定期保険と終身保険の違いと選び方:掛け捨ては損か
定期保険と終身保険の違いと選び方:掛け捨ては損かについて、具体的な方法・注意点・実践ステップを解説します。
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定期保険と終身保険の違いと選び方:掛け捨ては損かについて、具体的な方法・注意点・実践ステップを解説します。
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定期保険と終身保険の違いと選び方:掛け捨ては損か
保険選びって、本当に悩ましいですよね。カフェで友人と話していると「定期保険って掛け捨てだから損じゃない?」という質問をよく耳にします。でも実は、定期保険と終身保険には、それぞれに優れた役割があるんです。今回は、この2つの保険の本質的な違いと、あなたの人生ステージに合った選び方をお伝えします。
定期保険と終身保険:まずは基本を押さえよう
保険選びの第一歩は「2つの保険が何が違うのか」を理解することです。
定期保険は、決められた期間(10年、20年、30年など)だけ死亡保障が続く保険です。契約期間中に亡くなった場合は、保険金が支払われます。一方、終身保険は、文字通り生涯にわたって保障が続く保険。いつ亡くなっても保険金が支払われるため、必ず保険金請求が実現します。
ここでポイントになるのが、掛け金の構造です。定期保険は「死亡リスクのコストのみ」を支払っているため、月々の保険料が安いのが特徴。終身保険は「死亡保障の費用+貯蓄部分」を支払うため、保料は高めですが、解約時に解約返戻金が戻ってくることがあります。
| 項目 | 定期保険 | 終身保険 |
|---|---|---|
| 保障期間 | 10年〜30年など決まった期間 | 生涯続く |
| 月々の保険料 | 安い | 高い |
| 契約期間満了後 | 保障終了(更新可の商品も) | 保障は継続 |
| 解約返戻金 | ほぼなし | あり(経過年数で増加) |
| 使い道 | 子育て期など期間限定の大きな保障 | 葬儀費用・相続対策など生涯保障 |
なぜ「掛け捨ては損」という思い込みが生まれるのか
ここが大切なポイントなんですが、「掛け捨ては損」という考えは、ちょっと視点がズレているかもしれません。
保険の本質を考えてみてください。保険とは、小さなお金を多くの人で出し合って、万が一のときに大きなお金を受け取る仕組みです。つまり、あなたが健康で長生きすれば、掛け金は「保障を買っていた代金」であって、損失ではなく必要な費用なんです。
「損」と感じるのは、おそらく「お金を払ったのに返ってこない」という感覚が理由だと思います。でも考えてみると:
- 火災保険:火事が起きなければ返ってこないですよね?でも「火事に備えられた」という価値がある
- 自動車保険:事故を起こさなければ返金されません。でも「もしもの時の安心」を買っている
- 定期保険も同じ。お子さんが小さい時期の大きな保障を低い保料で買っているのです
実際、子育て中に万が一のことが起きれば、定期保険の保険金は家族の人生を大きく守ります。その「守り」の価値と比べたら、掛け金は決して損ではないんです。
人生ステージ別:どちらを選ぶべき?
