜5万円安い
-
制度・補助金の活用
- 児童手当(月10,000〜15,000円×15年)= 180万〜270万円
- 高等教育無償化(私立大でも授業料減免あり)
- 奨学金制度の検討
-
習い事の絞り込み:「本当に必要か」を毎年見直す
-
学用品の工夫:メルカリなどで制服・教材を中古購入
-
祖父母のサポート:必要に応じて頼る(保育費用が減)
長期的な貯蓄戦略
子どもが産まれるまでに、できるだけ貯蓄しておくことが重要です。
- 結婚から出産までに:150万〜300万円の貯蓄が目安
- 毎月の積立:子ども1人につき月3万〜5万円(小学校までに100万〜150万円貯める)
- 高校・大学資金:学資保険やジュニアNISAで計画的に
まとめ
子ども1人にかかる22年間の総額は、約400万〜2,230万円。家庭の選択によって、なんと5倍以上も差が出ます。
大切なのは「世間一般の平均がいくら」ではなく、「うちの家庭は何を優先するか」を決めることです。教育にしっかり投資したい家庭もあれば、シンプルに育てたいという価値観もあります。どちらが正解というわけではなく、ご夫婦の人生設計と価値観に合った道を選ぶことが大事なんです。
結婚を機に子どもを持つかどうかを考えているなら、パートナーと一緒にこの記事の試算を参考にして、「私たちの場合、大体どのくらい必要か」を話し合ってみてください。その対話こそが、人生設計の第一歩になりますよ。
暮らしとお金のカフェ 編集部
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