株主優待と配当金:両方もらえる銘柄の見つけ方
配当金と株主優待を両方受け取れる銘柄は二重においしい投資です。効率的な探し方を解説します。
✓この記事でわかること
配当金と株主優待を両方受け取れる銘柄は二重においしい投資です。効率的な探し方を解説します。
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投資を始めた方がよく気づく「二重の喜び」があります。それが、配当金と株主優待を両方もらえる銘柄への投資です。配当金という現金収入に加えて、食品や日用品・食事券などの優待もついてくる。これが日本株投資の魅力のひとつです。
今日は、この「二重においしい」銘柄の見つけ方を、具体的な数字と手順で解説します。
株主優待と配当金:それぞれの仕組みを理解する
まず、2つの仕組みを整理しておきましょう。
配当金とは
企業が毎年(または半期ごと)に株主へ分配するお金です。例えば100株保有していて1株あたり50円の配当なら、年間5,000円が口座に振り込まれます。
配当利回り(%)=年間配当金÷株価×100
配当利回りが3〜5%以上の銘柄を「高配当株」と呼びます。
株主優待とは
企業が株主に対して、自社商品・サービス・食事券・クーポンなどを提供する制度です。日本独自の文化で、外国株にはほぼありません。
優待利回り(%)=優待の年間価値÷株価×100
例えば株価2,000円で年2,000円分の食事券がもらえれば、優待利回りは1%です。
総合利回りで考える
両方を合算した「総合利回り」で銘柄を評価するのが、二重取り投資の基本です。
総合利回り(%)=(年間配当金+優待の年換算価値)÷株価×100
計算例
- 株価:2,000円(100株で20万円)
- 年間配当金:1株あたり60円(100株で6,000円)→配当利回り3%
- 株主優待:食品セット年1回(3,000円相当)→優待利回り1.5%
- 総合利回り:4.5%
銀行預金の金利(約0.1%)と比較すると、圧倒的に有利なことがわかります。
魅力的な「優待+配当」銘柄の4つの条件
闇雲に探すより、条件を絞ると効率的に候補を見つけられます。
条件1:配当利回り2.5%以上
配当利回りが2.5%以上あれば、優待がなくてもある程度の現金収入が期待できます。3%以上なら十分魅力的、4%以上なら高配当として注目度が高い水準です。
条件2:生活で使える優待
「もらっても使えない」優待では意味がありません。
使いやすい優待の種類:
- 食品・お米・ビール・お菓子のセット
- 飲食チェーンの食事券・割引券
- 日用品・生活用品のカタログギフト
- 商品割引クーポン(自分が利用する店舗)
- QUOカード・図書カード(現金に近い使いやすさ)
使いにくい優待の例:
- 自社サービスの割引(使わないサービス)
- 遠方の施設・テーマパークの入場券
- 量が多すぎる商品(消費できない量)
条件3:財務健全性が高い
優待・配当は「余裕のある企業」でないと持続しません。次の点を確認しましょう。
| 指標 | 確認方法 | 良い基準 |
|---|---|---|
| 自己資本比率 | 会社四季報・株探 | 40%以上が安心 |
| 配当性向 | 株探・IR資料 | 50〜60%以内が持続的 |
| 営業利益 | 決算資料 | 継続して黒字 |
| 借金の状況 | 四季報 | 純有利子負債が過度でない |
条件4:長期保有特典がある銘柄
一部の銘柄は、保有年数によって優待内容が充実します。
長期保有特典の例:
- 1年以上保有:通常の優待
- 3年以上保有:優待の量が1.5倍
- 5年以上保有:特別ギフト追加
こういった銘柄は長期投資の観点でも魅力的です。「買ったら長く持つ」という方針と相性がいいです。
具体的な探し方:おすすめツール3選
ツール1:株探(kabutan.jp)
無料で使える株式情報サイトで、優待と配当を同時に検索できます。
検索手順:
- 「株探」でアクセス
- 「銘柄検索」→「スクリーニング」を選択
- 配当利回り「3%以上」を設定
- 業種・市場・その他条件を絞り込む
- ヒットした銘柄を一覧表示し、優待内容を個別確認
ツール2:みんなの株式(みんかぶ)
優待検索に特化した機能があり、優待の内容(食品・日用品・ポイント等)でフィルタリングできます。
検索手順:
- 「みんなの株式」でアクセス
- 「株主優待」メニューを選択
- 「優待種類」で欲しい優待を選ぶ(食品・クーポン等)
- 配当利回りでさらに絞り込む
ツール3:証券会社の検索機能
SBI証券・楽天証券・松井証券などでは、口座保有者向けに詳細なスクリーニング機能が提供されています。
- 優待あり銘柄に絞り込み
- 配当利回り条件の追加
- 業種・時価総額・PBR等の複合条件
注意点:二重取りのリスク管理
メリットばかり強調しましたが、リスクも正直にお伝えします。
リスク1:優待・配当の廃止・縮小
株主優待は企業が任意で提供するもので、業績悪化時に廃止・縮小されることがあります。過去には人気銘柄が突然「優待廃止」を発表し、株価が急落した例も多数あります。
対策: 財務が健全で長期にわたって優待を維持している企業を選ぶ。
リスク2:優待に目を奪われて財務分析がおろそかになる
「優待が魅力的だから買う」だけでは危険です。財務が悪化しているのに優待で人気を維持しているケースもあります。
対策: 総合利回りが高くても、財務分析は必ず実施する。
リスク3:集中投資のリスク
「優待が魅力的だから1社に集中投資」はリスクが高い。優待の廃止や株価の下落リスクを分散するために、複数銘柄に分散投資が基本です。
対策: 最低5〜10銘柄に分散し、1銘柄の割合を20%以下に抑える。
リスク4:税金の考慮
配当金には約20%の税金がかかります(NISA口座内は非課税)。また、優待品の価値は税法上は「一時所得」として扱われます。NISA口座を最大限活用することが効率的です。
初心者におすすめの探し方ステップ
- まず予算を決める:10〜30万円の範囲で始められる銘柄を探す
- 株探で高配当+優待銘柄を検索:配当利回り3%以上でスクリーニング
- 優待の内容を確認:自分が実際に使える優待かチェック
- 財務状況を確認:自己資本比率・営業利益の推移をチェック
- 権利確定日を確認:優待・配当をもらうには権利確定日の2営業日前までに保有が必要
まとめ
- 総合利回り(配当利回り+優待利回り)で銘柄を評価するのが二重取りの基本
- 配当利回り2.5%以上、生活で使える優待、財務健全性の3条件で候補を絞る
- 株探・みんかぶ・証券会社のスクリーニング機能を活用して効率的に探す
- 優待廃止・財務悪化・集中投資のリスクをしっかり認識した上で投資する
- NISA口座を活用して税金を抑え、5〜10銘柄に分散することが基本
まず株探で「配当利回り3%以上+優待あり」の条件でスクリーニングして、自分が使える優待の銘柄を3〜5個ピックアップするところから始めてみましょう。
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