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教員・教師のお金事情:退職金・年金・副業の実態と対策

暮らしとお金のカフェ 編集部
編集部確認済み: 2026-06-19

教員の退職金・年金・給与の実態と、副業・資産形成の方法を解説。公立学校教員と私立学校教員の違い、定年後の収入計画まで、教育職のお金の全体像を明らかにする。

この記事でわかること

教員の退職金・年金・給与の実態と、副業・資産形成の方法を解説。公立学校教員と私立学校教員の違い、定年後の収入計画まで、教育職のお金の全体像を明らかにする。

税制・社会保険・金融制度・サービス料金・キャンペーン内容は変更されることがあります。 記事の内容は一般的な情報として確認し、申し込みや申告の前には公式サイト・税務署・年金事務所・専門家の最新情報もあわせて確認してください。
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この記事の目次

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教員・教師のお金事情:退職金・年金・副業の実態と対策

「教員は安定している」というイメージがありますが、実際のお金事情はどうなっているのでしょうか。退職金の減少・共済年金の変化・給与体系の特殊性など、教員ならではのお金の問題があります。

この記事では、教員・教師が知っておくべきお金の全体像と、賢い資産形成の方法を解説します。


教員の給与の実態

公立学校教員の給与

公立学校教員は会社員などとして、各都道府県の給与条例に基づいた給与が支払われます。

経験年数 給与月額の目安(教諭)
初任(23歳程度) 約22〜25万円
10年目(33歳程度) 約30〜35万円
20年目(43歳程度) 約38〜45万円
30年目(53歳程度) 約45〜52万円
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教員給与の特徴:教員調整額として給与の4%が支給される(時間外手当の代わり)。しかし実態は月80〜100時間を超える残業をしている教員も多く、時間当たりの賃金は決して高くない。

私立学校教員の給与

私立学校は各法人が独自の給与規定を持ちます。

  • 上位校・人気校:公立より高い場合が多い
  • 中小規模私立:公立より低い場合もある
  • 格差が大きく、法人による差異が激しい

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教員の退職金:知っておくべき実態

公立学校教員の退職金

勤続年数 退職金の目安
20年 約1,000〜1,200万円
30年 約1,500〜1,800万円
定年(38〜40年) 約2,000〜2,400万円

ただし、退職金は年々減少傾向にあります。

2000年以前に比べると、退職金は大幅に削減されています。退職金だけで老後資金が賄えると考えるのは危険です。

途中退職した場合の退職金

途中退職(自己都合退職)の場合、退職金は定年退職の6〜7割程度に減額されます。

:30年勤めて自己都合で退職 → 約1,100〜1,300万円程度


教員の年金:共済年金から厚生年金への統合

2015年10月から、会社員など・教員の共済年金は厚生年金に統合されました。

項目 旧共済年金時代 現在(厚生年金統合後)
制度名 共済年金 厚生年金(+職域加算廃止→退職等年金給付)
年金水準 やや高め 一般会社員とほぼ同水準

つまり、「教員だから年金が手厚い」という時代は終わっています。

教員の老後資金の試算

65歳から受給開始の場合(30年勤務・夫婦):

  • 老齢厚生年金:月約16〜20万円(夫婦合計)
  • 退職等年金給付:月2〜3万円
  • 合計:月18〜23万円程度

夫婦の老後の生活費が月25〜30万円だとすると、毎月2〜12万円の不足が生じる計算です。


教員の副業:何がOKで何がNGか

公立学校教員は会社員などのため、副業は原則制限されています。

許可不要でできること

活動 条件
株式投資・NISA 制限なし
不動産投資 規模が小さければ可(5棟10室基準)
家庭教師 無報酬または少額であれば可
書籍執筆・原稿料 少額・単発であれば可
ブログ・アフィリエイト 匿名・小規模であれば可

原則禁止されること

  • 学習塾・予備校での有償授業
  • 塾経営・家庭教師センターへの常勤
  • 営利目的での継続的な副業

私立学校教員については、各法人の就業規則によります。公立ほど厳しくない場合も多いですが、必ず確認が必要です。


教員の賢い資産形成方法

方法1:iDeCoで節税しながら老後資金を積み立てる

公立学校教員のiDeCoの掛け金上限は月12,000円です。

iDeCoの節税効果(年収600万円の教員の場合)

  • 月12,000円の掛け金
  • 年間節税額:約43,000〜50,000円
  • 30年間の節税総額:約130〜150万円

節税しながら老後資金が積み立てられる、最優先で活用すべき制度です。

方法2:新NISAで長期積立投資

NISA口座では、投資利益が非課税になります。

教員向けの積立例(月3万円・想定利回り5%)

積立期間 積立総額 資産の目安
10年 360万円 約469万円
20年 720万円 約1,233万円
30年 1,080万円 約2,496万円

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方法3:ふるさと納税で節税する

年収600万円の教員の場合、控除上限額は約7〜9万円。この全額を寄付すれば、2,000円の自己負担で7〜9万円のお礼品がもらえます。


定年後の教員の働き方

教員の定年は65歳(段階的引き上げ中)ですが、定年後も働くことができます。

定年後の働き方 内容
再任用(フルタイム) 定年後も同じ学校で勤務(給与は下がる)
再任用(短時間) 週3〜4日程度の勤務
非常勤講師 担当授業のみ(時間給)
塾・予備校 現役時代より自由に働ける
家庭教師 フレキシブルに働ける

定年退職後は副業規制がなくなるため、現役時代には難しかった仕事も自由に選べます。


教員として働きながら資産を守る生命保険の考え方

教員は会社員などとして「共済組合の短期給付」があるため、民間の医療保険・生命保険は過剰になりがちです。

教員に必要な保険の考え方

保険の種類 必要性
医療保険 共済の給付で対応できる場合が多い・不要なケースも
生命保険 扶養家族がいる場合は必要・金額の精査を
就業不能保険 共済の休業補償が手厚いため不要なことが多い
がん保険 医療保険でカバーできれば不要な場合が多い

まとめ:「安定している」だけでは老後が不安になる時代

教員は確かに安定した職業ですが、退職金の減少・年金の統合・残業問題など、「安定だから何もしなくていい」という時代ではなくなっています。

教員が今すぐ始めるべきこと

  1. iDeCoを月12,000円で始めて節税する
  2. NISAで月3〜5万円の積立投資を自動化する
  3. ふるさと納税で確実な節税をする
  4. 退職金の見込み額を計算して老後の不足額を把握する
  5. 定年後のキャリアを早めにシミュレーションする

「教員として一生懸命働く」ことと「賢くお金を増やす」は両立できます。まずiDeCoとNISAを始めることから行動しましょう。

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