社会人が学べる通信制大学の選び方
社会人が学べる通信制大学の選び方について、具体的な方法・注意点・実践ステップを解説します。
✓この記事でわかること
社会人が学べる通信制大学の選び方について、具体的な方法・注意点・実践ステップを解説します。
この記事の目次
あわせて読みたい記事
社会人が学べる通信制大学の選び方|仕事と学びを両立させるコツ
こんにちは。今日は、カフェでよく聞く質問の一つ、「仕事をしながら大学で勉強したいんだけど、どう選べばいい?」についてお話しします。
実は、社会人が通信制大学で学び直すケースが増えています。キャリアチェンジ、教養を深める、資格取得のため…理由は人それぞれ。でも、選び方を間違うと、時間もお金も無駄になってしまいます。今回は、実際に選ぶ際の判断基準を、一緒に整理していきましょう。
社会人学生が増えている背景と現状
まず、全体像をつかんでおきましょう。
文部科学省のデータによると、通信制大学の在籍者数は、ここ10年で約3倍に増加しています。特に30代〜50代の学生数が伸びており、「学び直し」のニーズが確実に高まっているんです。
なぜ今、社会人が学ぶのか
働きながら学ぶ理由は、ひと昔前の「資格取得だけ」では済まなくなりました:
- キャリアチェンジ:異業種への転職時に学位が必要
- 教養・教養深化:仕事の視野を広げたい、教養を身につけたい
- 資格取得:看護師、教員免許、社会福祉士など職能資格の取得
- 人間関係・ネットワーク:同じ目標を持つ仲間との出会い
- 自己投資:給与の伸びが期待できる分野への知識習得
通信制大学は、こうしたニーズに応える仕組みになっているわけです。
通信制大学と通学制大学の決定的な違い
選ぶ前に、制度面をしっかり理解しておきましょう。
| 項目 | 通信制大学 | 通学制大学 |
|---|---|---|
| 学習形式 | テキスト学習+スクーリング | 対面授業が中心 |
| スクーリング | 年数回程度の集中講座 | 毎週〜毎日 |
| 卒業に要する年数 | 4年(最短3年半)が標準 | 4年が標準 |
| 学費(4年間) | 60万〜200万円 | 400万〜800万円 |
| 働きながらの両立 | 可能(ただし工夫必須) | 難しい |
| 取得できる学位 | 学士号(同等) | 学位 |
| サポート体制 | メール・オンライン中心 | 対面指導が豊富 |
通信制大学のメリットは、なんといっても自分のペースで学べること。朝5時に起床して1時間勉強する人もいれば、週末にまとめて勉強する人もいます。
ただし、「自分のペースで」というのは、言い換えると自分で管理しないと進まないということ。ここが、通学制との大きな違いです。
選ぶ前にチェック!5つの確認ポイント
実際に通信制大学を選ぶ際、どこを見るべきか?まずはこの5つを確認してください。
1. 学びたい専攻と卒業後の活かし方が一致しているか
「なんとなく大学に行ってみたい」では続きません。なぜその専攻なのかを明確にしましょう。
- 教育学を学ぶ→教員免許取得→教職に就く
- 経営学を学ぶ→起業知識を身につける→独立を目指す
- 福祉を学ぶ→福祉業界でキャリアアップ→資格取得
通信制大学の多くは、教育学、心理学、経営学、情報学など、実務的な分野を得意としています。自分のキャリアプランと照らし合わせることが大切です。
2. スクーリングの頻度と形式
通信制大学は、定期的に対面での講義(スクーリング)が入ります。これが仕事のスケジュールと合うかどうかが、続けられるかどうかの分岐点です。
- 集中スクーリング:夏休みや春休みに1週間の講座(5日連続など)
- 週末スクーリング:毎月数日間、土日に講義
- オンライン対応:テレビ会議システムで自宅参加
勤務スケジュールが固定的な職種なら、休暇スケジュールと照らし合わせて確認しましょう。
3. サポート体制と相談窓口
通信制大学は、サポート体制に大きな差があります。
いくつかの大学に直接問い合わせた場合の回答速度を見てみると:
- 優れたサポート:24時間以内の返信、専任の学生支援スタッフあり
- 標準的なサポート:2〜3日の返信、メール対応中心
- 最小限のサポート:1週間以上、対応が遅い
レポート作成でつまずいたときに、丁寧に相談に乗ってくれるかどうかは、継続のしやすさを大きく左右します。大学のウェブサイトだけでなく、実際に問い合わせて対応を感じてみることをおすすめします。
4. 学費と支払い方法
| 大学区分 | 年間学費目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 私立通信制大学 | 15〜50万円/年 | 学部によって変動 |
| 国立通信制大学 | 12万円/年 | 通学制同等、非常に安い |
| 短大通信制 | 10〜30万円/年 | 2年制で完了 |
学費だけでなく、スクーリング参加時の交通費・宿泊費も見込んでおきましょう。集中スクーリングで遠方に出向く場合、年間10万円程度上乗せされることもあります。
また、分割納入が可能か、学費ローンが利用できるかも確認しておくと安心です。
5. 卒業率と修了生の評判
通信制大学の現実として、卒業率は決して高くありません。最初の1年で脱落する人が約30%というデータもあります。
