1日30分の読書時間を確保する3つの工夫
本を読みたいのに時間がないという人へ。隙間ではなくブロックで30分を確保するための、現実的な時間設計を紹介します。
✓この記事でわかること
本を読みたいのに時間がないという人へ。隙間ではなくブロックで30分を確保するための、現実的な時間設計を紹介します。
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「本を読みたいとは思っているんですが、時間がなくて」という言葉をよく聞きます。でも、「時間がない」のではなく「読書の優先度が上がっていない」というのが実態に近いことが多いです。スマホを1日何時間使っているかを計測してみると、たいていの方が「読書に使えた時間」が見えてきます。今日は、忙しい日常の中で1日30分の読書時間を確保するための、具体的な3つの工夫をご紹介します。
「隙間時間」ではなく「ブロック時間」で確保する
読書時間を確保しようとするとき、多くの人が「隙間時間に読もう」と考えます。電車の待ち時間・昼休みの5分・トイレの中……。でも隙間時間だけに頼った読書は、なかなか習慣になりません。
なぜ隙間時間だと続かないのか
- 隙間時間はスマホのSNSに先に取られることが多い
- 短い時間では集中に入る前に終わってしまう
- 日によって隙間時間の長さが変わり、安定しない
解決策:「ブロック時間」を事前に確保する
カレンダーに「読書30分」を予め登録してしまうのです。予定として入れることで、「その時間は読書のもの」という意識が生まれます。
おすすめのブロック時間帯
| 時間帯 | メリット | 向いている人 |
|---|---|---|
| 朝5:30〜6:00(起床直後) | 邪魔が入らない・脳がリセットされている | 早起き習慣がある人 |
| 就寝前30分(22:30〜23:00) | 1日の締めに安定して確保できる | 夜型の人 |
| 通勤時間(往復1時間) | 移動時間を読書に変換できる | 電車通勤の人 |
30分を一気に確保できない場合は、15分×2回に分割する方法も有効です。朝15分・就寝前15分の組み合わせなら、多くの方が実現できます。
工夫①:就寝前の「読書ルーティン」を作る
夜の就寝前30分は、読書習慣を作るのに最も効果的な時間帯のひとつです。
セットアップの方法
スマホを別室に置く スマホが手元にあると、「ちょっとだけ」と思って見始めたら30分が消えます。就寝1時間前にはスマホを別室(または遠ざける)するルールを決めましょう。
紙の本を枕元に置いておく 読書を始める一番の障壁は「本を取り出す手間」です。枕元に本が置いてあれば、手を伸ばすだけで読み始められます。
照明を落とす 読書に適した明るさ(手元だけ明るい照明)にすることで、「読書タイム」の雰囲気ができます。就寝前の明るい照明は睡眠を妨げるため、調光できるライトを使うのが理想です。
就寝前読書のメリット
- 睡眠前に脳が落ち着き、睡眠の質が上がる(スマホと比較して)
- 毎日同じ時間・場所で行うことで習慣化しやすい
- 邪魔が入らない「一人の時間」を確保できる
「10分しか読めなかった日」があっても罪悪感を持たないことが大切です。「ゼロよりいい」という気軽な姿勢が、長続きの秘訣です。
工夫②:複数冊を同時進行させる
「今読んでいる本が面白くなくて、なかなか開く気になれない」という悩みを持つ方も多いです。解決策は、複数の本を同時に読むことです。
複数冊の使い分け方
難易度・ジャンルで使い分ける
例えば:
- 1冊目:ビジネス書(頭を使う・インプット多め)
- 2冊目:小説・エッセイ(楽しむ・頭を使わない)
- 3冊目:軽い実用書・マンガ(ゆるく読める)
「今日は疲れているな」という夜は軽い本、「やる気がある朝」はビジネス書、というように気分で切り替えられます。
なぜ複数冊が習慣化しやすいのか
- 「今日はどれを読もうか」という選択肢ができ、本を開く頻度が増える
- 合わない本に時間を取られて読書が止まるリスクが下がる
- 複数の思想・知識が交差して思考が豊かになる
おすすめの冊数:2〜4冊。5冊以上になると管理が難しくなり、どれも中途半端になりがちです。
「合わない本は閉じていい」ルール
