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投資信託の手数料(信託報酬)を徹底比較

暮らしとお金のカフェ 編集部
編集部確認済み: 2026-06-19

投資信託の手数料(信託報酬)の仕組みと、手数料の差が長期投資にどれだけ影響するか数値で解説。信託報酬が低いおすすめファンドの選び方も紹介します。

この記事でわかること

投資信託の手数料(信託報酬)の仕組みと、手数料の差が長期投資にどれだけ影響するか数値で解説。信託報酬が低いおすすめファンドの選び方も紹介します。

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この記事の目次

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投資信託の手数料(信託報酬)を徹底比較

投資信託を選ぶとき、「名前がかっこいいから」「過去の成績が良かったから」という理由で選んでいませんか?

実は長期投資で最も重要な要素の一つが**手数料(信託報酬)**です。手数料の差が30年後に数百万円の差を生むことがあります。


投資信託の手数料の種類

投資信託には複数の手数料があります。

1. 購入時手数料(販売手数料)

投資信託を購入するときにかかる手数料。一般的に購入額の0〜3%程度。

ノーロードファンド:購入手数料が0円のファンド。ネット証券では多くのファンドがノーロードで購入できます。

2. 信託報酬(最重要)

ファンドを保有している間、毎年自動的に差し引かれる管理費用。年率で表示されます。

投資信託の純資産総額から日々少しずつ引かれるため、気づきにくいですが長期的に大きな影響があります。

3. 信託財産留保額

ファンドを売却するときにかかる費用。0〜0.5%程度。すべてのファンドにあるわけではありません。


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信託報酬の差が長期でどれだけ影響するか

月3万円積立・年利5%の前提で、信託報酬の差を考慮した30年後の資産比較

信託報酬 実質年利 30年後の資産 差額
0.05%(最安水準) 4.95% 約2,477万円
0.2% 4.80% 約2,410万円 −67万円
0.5% 4.50% 約2,283万円 −194万円
1.0% 4.00% 約2,069万円 −408万円
2.0% 3.00% 約1,702万円 −775万円
3.0% 2.00% 約1,393万円 −1,084万円
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信託報酬が3%と0.05%では、30年後に1,084万円の差が生まれます。

「ちょっとした手数料」がいかに重要かがわかります。


インデックスファンドアクティブファンドの信託報酬比較

代表的なインデックスファンドの信託報酬

ファンド名 信託報酬
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 0.05775%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.09372%
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 0.143%
たわらノーロード 先進国株式 0.09889%
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 0.0938%

代表的なアクティブファンドの信託報酬

ファンド名 信託報酬
フィデリティ・日本成長株・ファンド 1.65%
ひふみプラス 1.078%
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 0.57%程度
ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド 1.826%

インデックスファンドとアクティブファンドでは10〜30倍以上の手数料差があることがわかります。

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「実質コスト」に注意する

信託報酬以外にも隠れたコストがあります。

実質コスト=信託報酬+売買委託手数料(内部)+その他費用

例えば信託報酬が0.1%でも、ファンド内部の株式売買コストなどを含めた「実質コスト」が0.15%になるケースもあります。

「交付目論見書」や「運用報告書」に記載されているため、気になる方はチェックしてみましょう。

ただし、信託報酬が0.1%以下のインデックスファンドであれば、実質コスト含めても0.2%以下に収まることがほとんどです。


ファンド選びの基本:信託報酬0.2%以下を目安に

投資信託を選ぶ際の基準

  1. 信託報酬0.2%以下(インデックスファンドなら0.1%以下が望ましい)
  2. 購入手数料0円(ノーロード)
  3. 純資産総額100億円以上(小さすぎると繰上償還のリスク)
  4. 運用実績3年以上

この4つを満たすファンドを選べば、大きな失敗はしません。


購入手数料が0円でも要注意なケース

「購入手数料0円!」と宣伝されているファンドでも、信託報酬が高いと長期的には損になります。

例:

  • ファンドA:購入手数料3%、信託報酬0.1%
  • ファンドB:購入手数料0%、信託報酬2%

100万円を10年保有した場合のコスト比較(年利5%想定)

ファンド 購入時 10年間の信託報酬 合計コスト
A(購入3%・運用0.1%) 3万円 約12万円 約15万円
B(購入0%・運用2%) 0円 約22万円 約22万円

購入手数料が高くても、信託報酬が低い方が長期的には有利なことがわかります。

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eMAXIS Slimシリーズが人気の理由

三菱UFJアセットマネジメントが運用する「eMAXIS Slim」シリーズは、業界最低水準の信託報酬を目指すことを明示しているファンドです。

「競合他社が信託報酬を引き下げた場合、同等水準に引き下げる」という方針を持ち、実際に何度も信託報酬の引き下げを行っています。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):0.05775%
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):0.09372%
  • eMAXIS Slim バランス(8資産均等型):0.143%

長期積立投資の定番として多くの投資家から選ばれています。


「信託報酬が高くても過去の実績が良ければOK」は本当か

「手数料が高くても実績が良ければ問題ないでは?」という意見があります。しかし長期的なデータを見ると、アクティブファンドの8割以上がインデックスに負けています。

理由はシンプル:高い信託報酬がリターンを継続的に削るからです。

過去の好実績がそのまま続くとは限らないため、「高コスト=将来のハイリターン」とはなりません。

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まとめ

  • 信託報酬は保有中に毎日自動的に引かれる最重要コスト
  • 信託報酬3%と0.05%では30年後に1,000万円以上の差が出る
  • インデックスファンドは0.05〜0.2%、アクティブファンドは1〜3%が一般的
  • 選び方の基準:信託報酬0.2%以下、購入手数料0円、純資産100億以上
  • eMAXIS Slimシリーズは業界最低水準の信託報酬を追求

投資信託選びで最初に確認すべきは「信託報酬」です。低コストのインデックスファンドを選ぶことが、長期の資産形成において最も重要な判断の一つです。


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