マーケットリサーチのやり方|低コストで自分でできる市場調査の方法
副業・起業前に必須のマーケットリサーチを自分でできる方法を解説。一次調査・二次調査の違い、無料ツールの活用、顧客インタビューの進め方など実践的な市場調査手法を紹介します。
✓この記事でわかること
副業・起業前に必須のマーケットリサーチを自分でできる方法を解説。一次調査・二次調査の違い、無料ツールの活用、顧客インタビューの進め方など実践的な市場調査手法を紹介します。
マーケットリサーチのやり方|低コストで自分でできる市場調査の方法
ビジネスを始める前に「市場を知ること」は失敗を防ぐ最大の投資です。専門のリサーチ会社に依頼しなくても、無料・低コストで質の高い市場調査ができる時代です。
マーケットリサーチとは
マーケットリサーチとは、「誰がどんな問題を持っていて、どんな解決策にお金を払うか」を事前に確認する作業です。
勘や経験だけでビジネスを始めると、「作ったけど売れなかった」という最悪のケースに陥ります。リサーチによってそのリスクを大幅に減らすことができます。
一次調査と二次調査の違い
一次調査(Primary Research)
自分で直接データを収集する方法です。
- 顧客インタビュー
- アンケート調査
- 観察調査
- フォーカスグループ
メリット: 自分のビジネスに直接関係するデータが得られる デメリット: 時間・手間がかかる
二次調査(Secondary Research)
既存のデータ・資料を活用する方法です。
- 業界レポート
- 政府統計
- 競合のウェブサイト分析
- SNSのコメント・レビュー
メリット: 低コスト・短時間 デメリット: 自分のビジネスにぴったり合うデータでない場合がある
無料でできる二次調査の方法
政府・公的機関のデータを活用する
日本では多くの統計データが無料で公開されています。
主な情報源:
これらのデータから市場規模・ターゲット層の実態を把握できます。
Googleを活用した競合・市場調査
Googleトレンド: キーワードの検索量推移を無料で確認できます。ビジネスアイデアに関連するキーワードが増加傾向か減少傾向かを把握するのに使います。
Google検索の活用:
- 関連キーワードで上位表示されているサイトを確認
- 競合の強み・弱みを把握
- コンテンツのギャップを発見
キーワードプランナー(Google広告): 無料アカウントで月間検索ボリュームの概算を確認できます。
SNSでのリサーチ
SNSは顧客の生の声を集める最強ツールです。
Twitterでの調査:
- 関連キーワードで検索して、ユーザーの悩みを収集
- 不満・要望を探す(「〇〇 困った」「〇〇 わからない」など)
Instagramでの調査:
- ハッシュタグ検索で市場の雰囲気を把握
- 人気投稿の傾向から顧客の関心を理解
Redditや知恵袋:
- 詳細な悩み・質問が豊富
- 「なぜ困っているか」の深い理由を発見できる
顧客インタビューの進め方
二次調査でおおよその仮説を立てた後、実際に潜在顧客に話を聞くことで精度を上げられます。
インタビューの準備
1. 対象者の選定 ターゲット顧客像に近い人物を5〜10人選びます。身近な知人・SNSのフォロワー・地域コミュニティなど、アクセスしやすい人から始めましょう。
2. 質問の設計 インタビューでは「課題の深さ」を探ることが目的です。
良い質問例:
- 「〇〇に関して最も困っていることは何ですか?」
- 「今はどうやってその問題に対処していますか?」
- 「理想的な解決策はどんなものだと思いますか?」
避けるべき質問:
- 「こういうサービスがあったら使いますか?」(誘導になる)
- 「いくら払えますか?」(早すぎる価格確認)
インタビューの実施
時間: 30〜60分が理想 場所: カフェ・オンライン(Zoom等) 記録: 許可を得てから録音するか、メモを取る
インタビュー中は相手の話を遮らず、「もう少し詳しく教えてください」と深掘りすることが重要です。
インタビューの分析
複数のインタビューを終えたら、共通パターンを探します。
- どんな課題が繰り返し出てくるか
- 既存の解決策への不満は何か
- どんな言葉・表現を使っているか(後のマーケティングに活用)
アンケート調査の活用
より多くのデータが必要な場合はアンケートが有効です。
無料ツール
- Googleフォーム:最も手軽なアンケートツール
- SurveyMonkey(無料プラン):デザインが整っている
- Typeform(無料プラン):回答率が高い
配布方法
- SNSでシェア
- 知人・コミュニティへの依頼
- 業界フォーラム・Facebook グループへの投稿
回答数の目安
仮説の大まかな検証なら30〜50件で十分なパターンが見えてきます。信頼性の高いデータには100件以上を目指しましょう。
競合分析との組み合わせ
マーケットリサーチは競合分析と組み合わせて行うと効果的です。
競合サイト・サービスの分析
- 価格帯の把握
- ターゲット顧客の確認
- レビュー・口コミから弱点を発見
Amazonのレビュー、Googleマップの口コミ、App Storeのレビューは、顧客の本音が詰まった宝庫です。
リサーチ結果のまとめ方
収集したデータは「顧客ペルソナ」と「問題・解決策マップ」に整理すると使いやすくなります。
顧客ペルソナの例:
- 年齢・職業・家族構成
- 主な悩み・目標
- 情報収集の手段
- お金に対する考え方
このペルソナを作ることで、「誰のために、何を、どう伝えるか」が明確になります。
まとめ
DIYマーケットリサーチのステップをまとめます。
- 二次調査(政府統計・Google・SNS)で市場の全体像を把握する
- 仮説を立てる(「誰が何に困っているか」)
- 顧客インタビュー5〜10件で仮説を検証する
- アンケートで数値的な確認をする
- 競合分析と組み合わせて自社のポジションを決める
ビジネスが失敗する多くの原因は「リサーチ不足」です。時間をかけてでも、顧客と市場を知ることが成功への近道です。
暮らしとお金のカフェ 編集部
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