ショートカットアプリで日常業務を自動化
iPhoneのショートカットやAndroidのMacroDroidを使えば、日常の繰り返し作業を自動化できます。3つの実用例で時短効果を実感できます。
✓この記事でわかること
iPhoneのショートカットやAndroidのMacroDroidを使えば、日常の繰り返し作業を自動化できます。3つの実用例で時短効果を実感できます。
こんにちは、暮らしとお金のカフェへようこそ。デジタルツールを賢く使って、毎日の作業をもっとスマートに。
スマホの「ショートカットアプリ」とは何か
皆さんは毎朝どんな手順でスマートフォンを使っていますか?目覚ましを止めて、天気アプリを開いて、カレンダーを確認して、ニュースをチェックして……。これらを全部手動でやるのは、実は毎日5〜10分の作業時間です。
「ショートカットアプリ」を使えば、これらの作業を1タップまたは完全自動で済ませることができます。
主要なショートカットアプリ
- iPhone:標準搭載の「ショートカット」アプリ(iOS 13以降)
- Android:「Tasker」(有料・高機能)、「MacroDroid」(無料・初心者向け)
- 両対応:「IFTTT」(If This Then That)、「Zapier」
今回は特に使いやすいiPhoneのショートカットアプリとMacroDroidを中心に、日常業務の自動化を紹介します。
朝の天気とカレンダー通知
毎朝の情報収集を1アクションにまとめる
スマホを起動して最初にやる作業を振り返ってみてください。
- 天気アプリを開いて今日・明日の天気を確認
- カレンダーを開いて今日の予定を確認
- 電車の遅延情報を調べる
- ニュースをざっとチェック
これらを個別にやると5〜8分かかります。「朝の情報収集ショートカット」を1つ作れば、これが30秒で完了します。
iPhoneでの設定手順
- 「ショートカット」アプリを開く
- 右上の「+」をタップして新しいショートカットを作成
- 「アクションを追加」から以下を順番に追加:
- 「今日の天気の概要を読み上げる」
- 「今日のカレンダーイベントを表示」
- 「ウェブサイトを開く」(お気に入りのニュースサイト)
- 「ショートカット名」を「朝のルーティン」と設定
- ホーム画面にウィジェットとして追加
これだけで、毎朝1タップするだけで情報が一覧表示されます。慣れてきたら「特定の時間に自動実行」の設定も追加できます。
活用できる情報の組み合わせ例
| 情報の種類 | 活用方法 |
|---|---|
| 天気予報 | 傘・服装の準備判断 |
| カレンダー | 今日の会議・締め切り確認 |
| 交通情報 | 早出・ルート変更の判断 |
| ニュース | 重要ニュースのヘッドライン |
帰宅時の自動化
「帰宅」を検知して家の準備を整える
位置情報(GPS)を活用した自動化は、スマートホームと組み合わせることで真の力を発揮します。会社を出た瞬間に、家がその準備を始める——そんな生活が実現できます。
iPhone「ショートカット」でできること
iPhoneの「オートメーション」機能(ショートカットアプリ内)を使うと、以下の条件で自動的にアクションを実行できます。
条件の例:
- 「自宅の半径500m以内に入ったとき」
- 「特定のWi-Fiに接続したとき(帰宅してWi-Fiに繋がったとき)」
- 「充電器に接続したとき」
自動実行できるアクション例:
- スマートホームの照明をオン(SwitchBot・フィリップスヒュー連携)
- 「帰りました」というメッセージを家族にLINEで送信
- 好きな音楽プレイリストを再生
- Wi-Fiをオンにしてモバイルデータをオフに切り替え
Androidでの帰宅自動化(MacroDroid)
MacroDroidはAndroid向けの自動化アプリで、直感的なUI(ユーザーインターフェイス)が特徴です。
設定手順(帰宅Wi-Fi接続をトリガーにする例):
- MacroDroidを起動して「マクロを追加」
- 「トリガー」→「Wi-Fi接続」→自宅のWi-Fiを選択
- 「アクション」→「照明アプリを起動」「音楽を再生」など追加
- 「条件」で「17時以降」などの時間条件を追加して保存
最初の設定に15〜30分かかりますが、それ以降は完全自動。毎日の積み重ねで年間数十時間の時短になります。
写真の自動整理
撮りっぱなしの写真問題を解決する
スマートフォンで撮った写真が数千枚…整理しようと思っていたらいつの間にか何年も経っていた。そんな経験はありませんか?
