メモアプリ3種を比較して選ぶ
Apple純正メモ・Notion・Evernoteの3つは、それぞれ得意分野が違います。用途と好みに合わせて選ぶための比較ポイントをまとめました。
✓この記事でわかること
Apple純正メモ・Notion・Evernoteの3つは、それぞれ得意分野が違います。用途と好みに合わせて選ぶための比較ポイントをまとめました。
こんにちは、暮らしとお金のカフェへようこそ。デジタルツールを賢く使って、毎日の作業をもっとスマートに。
「メモアプリって、どれを使えばいいの?」——これは本当によく聞かれる質問です。調べてみると選択肢が多すぎて、かえって迷ってしまいますよね。
今回はその中でも特に人気の3つ、Apple純正メモ・Notion・Evernoteを徹底比較します。「自分にはどれが合うのか」が、この記事を読み終えるころにはっきりわかるように整理しました。ぜひお茶でも飲みながらゆっくり読んでみてください。
まず大前提:メモアプリに「最強」はない
比較を始める前に、一つ大事なことをお伝えします。「このアプリが絶対おすすめ!」という答えは存在しません。
なぜなら、メモアプリの「最適解」は使う人の目的・デバイス環境・情報量・技術的な好みによって完全に変わるからです。
あなたが何のためにメモアプリを使いたいか?を明確にすることが、最初の一歩です。
- 思いついたことをすぐ書き留めたい → シンプルさ重視
- プロジェクト管理や情報の体系化をしたい → データベース機能重視
- 大量の情報を長期保存・検索したい → 蓄積・検索重視
この3軸で見ると、3つのアプリはきれいに棲み分けできます。
Apple純正メモ:「すぐ書ける」を極めたシンプル最強アプリ
基本情報と料金
Apple純正のメモアプリは、iPhone・iPad・MacのすべてのApple製品にプリインストールされています。基本機能は完全無料、iCloud経由でデバイス間同期も無料です(iCloud容量の5GBまで)。
最大の強み:起動の速さと同期の安定性
Appleのメモアプリが他を圧倒しているのは「速さ」です。
- iPhoneのロック画面からApencilやスワイプで即メモ開始
- Siri「メモして」と言えば音声でメモ
- コントロールセンターのカスタマイズでアプリを開かずに記録
起動から入力まで約2〜3秒。このスピード感は、「思いついたことをすぐに書き留める」用途で他を凌駕します。
意外と知らない豊富な機能
「シンプル=機能が少ない」と誤解されがちですが、実はかなり多機能です。
- スキャン機能:書類・レシートをカメラで読み取りPDF化
- チェックリスト:買い物メモや To-doリストとして使える
- 手書きメモ:Apple Pencilで図や手書き文字を挿入
- 共有フォルダ:家族や友人と特定フォルダを共有
- タグ・スマートフォルダ:フォルダとは別に横断的に整理できる
- ロック機能:個々のメモにパスワード・Face IDロックが可能
こんな人に向いている
- Appleデバイスをメインで使っている人
- とにかくシンプルで素早いメモが必要な人
- 余計な機能を覚えたくない人
- まずは無料で試したい人
- 日常的なメモの量が中程度(数百件)の人
注意点
Androidスマホとの連携には対応していません。また、複雑なデータベース管理や大量の情報を構造的に整理するのは苦手です。
Notion:「情報の家」を作れるオールインワン知識管理ツール
基本情報と料金
Notionは2016年に登場し、世界中のナレッジワーカーに爆発的に広まったツールです。
| プラン | 月額 | 主な用途 |
|---|---|---|
| Free | 無料 | 個人利用・機能制限あり |
| Plus | 約1,650円/月 | 個人のフル活用 |
| Business | 約2,500円/月 | チーム利用 |
| Enterprise | 要問合せ | 大企業向け |
個人利用であれば無料プランでもかなりのことができます。
最大の強み:データベース機能と柔軟な構造化
Notionがユニークなのは、「メモ」「タスク」「データベース」「Wiki」「スプレッドシート」をすべて一つの場所でできる点です。
例えば、こんな使い方ができます。
- 読書管理データベース:本のタイトル・著者・評価・メモを表やカードビューで管理
- 副業プロジェクト管理:タスクをカンバン形式で進捗管理
- ナレッジベース:仕事で学んだことを体系的にWikiとして蓄積
- 習慣トラッカー:チェックボックスとカレンダーを組み合わせた習慣管理
情報の「見せ方」を自由に変えられるのも特徴で、同じデータをリスト表示・テーブル表示・ギャラリー表示・カレンダー表示で切り替えることができます。
2024年以降のAI機能強化
Notion AIを使うと、テキストの要約・翻訳・文章生成・表の自動作成などが可能です。月額約1,350円の追加オプションですが、ライティング業務が多い人には費用対効果が高いといえます。
こんな人に向いている
- 情報を「構造的に整理」したい人
- ブログ・副業・読書記録など複数の目的で使いたい人
- チームや家族と情報を共有・共同編集したい人
- Webクリッピング・メモ・タスク管理をひとつのツールに統合したい人
- 学習コストを惜しまない人
注意点