だからこそ、先輩学生の声や修了生の感想を聞くことが大切。大学説明会に足を運んで、実際に通っている人に話を聞くことをおすすめします。
実際に選ぶときの3つのステップ
では、ここまでの情報をもとに、実際にどう選ぶのか。3つのステップに分けて進めましょう。
ステップ1:志望分野を絞る
「何を学びたいのか」を3つ程度に絞ります。この段階で全国の通信制大学を検索。自分の学びたい専攻がある大学をリストアップしましょう。
全国には約40の通信制大学があり、それぞれ得意分野が異なります。例えば、教育系なら某大学が強い、経営系なら別の大学が強い、という具合です。
ステップ2:複数の大学に資料請求と問い合わせ
最低3つの大学にアプローチしましょう。その際、以下を確認します:
- 詳しいパンフレット、シラバス(講義内容)
- スクーリング日程の詳細
- 卒業生のインタビュー記事
- サポート体制について(実際にメール問い合わせしてみる)
- 学費の内訳と分割納入制度
ステップ3:無料説明会や入学前相談に参加
多くの大学は、年間を通じて説明会を開催しています。オンライン説明会なら仕事後でも参加できますから、ぜひ活用しましょう。
この際、聞いておきたい質問:
- 「自分のような仕事形態(例:営業職、シフト制など)の学生はいますか?」
- 「平均的には、1週間に何時間の学習時間が必要ですか?」
- 「レポートが受理されない場合、どの程度の指導サポートがありますか?」
- 「卒業するまでに、どのような困難が生じやすいですか?」
素直に聞くことが、後悔を減らすコツです。
社会人学生が成功するための5つの工夫
通信制大学に入ってから「失敗した…」とならないために、入学前から心がけたいことを5つ紹介します。
1. 現実的な学習計画を立てる
「毎日3時間勉強する」なんて計画は、現実的ではありません。むしろ、以下のような計画がおすすめ:
- 平日:出勤前30分、昼休み30分、帰宅後30分=計90分
- 土曜:まとめて3時間
- 日曜:完全休息日
無理のない範囲で、習慣化することが大切です。
2. 周囲(家族・上司)の理解を得ておく
スクーリングで休暇が必要になったり、夜間の勉強時間が増えたりします。事前に家族に伝え、職場の上司にも「スキルアップのために学ぶ予定」と一言伝えておくと、スムーズです。
3. 同じ目標を持つ仲間を見つける
SNSやオフ会を通じて、同じ大学の学生や、同じ分野を学ぶ人とつながりましょう。質問し合ったり、悩みを共有したりできる仲間がいると、モチベーション維持が格段に楽になります。
4. 最初の1年は「試期間」と割り切る
「続けられそうか」「本当に必要な学びなのか」を見極めるための1年と考えましょう。最初の1年で判断し、必要に応じて休学や転籍を検討するくらいの柔軟性があると、後々の後悔が減ります。
5. スクーリング時を「学びの加速期間」に
テキスト学習だけでは疑問が残ることも多いはず。スクーリング時は、教員に直接質問できる貴重な機会。思いっきり活用しましょう。また、同じ目標の学生との交流も、一生の財産になります。
人気の通信制大学選択肢比較
実際の選択肢として、一般的な傾向をご紹介します(2024年時点の学費は参考値)。
| 大学タイプ | 学費/年 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 国立通信制 | 約12万円 | 安い、信頼性高い、サポート標準的 | 予算重視、教育学等基礎学問希望 |
| 私立教育系 | 30~50万円 | 教育・心理学充実、相談スタッフ豊富 | 教職志望、心理学興味 |
| 私立経営系 | 20~40万円 | ビジネス分野充実、実務的 | キャリアチェンジ、経営知識希望 |
| 短大通信制 | 10~30万円 | 2年で完了、実践的資格取得 | 短期で資格取得したい人 |
各タイプに、実際の大学がいくつもあります。自分の目的に応じて比較検討してみてください。
まとめ
社会人が通信制大学を選ぶポイントをまとめると:
選ぶ前のチェック項目:専攻と卒業後の活かし方、スクーリング形式、サポート体制、学費、卒業率
選ぶプロセス:志望分野を絞る→複数校に資料請求→説明会参加→決定
入学後の工夫:無理のない学習計画、周囲の理解取得、仲間作り、1年を試期間に、スクーリングを活かす
仕事と学びを両立させるのは、確かに大変です。でも、「学びたい」という気持ちがあるなら、その気持ちは大切にしてください。自分に合った通信制大学を選べば、人生に新しい道が開けるかもしれません。
まずは資料請求から始めてみてはいかがでしょう。
オンスク.JP
資格学習資格学習は、月額で小さく試してから本格化
FP・簿記・宅建など、暮らしとお金に近い学習テーマから副業・転職準備へつなげやすい導線です。
- ✓ 複数講座をまとめて確認できる
- ✓ スキマ時間学習と相性がよい
- ✓ 料金・対象講座は公式で確認
料金、無料体験、講座ラインナップは公式サイトで確認してください。
暮らしとお金のカフェ 編集部
副業・節税・フリーランス・資産形成の実践的な情報を発信。暮らしとお金をもっとよくするために、やさしい言葉で情報をお届けします。