多くの方が「一度始めた本は最後まで読まなければいけない」という思い込みを持っています。でも、読んで面白くない本を無理に読み続けることは時間の浪費です。
「20%ルール」:全体の20%(例えば300ページの本なら60ページ)を読んでも面白くなければ、閉じていい。
「合わない本だった」という発見も、読書の一部です。著者への尊重は必要ですが、自分の時間も大切にしましょう。
工夫③:「読了」より「読み続ける」を目標にする
読書習慣が途切れる一番の理由は、「この本を読み終えてから次に行こう」という意識です。
積読と上手に付き合う
「本が積み上がっている」という状態は、多くの読書好きに起きます。「積読(つんどく)」と呼ばれるこの状態、実は悪くありません。
積読の正しい見方:読む本のストックがある状態=読書の選択肢が豊富な状態
「早く読まなきゃ」とプレッシャーを感じるより、「読みたくなったら読む」くらいの気持ちで本を積んでおいて大丈夫です。
年間読書量を目標にしない
「今年は50冊読む」という目標を立てると、本の内容より「冊数」に意識が向きます。薄くて読みやすい本ばかり選んでしまったり、理解が浅いまま次に進んでしまったりするリスクがあります。
おすすめの目標設定
- 「毎日15分、本を開く」(時間ベース)
- 「週に1回は新しい本を選ぶ」(行動ベース)
- 「読んだ本について月1回、誰かに話す」(アウトプットベース)
冊数より「読み続ける人生」を目指すことが、長期的に見て最大の成果につながります。
読書時間を「守る」環境を作る
スマホ対策が最重要
読書の最大の敵はスマホです。スマホが手元にあると「ちょっとだけ」の誘惑に負けます。
効果的なスマホ対策
- 読書中はスマホを別の部屋に置く
- スマホのアプリ使用時間制限(Screen Time・Digital Wellbeing)で読書時間帯をロックする
- グレースケールモード(白黒表示)にするとスマホが魅力的に見えにくくなる
読書専用の「聖域」を作る
読書をする場所を決めると、その場所に座るだけで「読書モード」に入りやすくなります。
- リビングの特定のソファ
- カフェの決まった席
- 書斎・自室の机の前
「この場所では読書しか」というルールを習慣に紐づけると、習慣化がスムーズになります。
通勤時間を読書時間に変換する
電車通勤・バス通勤の方には、通勤時間が最大の読書チャンスです。
通勤読書の実践方法
紙の本 vs 電子書籍
- 電車の混雑具合によっては、スマホやKindleで読む電子書籍のほうが実用的
- Kindle Paperwhiteは目に優しく、バッグに入れても重くない
- 週末にまとめて読む本がある方は紙の本でもOK
耳からの読書(オーディオブック) 混んでいて本を開けないときは、Audible(Amazon)などのオーディオブックも活用できます。
- 通勤往復1時間でオーディオブック1時間分聴ける
- 月1,500円程度の定額制で多くの本を試し聴きできる
- 「本を読むのが遅い」という方にも向いている
通勤読書のコツ
「乗る前に本を鞄に入れること」これだけです。バッグに本が入っていなければ、電車の中でスマホを見るしかありません。前日の夜、翌日読む本をバッグに入れておく習慣を作りましょう。
まとめ
1日30分の読書時間を確保するための3つの工夫をまとめます:
- 「ブロック時間」を確保する:隙間時間に頼らず、朝や就寝前に30分(または15分×2)を固定する
- 複数冊を同時進行させる:気分・疲れ度に合わせて本を選べる環境を作る。合わない本は閉じる勇気を持つ
- 「読み続ける」を目標にする:読了数より読書習慣の継続を優先。1日10分でも開ける日々を積み上げる
読書習慣は、1日30分×365日で年間182時間の学習時間を生み出します。毎日少しずつでも続けることが、3年後・5年後の大きな差につながります。まず今日、就寝前に本を枕元に置くところから始めてみましょう。
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暮らしとお金のカフェ 編集部
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