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ビジネスマナー・敬語の使い方:社会人が身につけるべき基本マナー完全ガイド

くらし研究所 編集部

社会人として必須のビジネスマナーと敬語の使い方を解説。間違えやすい敬語・メールの書き方・電話応対・席次など、基本から応用まで実例付きで紹介します。

この記事でわかること

社会人として必須のビジネスマナーと敬語の使い方を解説。間違えやすい敬語・メールの書き方・電話応対・席次など、基本から応用まで実例付きで紹介します。

「ビジネスマナーって、なんとなく知っているつもりだけど自信がない」「敬語が合っているかどうか不安」——多くの社会人が感じているリアルな悩みです。ビジネスマナーは堅苦しいルールではなく、相手への敬意を示すための行動習慣です。副業や転職活動でも、クライアント・面接官とのやり取りにおいてマナーの良し悪しは大きな差になります。今日はカフェでのおしゃべりのように、間違えやすいポイントを中心に解説します。

なぜビジネスマナーが重要なのか——マナーの差が生む結果

ビジネスマナーの良し悪しは、相手の印象に大きく影響します。

評価 相手が感じること ビジネスへの影響
マナーが良い 「仕事を丁寧に進める人」「信頼できる」 リピート・紹介が増える
マナーが普通 特に印象に残らない 標準的なビジネス関係
マナーが悪い 「いい加減な人かも」「信頼できない」 発注取り消し・関係終了

特に副業・フリーランスでは、個人の信頼が全てです。1回のマナーミスが仕事の機会を失うことにつながります。

間違えやすい敬語TOP10——今日から直す

1. 「了解です」→「承知いたしました・かしこまりました」

NG: 「了解です」「了解しました」 OK: 「承知いたしました」「かしこまりました」

「了解」は同僚・友人に使う言葉です。目上の人や顧客には「承知いたしました」が正解。メールで多用されている間違いの代表例です。

2. 「〜になります」の多用

NG: 「コーヒーになります」「担当は田中になります」 OK: 「コーヒーでございます」「担当は田中でございます」

「なります」は状況の変化を表す言葉です。コーヒーはもともとコーヒーで、変化しません。

3. 「ご苦労様です」→「お疲れ様です」

NG: 上司・先輩に「ご苦労様です」 OK: 「お疲れ様です」(上下問わず使える)

「ご苦労様」は本来、目上の人が目下の人の労をねぎらう言葉です。逆に使うと失礼になります。

4. 「おっしゃられる」→「おっしゃる」

NG: 「部長がおっしゃられていましたが」 OK: 「部長がおっしゃっていましたが」

「おっしゃる」は「言う」の尊敬語です。「られる」をつけると二重敬語になります。

5. 社内の人を外部に「○○部長」と呼ぶ

NG: 「弊社の田中部長は…」(社外の人への言及) OK: 「弊社の田中は…」(役職なし・呼び捨て)

社外の人に対して社内の人間を呼ぶ際は、役職を外して呼び捨てにします。

場面 NG例 OK例
社外への電話 「田中部長はただいま不在です」 「田中はただいま不在です」
取引先への紹介 「山田課長をご紹介します」 「山田をご紹介いたします」
メールでの言及 「弊社の鈴木マネージャーが…」 「弊社の鈴木が…」

6. 「なるほど」の多用

相槌として自然ですが、目上の人への多用は失礼に聞こえる場合があります。 代替表現: 「おっしゃる通りです」「確かにそうですね」「ご指摘の通りです」

7. 「〜させていただく」の過剰使用

丁寧に聞こえますが多用すると不自然です。

  • 「参加させていただきます」→「参加いたします」
  • 「拝見させていただきます」→「拝見いたします」(「拝見」自体が謙譲語)

8. 「今ちょっとよろしいですか?」

NG: 「ちょっとよろしいですか?」 OK: 「今お時間よろしいでしょうか?」「少々お時間をいただけますか?」

「ちょっと」は軽い印象を与えます。

9. 「お世話さまです」→「お世話になっております」

NG: 「お世話さまです」 OK: 「お世話になっております」「いつもお世話になっております」

「お世話さまです」はカジュアルすぎます。

10. 「〜と思います」の多用

ビジネスでは「〜です」「〜いたします」と断定的に話す方が頼もしい印象を与えます。「できると思います」→「できます(○○の条件であれば)」と言い切る習慣を。

ビジネスメールの基本ルール——読まれるメールの書き方

メールの基本構成

件名:【○月○日 打ち合わせ件】議事録のご共有

○○株式会社 ○○部
○○様

いつもお世話になっております。
株式会社○○ ○○部の○○と申します。

本日の打ち合わせにお時間をいただきありがとうございました。
議事録をご共有いたします。

[本文・箇条書き]