初期学習コストが高いのが最大のデメリットです。「どう使えばいいかわからず、作り込みすぎて疲れた」という「Notion挫折」はよく聞く話です。まず1つのページを作ることから始めるのがコツです。
また、オフライン機能はあるものの、動作はやや重めです。
Evernote:長期蓄積と検索に圧倒的な実績を持つ老舗ツール
基本情報と料金
Evernoteは2008年に登場し、「デジタルノートの元祖」ともいえるサービスです。長年の使用実績と検索精度の高さが最大の特徴です。
| プラン | 月額 | 内容 |
|---|---|---|
| Free | 無料 | 月60MBまで、2デバイスまで |
| Personal | 約1,100円/月 | 無制限デバイス・月10GBまで |
| Professional | 約2,100円/月 | 高度な機能・月20GBまで |
無料プランは2デバイスまでという制限があり、以前より使いにくくなっています。
最大の強み:画像内テキスト検索とWebクリッパー
Evernoteが長年支持されてきた理由がOCR(文字認識)検索です。
- 名刺をスキャンして、名前や社名で後から検索できる
- 手書きのメモを撮影しても、手書き文字を読み取って検索
- PDFの中のテキストも全文検索の対象になる
- Webページを**Chrome拡張機能「Webクリッパー」**でそのまま保存
「あの情報、どこかに保存したんだけど……」という状況に、Evernoteの検索は抜群の威力を発揮します。
長期蓄積に向いた設計
Evernoteは「何年も前のメモが出てくる」という体験が気持ちいいアプリです。
- タグシステム:複数のタグを組み合わせて柔軟に整理
- ノートブック:フォルダ的な整理方法
- リマインダー機能:メモに期日を設定して通知
- オフライン対応:有料プランなら電波なしでも閲覧できる
研究者・ライター・コンサルタントなど、日々大量の情報を収集・参照する人に特に向いています。
こんな人に向いている
- 長期間にわたって大量の情報を蓄積したい人
- 紙の書類・名刺・レシートをデジタル化したい人
- とにかく検索精度にこだわりたい人
- Webリサーチ情報を一括管理したい人
- WindowsとMac・Android・iOSを横断して使う人
注意点
月額費用がやや高く、無料プランは制限が多いため、フル活用には課金が必要です。2023年にサービス体制が変わり、日本語ユーザーのサポートが手薄になったという声もあります。
3アプリを一発比較——あなたに合うのはどれ?
| 比較項目 | Apple純正メモ | Notion | Evernote |
|---|---|---|---|
| 料金 | 無料(iCloud込み) | 無料〜2,500円/月 | 無料〜2,100円/月 |
| 起動の速さ | ◎ 最速 | △ やや重い | ○ 普通 |
| 検索精度 | △ 普通 | ○ 良好 | ◎ 最強(OCR) |
| データベース機能 | × なし | ◎ 最強 | △ 限定的 |
| 学習コスト | ◎ ほぼゼロ | △ 高め | ○ 普通 |
| オフライン使用 | ◎ 完全対応 | △ 制限あり | ○ 有料で対応 |
| マルチプラットフォーム | × Apple限定 | ◎ 全対応 | ◎ 全対応 |
| 向いている用途 | 日常メモ | 知識管理・プロジェクト | 長期蓄積・検索 |
どれを選ぶか迷っている人へ——3ステップで決める
ステップ1:Apple製品オンリーかどうかで判断
iPhoneとMacしか使わない → Apple純正メモで十分な場合が多い
Androidやウィンドウズも使う → NotionかEvernoteを検討
ステップ2:何に使いたいかで判断
思いついたことをさっと書き留めたい → Apple純正メモ
プロジェクト管理・情報を体系化したい → Notion
大量の情報を長期保存・検索したい → Evernote
ステップ3:複数を組み合わせる「ハイブリッド活用」も有効
実は、上記の3つを組み合わせるのも賢い選択肢です。
- 日常のひらめき・ToDo → Apple純正メモ(速さ重視)
- プロジェクト・データベース → Notion(構造化重視)
- 資料・参考記事の保存 → Evernote(蓄積・検索重視)
この使い分けをしているパワーユーザーも多くいます。ただし、管理するツールが増えすぎると「どこに何があるかわからない」問題が起きるので、最初は1つに絞ることをおすすめします。
まとめ
今回は3つのメモアプリを徹底比較しました。
- Apple純正メモ:Appleユーザーに最適。速さとシンプルさが最強。無料
- Notion:情報を構造的に管理したい人の最強ツール。学習コストあり
- Evernote:長期蓄積と画像検索が抜群。有料でのフル活用が前提
迷っているなら、まずApple純正メモ(Appleユーザー)またはNotion無料プランから始めてみてください。どちらも無料で試せます。
「使い始めること」が最大の一歩。完璧なアプリを探し続けるより、とりあえず使って自分の使い方を発見していきましょう!
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暮らしとお金のカフェ 編集部
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