写真を自動で整理するショートカットを設定しておけば、この問題が解決します。
iPhoneの自動アルバム分類
iPhoneには標準で「メモリー」「人物」「場所」などの自動分類機能があります。これを活かしつつ、ショートカットアプリで手動分類を半自動化できます。
「新しい写真を自動でアルバムに分類する」設定例:
- ショートカットアプリで「オートメーション」タブを開く
- 「写真が追加されたとき」(iOS 16以降)をトリガーに設定
- 「もし画像に〇〇が含まれる場合(スクリーンショット・セルフィーなど)」という条件分岐を追加
- 各条件に対応したアルバムへの自動追加アクションを設定
Googleフォトの自動整理(Android・iPhone共通)
Googleフォトを使えば、AI が自動で写真を分類してくれます。
- 「人物」「場所」「もの」でAIが自動タグ付け
- 「レシート」「スクリーンショット」などは自動でフィルタリング可能
- 家族や友人と共有アルバムを作成して自動更新
Googleフォトのバックアップ設定をオンにするだけで、写真の紛失リスクもほぼゼロになります。
業務効率化に使えるその他の自動化アイデア
「自動化」の可能性はまだまだあります。日常でよく繰り返す作業をリストアップして、自動化できないか考えてみましょう。
テキスト展開の自動化
毎回同じメールの文章を打つ手間を省けます。
「キーボード」アプリ or 標準の「テキスト置換」機能を使った例:
- 「!yoroshiku」→「今後ともよろしくお願いいたします。」
- 「!meru」→自分のメールアドレス全文
- 「!jusho」→自宅の住所全文
iPhoneなら「設定→一般→キーボード→ユーザー辞書」で設定可能。1回設定するだけで以後永続的に使えます。
睡眠準備の自動化(おやすみモード)
就寝時間になると自動で:
- 通知をすべてオフ(おやすみモード)
- 画面の明るさを最低に
- アラームを翌朝の時間にセット
iPhoneなら「集中モード」→「就寝時間」で設定できます。
定型メッセージの自動送信(IFTTT活用)
IFTTTというサービスを使えば、外部サービス同士を連携できます。
IFTTT連携の例:
- 「毎週月曜朝7時にチームのLINEグループに週報テンプレを送信」
- 「天気予報が雨のとき、家族に傘を持つよう通知」
- 「スマートウォッチが睡眠完了を検知したら、コーヒーメーカーをオン」
自動化で生まれた時間の使い方
自動化で生まれた時間は、単純な「暇な時間」ではありません。より重要なことに集中するための「余白」です。
毎朝の情報収集5分、帰宅後の準備3分、写真整理10分……。これらを自動化して生まれた1日15〜20分を、副業の作業時間・学習時間・家族との時間に充てれば、年間で90〜120時間の生産的な時間が生まれます。
自動化を進める順番:
- まず「よく繰り返している作業」をリストアップする
- リストの中から「1週間で3回以上やる作業」に絞る
- 最も設定が簡単なものから1つだけ自動化する
- 効果を実感してから次に進む
焦らず、1つずつ積み上げるのが自動化の王道です。
まとめ
スマホの「ショートカットアプリ」を使った自動化は、一度設定するだけで永続的な効果が得られます。
まず試してほしい3つの自動化:
- 朝の情報収集を1タップにまとめる(天気・カレンダー・ニュース)
- 帰宅時にWi-Fi接続で照明・音楽を自動化する(スマートホームとセット)
- よく打つ文字列をテキスト展開で自動化する(すぐ設定できる)
最初の設定時間は30分でも、その後数年間にわたって毎日数分を取り戻し続けます。今日、ショートカットアプリを開くところから始めてみてください。
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暮らしとお金のカフェ 編集部
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