では実際に、あなたはどちらを選べばいいのでしょう。人生のステージごとに考えてみましょう。
子育て中盤(30代〜40代前半)の場合
このステージは、定期保険が活躍する場面です。理由は3つ:
- 必要な保障額が大きい:教育費、住宅ローン返済など、残された家族が必要とするお金が多い
- 保料負担を最小化したい:子どもの学費や養育費でお金がかかるため、保険料は安く抑えたい
- 保障期間が限定される:お子さんが独立するまで、つまり15〜20年程度の期間が勝負
このような場合、定期保険で大きな保障を安い保料で確保するのが合理的です。
具体例:年収500万円のサラリーマンの方
- 子ども2人、教育費などのため2,000万円の保障が必要
- 定期保険(20年型、2,000万円):月々約4,000円程度
- 終身保険(2,000万円):月々約30,000円程度
20年間の総支払額は、定期保険で約96万円、終身保険で約720万円。子どもが独立した後の保障がいらなければ、定期保険で十分な方が多いですね。
人生後期(50代〜60代)の場合
ここからは終身保険の出番が増えます。理由は:
- 葬儀費用・相続対策:必ず必要になる費用として機能する
- 保料負担が安定:定期保険は更新時に保料が大きく上がるため、終身保険に切り替えるなら早めがいい
- 貯蓄機能の活用:解約返戻金を、介護費用や相続税対策に活用できる
独身の方、または配偶者のいる方でも子どもがいない場合
この場合は、実は保険がいらない可能性も高いです。なぜなら、独身なら残された家族の養育義務がなく、必要な保障額は葬儀代程度(200〜300万円)に限られるから。その場合は、小額の終身保険1つで十分です。
定期保険の「更新」と「転換」:注意ポイント
定期保険選びで大切な落とし穴があります。それが契約更新時です。
定期保険の多くは、契約期間満了時に「更新」することで保障を続けられます。ただし、更新時には保料が大きく上がります。30代で月4,000円だった定期保険が、50代で更新するときは月12,000円になる、といったことが起こるんです。
そのため、定期保険を選ぶときは以下を確認しましょう:
- 更新時の保料予定額は提示してもらう
- 保険期間は何歳までが必要かを明確にする(例:お子さんが大学卒業まで)
- 更新時に見直す計画を立てておく(その時点で終身保険への切り替えも検討)
また、契約内容によっては「更新ではなく新規契約」になる場合も。保険会社に確認しておくことが大事です。
実際の選び方:決定フロー
最後に、あなたが定期保険と終身保険のどちらを選ぶべきか、実際に考える手順をお示しします。
ステップ1:必要な保障額を計算する
以下の合計が、あなたが必要とする保障額です:
- 残された家族の生活費:毎月の生活費 × 保障期間(年数)
- 子どもの教育費:進路予定による(高卒なら200万程度、大学進学なら500万程度)
- 住宅ローン残高(あれば)
- 葬儀費用:200〜300万円
例えば、年収500万円で子ども1人、あと15年間の保障が必要なら:
- 生活費:月20万 × 12ヶ月 × 15年 = 3,600万円
- 子どもの教育費:500万円
- 葬儀費用:300万円
- 合計:約4,400万円
ステップ2:保障期間を決める
- 末のお子さんが経済的に独立するまで
- または、住宅ローンが完済するまで
この2つのうち、期間が長いほうを目安にします。
ステップ3:保障額と期間から保険を選ぶ
必要な保障 & 期間が限定される → 定期保険がベスト
大きな保障 & 生涯必要 → 終身保険を軸に、定期保険で上乗せするハイブリッド型も有効
例えば「終身保険500万円(葬儀費用)+ 定期保険2,000万円(子育て期)」といった組み合わせは、多くの家庭で合理的です。
ステップ4:複数の見積もりを比較する
同じ保障内容でも、保険会社によって保料が異なります。最低でも3社から見積もりをもらい、比較することをお勧めします。この時点で、定期保険の更新時の保料予定額も確認しておきましょう。
まとめ
「定期保険は掛け捨てだから損」というのは、保険の本質を見落とした考え方です。実際には、定期保険は子育て期など、保障が必要な期間に大きな守りを安い保料で提供する、とても効率的な保険なんです。
一方、終身保険は「生涯の保障」と「貯蓄機能」を兼ね備えた保険で、人生後期や葬儀費用対策に活躍します。
大事なのは、あなたの人生ステージと必要な保障を正確に把握して、定期保険と終身保険を「使い分ける」こと。子育て中は定期保険で大きな保障を確保し、その期間を過ぎたら保障を絞るか終身保険に切り替える。こうした柔軟な選択が、保険本来の価値を引き出すコツです。
「掛け捨てだから損」ではなく「必要な期間に必要な保障を買っている」という視点を持つことで、保険選びの悩みも、かなりスッキリしてくると思いますよ。
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