ご不明点がございましたらお気軽にご連絡ください。
どうぞよろしくお願いいたします。

────────────────
○○ ○○(フルネーム)
株式会社○○ ○○部
TEL:○○-○○○○-○○○○
Email:xxx@xxx.com
────────────────

メール件名のルール

悪い件名例 良い件名例
「ご連絡」 「【○月○日 打ち合わせ】日時変更のお願い」
「確認お願いします」 「【要返信・○日まで】契約書内容のご確認」
「先日の件」 「【○○プロジェクト】議事録のご共有」

件名のポイント:

  • 一目で内容がわかる具体的なタイトル
  • 急ぎの場合は「【至急】」「【要確認・○日まで】」と明記
  • プロジェクト名や日付を入れると検索しやすい

返信の速さと対応

返信の目安:

  • 当日中が理想、遅くとも24時間以内
  • すぐに回答できない場合は「確認して○日までにご連絡します」と先に返す
  • 受信した当日に「確認しました。○日までに回答いたします」と返すだけでも信頼感が上がる

電話応対の基本——第一声が全ての印象を決める

電話を受ける時

ステップ 対応内容 ポイント
1 2コール以内に出る 3コール以上なら「お待たせいたしました」
2 「はい、○○株式会社でございます」 明るく・ゆっくり・はっきりと
3 相手の名前・会社名・用件をメモ 3点セットを必ずメモ
4 担当者に取り次ぐ場合 「少々お待ちください」と保留
5 担当者が不在の場合 「折り返しご連絡いたします」

不在時の対応:「○○は現在席を外しております。○時頃戻る予定ですが、折り返しご連絡させてよろしいでしょうか?」

電話をかける時

  1. 挨拶と名乗りから始める:「株式会社○○の○○と申します」
  2. すぐ確認:「今お時間よろしいでしょうか?」
  3. 用件を簡潔に(2〜3分で終わる内容に絞る)
  4. 締め:「お忙しい中ありがとうございました。よろしくお願いいたします」

席次(座る席)のマナー

会議室での席次

基本ルール:

  • 上座(目上・ゲスト):出入口から遠い席、窓に面した席
  • 下座(自社・案内する側):出入口に近い席

長テーブルの場合:

  • 奥が上座(入口から最も遠い席)
  • 向かって右側が上位
  • 入口に最も近い席が最下位

タクシー・車での席次

位置 優先順位
最上座 運転手の後ろ(左後部座席) ゲスト・最上位
次席 助手席の後ろ(右後部座席) 次位
3位 後部中央
最下座 助手席 案内する側・最下位

名刺交換のマナー

名刺交換の流れ:

  1. 自分の名刺を用意してから相手に近づく(相手の名刺が届く高さに両手で持つ)
  2. 自分の名刺を先に差し出す(「○○社の○○と申します」と名乗りながら)
  3. 相手の名刺を両手で受け取る
  4. 受け取ったらすぐしまわず、テーブルの左前に丁寧に置く
  5. 複数枚もらった場合は受け取った順に並べる
  6. 相手の目の前では名刺に書き込みをしない

よくある間違い:

  • 名刺入れを持たずに名刺をズボンのポケットから出す
  • 受け取った名刺を折ったり、上に物を置く
  • 名刺を片手で渡す・受け取る

まとめ

ビジネスマナーは「完璧」を目指すより、基本を押さえて誠実な行動をとることが重要です。

今日から意識する3つのこと:

  1. 「了解」→「承知いたしました」に変える(今すぐできる)
  2. メールの返信を当日中にする習慣をつける
  3. 電話はメモを取りながら・3コール以内に応対する

マナーが身についた人は「また仕事をしたい」「信頼できる」と思われます。副業でもフリーランスでも、これは収入に直結する武器になります。小さな積み重ねが、大きな信頼につながります。

暮らしとお金のカフェ 編集部

副業・節税・フリーランス・資産形成の実践的な情報を発信。暮らしとお金をもっとよくするために、やさしい言葉で情報をお届けします。

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