暮らしとお金のカフェ
ライフスタイル

子どもの自己肯定感を育てる声かけ

暮らしとお金のカフェ 編集部

自己肯定感は親の声かけで大きく変わります。結果より過程を褒める、比較しない、感謝を伝えるの3つを意識するだけで子どもの内面が変わります。

この記事でわかること

自己肯定感は親の声かけで大きく変わります。結果より過程を褒める、比較しない、感謝を伝えるの3つを意識するだけで子どもの内面が変わります。

こんにちは、暮らしとお金のカフェへようこそ。日々の暮らしをちょっとよくするためのヒントを紹介します。

「うちの子、自信がなくて心配…」「もっと積極的になってほしいのに」と感じる親御さんは多いと思います。子どもの自己肯定感は、外からの言葉によって大きく形成されます。特に毎日接する親の声かけは、子どもの内面の発達に直接影響します。今日は科学的に効果が確認されている声かけの方法を、一緒に確認していきましょう。

自己肯定感が形成される仕組み

子どもの自己肯定感は、主に「自分についての経験」の積み重ねで形成されます。特に影響が大きいのは以下の3つです。

  1. 成功体験:何かができたという体験
  2. 他者からの承認:親・先生・友人から認められる経験
  3. 自己選択の機会:自分で決めて行動できる経験

このうち、日常的に最も影響が大きいのが「他者からの承認」、特に親の言葉です。毎日何気なく使っている言葉が、子どもの自己イメージを作っています。

自己肯定感を下げる言葉 vs 高める言葉

まず「やってしまいがち」な言葉と、その代替案を比較してみましょう。

NG言葉と代替案

状況 NG(自己肯定感を下げる) OK(自己肯定感を高める)
成績が良かった 「100点すごい!天才だね」 「毎日勉強を頑張ってきたね」
失敗した 「なんでできないの?」 「惜しかったね。次はどうしようか?」
兄弟と比べる 「お兄ちゃんはできたのに」 「先月よりずっと上手になったね」
頑張ってほしいとき 「もっとできるでしょ」 「一緒に考えてみようか」

なぜNG言葉がダメなのか、なぜOK言葉が良いのかを深掘りしていきます。

結果より過程を褒める

「100点取って偉いね」ではなく「毎日勉強がんばったね」と過程を認めます。

過程を褒めることが重要な理由

結果を褒めることには意外な副作用があります。

スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック博士の研究では、「頭が良い」「才能がある」と褒められた子どもは、難しい問題に直面したときに「諦める」傾向が強くなることがわかりました。

理由は「才能」「結果」を褒められると、失敗したときに「才能がなかった」という結論になってしまうためです。

一方、「努力」「プロセス」を褒められた子どもは、失敗しても「もっと努力すれば改善できる」と考え、挑戦を続けました。

過程を褒める具体的な言葉例

状況 過程を褒める言葉
テストの点が良かった 「毎日30分コツコツ勉強してたもんね」
運動会で頑張った 「練習で何度も転んでも諦めなかったね」
絵が上手になった 「毎日練習していたからどんどん上手になってる」
片付けができた 「自分から気づいてやってくれたんだね。嬉しかったよ」

兄弟や他人と比較しない

「お兄ちゃんはできたのに」は、自尊心を傷つける最強のフレーズです。

なぜ比較が自己肯定感を下げるのか

他人との比較は「自分の価値は他人との相対評価で決まる」という思考を生みます。この思考パターンを持つと、常に「上の人間」が存在する限り自己肯定感が安定しません。

また、比較されることで「親は自分より兄弟の方が好きなんだ」という誤解を生むリスクもあります。

比較するなら「過去の自分」と比較する

「お兄ちゃんはできたのに」→「先月のあなたと比べると、ずいぶん上手になったね」

子ども自身の成長軸で語ることで、自分のペースで育つ余裕が生まれます。

「以前との比較」の具体的な言葉例

NG OK
「〇〇ちゃんはもっと上手なのに」 「去年よりずっと上手になったね」
「弟はもうできてるよ」 「先週より速くなってる!」
「お父さんが子どもの頃はできてた」 「1年前から考えたら大きく成長したね」

ありがとうを伝える

親が子どもに「ありがとう」と言う頻度は、思っているより少ないものです。

なぜ感謝が自己肯定感を高めるのか

子どもが「自分は役に立つ存在だ」「自分が貢献できている」と感じることが、自己肯定感の核になります。

小さなことに感謝を伝えることで、「自分の行動が誰かを喜ばせる」という体験が積み重なります。

感謝を伝える場面と言葉例

場面 伝え方
お皿を運んでくれた 「ありがとう。助かったよ!嬉しかった」
弟・妹の世話をしてくれた 「面倒見てくれてありがとう。お母さん助かったよ」
玄関を片付けた 「気づいてやってくれたんだね。ありがとう」
話を聞いてくれた 「聞いてくれてありがとう。あなたに話せてよかった」

感謝の言葉には「何が嬉しかったか」を付け加えると、子どもの心により深く届きます。

失敗したときの声かけ

子どもの自己肯定感は、成功したときの褒め方より、失敗したときの接し方の方が影響が大きいとされています。

失敗への対応 NG例 vs OK例

状況 NG OK
試験で悪い点 「なんでこんな点なの?ちゃんと勉強したの?」 「難しかったんだね。どのあたりがわからなかった?一緒に見てみよう」
友達とケンカした 「あなたが悪い」 「何があったか教えてくれる?どうすればよかったと思う?」
転んで泣いた 「なんでそんなとこで転ぶの」 「痛かったね。大丈夫?どこが痛い?」

失敗を責めるのではなく「どうすればよかったか」を一緒に考える姿勢が大切です。

子ども自身に決めさせる

自己肯定感の大切な土台の一つが「自己効力感(自分には力がある)」です。これを育てるには、子ども自身に選ばせ、決めさせる機会を作ることが有効です。

子どもに選択・決定の機会を与える場面

  • 今日の夕食のメニューを一品子どもに選んでもらう
  • お小遣いの使い方を自分で決めさせる
  • 休日の過ごし方に子どもの意見を取り入れる
  • 勉強の順番・時間帯を子ども自身に決めさせる

「どうせ子どもが決めても…」と思わず、小さな決断から積み重ねることが自信の土台を作ります。

まとめ

子どもの自己肯定感は、毎日の小さな声かけの積み重ねで育ちます。

  • 過程を褒める:「結果すごい」より「頑張った過程を認める」
  • 比較しない:他人ではなく「昨日の自分」と比較する
  • 感謝を伝える:「ありがとう+何が嬉しかったか」を具体的に伝える
  • 失敗を責めない:「どうすればよかったか」を一緒に考える
  • 選択の機会を与える:小さな決断を自分でできる経験を積ませる

今日から一つ、声かけを変えてみましょう。子どもの表情がきっと変わっていきます。


暮らしとお金のカフェでは、生活のあらゆる場面で役立つ情報をやさしくお届けしています。ぜひ他の記事もご覧ください。

暮らしとお金のカフェ 編集部

副業・節税・フリーランス・資産形成の実践的な情報を発信。暮らしとお金をもっとよくするために、やさしい言葉で情報をお届けします。

関連記事