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「引越し前に知っておきたい」賃貸物件選びの落とし穴

暮らしとお金のカフェ 編集部

引越しで失敗する人の多くは「内見で確認すべきこと」を知らないまま決めています。後悔しない物件選びのチェックリストを紹介します。

この記事でわかること

引越しで失敗する人の多くは「内見で確認すべきこと」を知らないまま決めています。後悔しない物件選びのチェックリストを紹介します。

こんにちは、暮らしとお金のカフェへようこそ。日々の暮らしをちょっとよくするためのヒントを紹介します。

「いい物件だと思って引越したら、上の階の足音がうるさくて眠れない」「日当たりが思ったより全然悪い」「収納が少すぎて荷物が全然入らない」——引越し後にこんな後悔をした経験がある方は多いのではないでしょうか。

賃貸物件選びの失敗は、引越しのたびに費用と労力が発生するため、できるだけ避けたいもの。今日は「内見で確認すべきポイント」と「契約前の注意点」を、チェックリスト形式でお伝えします。

賃貸選びでよくある失敗ベスト5

なぜ賃貸選びで後悔が生まれるのか、よくあるパターンを整理します。

1位:騒音問題 上階の足音・隣の部屋の生活音・外からの道路・電車・飲食店の騒音。これは内見時に確認しにくいため、入居後に発覚することが多いです。

2位:日当たりが思ったより悪い 「南向き」と聞いて期待していたが、隣に高い建物があって日が全然入らない、というパターンが非常に多いです。

3位:収納スペースの不足 間取り図では「収納あり」と記載されていても、実際に使うと想像より狭くて荷物が入らない、というケースです。

4位:設備の古さ 給湯器・エアコン・キッチンが古くて使いにくい・冷暖房効率が悪い。設備の年式は不動産サイトには記載されないことが多いです。

5位:管理会社の対応が悪い 入居後のトラブル(修繕・騒音クレーム)に対して管理会社がなかなか動いてくれない。これは入居前にはなかなかわかりません。

内見前の下準備|これをやっておくと判断が変わる

内見は「物件を見る」だけでなく、その前から情報収集が必要です。

最寄り駅から実際に歩いてみる

Googleマップの徒歩時間は「直線距離に基づいた計算」なので、実際の道のりより短く表示されることがあります。特に坂道・踏切・信号の多い道では体感的に大きく異なります。

内見当日、電車を降りてから実際に歩くことで、以下を確認しましょう。

  • 実際の所要時間(荷物を持ったとき・雨の日などを想像して)
  • 道中の歩きやすさ(夜道の明るさ・坂道の有無)
  • スーパー・コンビニ・ドラッグストアの位置と営業時間

周辺環境を昼と夜で確認する

内見は多くの場合、日中に行うことになりますが、夜の環境は大きく異なります。可能なら、内見後に夜間も現地を見に行きましょう。

確認ポイント:

  • 夜道の明るさ・安全性
  • 近くの飲食店・コンビニからの騒音(金曜・土曜の夜は特に注意)
  • 近隣のゴミ置き場の状況

内見で絶対に確認すべきチェックリスト

内見当日、以下のチェックリストを印刷または写真に撮って持参しましょう。「見学で満足してしまって重要なことを確認し忘れた」という失敗を防げます。

音環境の確認(最重要)

壁の厚さを確認する(コンコン検査): 壁を指でコンコンと叩いて音を確認します。「コンコン」と乾いた音がすれば薄い壁(石膏ボード系)、「ゴンゴン」と鈍い音がすれば厚い壁(コンクリート系)です。薄い壁は生活音が漏れやすいです。

床の音を確認する: 内見の際、不動産会社の担当者に「2階で少し歩いてもらえますか」と依頼するか、自分でドシドシと歩いてみて振動・音がどの程度伝わるかを確認します。

外の騒音を確認する: 窓を開けて、近くを走る車・電車・飲食店の音を確認します。線路沿い・幹線道路沿い・居酒屋の近くは夜間の騒音が大きいことがあります。

日当たりと採光の確認

「南向き」でも周囲の建物の影響で日が入らないケースがあります。

確認のコツ:

  • 窓から空が見える角度を確認する(空が見えなければ日が入りにくい)
  • 隣接する建物の高さと距離を確認する
  • 可能なら午前と午後の2回内見する(午前10時・午後2時が理想)
  • Googleマップの航空写真で周辺の建物配置を事前確認する

水回りの確認

キッチン:

  • 水圧を確認する(蛇口を全開にして勢いを見る)
  • 水が素早く排水されるか確認する(ゆっくりなら詰まりの前兆)
  • コンロの口数・グリルの有無

バスルーム・洗面所:

  • お湯が出るまでの時間(給湯器の能力・距離による)
  • 換気扇の音・吸引力
  • 洗濯機置き場の位置(部屋の中か洗面所か・防水パンの有無)

トイレ:

  • 独立トイレか3点ユニットバスか(3点ユニットは浴室・洗面・トイレが一体)
  • ウォシュレットの有無・取り付け可能かどうか

収納スペースの実測

間取り図の「WIC(ウォークインクローゼット)」「CL(クローゼット)」などの表記と実際の大きさは異なることが多いです。

実際にメジャーで測りましょう:

  • クローゼットの奥行き・幅・高さ
  • 押し入れの奥行き(布団が入るか45〜55cm以上が必要)
  • キッチン周りの収納(鍋・食器がどれだけ入るか)

通信環境の確認

スマートフォンで実際に部屋の中の電波状況を確認します。建物の構造・周辺の建物によっては、室内で電波が弱いことがあります。

また、光回線・インターネットの設備状況(管理会社に確認)も重要です。

設備の年式確認

エアコン: 室外機または本体のシールに年式が記載されています。10年以上前のものは電気代が高くなります。 給湯器: 本体のシールに製造年が記載されています。10〜15年以上は要注意です。 換気扇: 古い換気扇は音がうるさく、吸引力が落ちています。

契約前に必ず確認すること

内見でいい物件だと思っても、契約前に以下を必ず確認してください。

初期費用の内訳を明確にする

初期費用の主な内訳:

  • 敷金(退去時の修繕費に充当。1〜2ヶ月分が多い)
  • 礼金(不動産会社・オーナーへのお礼。返ってこない)
  • 仲介手数料(家賃の0.5〜1ヶ月分が相場)
  • 前払い家賃(入居月の家賃+翌月分の前払い)
  • 火災保険料(2年分一括払いが多い。1〜2万円)
  • 保証会社の保証料(家賃の0.5〜1ヶ月分)

見積もりを複数取る: 同じ物件でも不動産会社によって仲介手数料や保証会社が異なるため、2〜3社から見積もりを取ることで費用を抑えられる場合があります。

更新料・退去費用の確認

更新料: 2年ごとの更新時に1〜2ヶ月分の更新料が必要な物件があります。長期居住を考えるなら、更新料の有無とその金額を必ず確認しましょう。

退去時の原状回復費用: 「原状回復ガイドライン」(国土交通省)によれば、通常の使用による傷・汚れは貸主負担が原則です。しかし、特約で「壁全面のクロス張り替え費用は借主負担」と定めている物件もあります。契約書を注意深く読みましょう。

ペット・楽器・喫煙の制限確認

後からトラブルになりやすい制限事項を事前に確認します。

  • ペット可/不可(種類・サイズの制限も確認)
  • 楽器演奏の可否(防音設備の有無)
  • 室内喫煙の可否(最近は禁煙物件が増えている)
  • 鍵の交換(入居前に錠前を交換してもらえるか)

まとめ

物件選びは「一度決めたら数年住む」重要な選択です。

内見前にやること:

  1. 最寄り駅から実際に歩いてみる
  2. 周辺環境を昼と夜で確認する

内見当日に確認すること:

  1. 壁をコンコンと叩いて音を確認
  2. 窓から日当たりと隣の建物の距離を確認
  3. 水圧・排水速度・設備の年式を確認
  4. クローゼット・収納をメジャーで実測
  5. スマホで電波状況を確認

契約前に確認すること:

  1. 初期費用の詳細内訳
  2. 更新料・退去時の原状回復基準
  3. ペット・楽器・喫煙の制限

このチェックリストを持って内見に臨めば、後悔する確率が大幅に下がります。焦らず、複数の物件を比較して決断しましょう。


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