日本の税金カレンダー完全版——年間を通じた税務スケジュールと手続き一覧
所得税・住民税・固定資産税など、日本の主要な税金の申告・納付時期を月別に整理。「いつ何をすべきか」が一目で分かる年間税務スケジュールを会社員・副業者・フリーランス別に解説します。
✓この記事でわかること
所得税・住民税・固定資産税など、日本の主要な税金の申告・納付時期を月別に整理。「いつ何をすべきか」が一目で分かる年間税務スケジュールを会社員・副業者・フリーランス別に解説します。
こんにちは、暮らしとお金のカフェへようこそ。今日は「日本の税金カレンダー」をテーマに、年間を通じた税務スケジュールを整理します。
「もう時効になっている税金があった」「うっかり申告を忘れた」というミスは、税金の「いつ何をすべきか」を把握していないことが原因です。年間スケジュールを一度把握すれば、こうした後悔がなくなります。
日本の主要な税金一覧
まず、日本の主な税金と担当窓口を整理しましょう。
| 税金の名前 | 対象 | 申告・納付先 |
|---|---|---|
| 所得税 | 1月〜12月の所得 | 税務署(確定申告) |
| 住民税 | 前年の所得 | 市区町村 |
| 消費税 | 課税売上(1,000万円超) | 税務署 |
| 固定資産税 | 土地・建物・償却資産 | 市区町村 |
| 自動車税 | 4月1日時点の自動車保有 | 都道府県 |
| 相続税 | 相続による取得 | 税務署 |
| 贈与税 | 贈与による取得 | 税務署 |
| 住宅ローン控除(申告) | 住宅取得者 | 税務署 |
月別・税務スケジュール
1月:年始の税務スタート
主な税務イベント
- 1月1日:固定資産税の賦課期日(この日に持っている土地・建物が対象)
- 1月10日:12月分源泉所得税の納付期限
- 1月16日〜:個人事業主の事業開始届の提出が可能
- 1月31日:法定調書(給与支払報告書等)の提出期限
会社員がすること:
- 前年の給与明細・源泉徴収票の確認
- 副業収入があれば、確定申告の準備を開始
副業者・フリーランスがすること:
- 前年の収支を確定させて帳簿を締める
- 確定申告に向けて書類を揃え始める
2月:確定申告の開始
主な税務イベント
確定申告が必要な人:
- 年収2,000万円超の会社員
- 副業収入が年間20万円超の会社員
- 個人事業主・フリーランス
- 医療費が10万円超えた人(医療費控除の申告)
- 住宅ローン控除の初年度(2年目以降は年末調整で対応可)
- 株式・投資信託の売却で損益通算・繰越控除したい人
確定申告の方法:
3月:確定申告の締め切り
主な税務イベント
- 3月15日:所得税・個人消費税の確定申告・納付期限
- 3月15日:青色申告の申告期限
- 3月15日:贈与税の申告・納付期限
- 3月16日〜:還付申告(税金が戻ってくる場合)は1月から可能、3月以降も受付
確定申告を忘れた場合の対応:
- 期限後でも「期限後申告」として提出可能
- ただし無申告加算税(15〜20%)が発生する可能性がある
- 還付申告(税金が戻る場合)は期限後5年以内なら申告可能
4月:住民税・自動車税の季節
主な税務イベント
- 4月1日:自動車税の賦課期日(この日の自動車保有者が課税対象)
- 4月上旬〜中旬:固定資産税・都市計画税の納付通知書が届く
自動車税の目安:
| 排気量 | 自動車税(年額) |
|---|---|
| 1,000cc以下 | 25,000円 |
| 1,500cc以下 | 30,500円 |
| 2,000cc以下 | 36,000円 |
| 2,500cc以下 | 43,500円 |
| 3,000cc以下 | 50,000円 |
(電気自動車・燃費優良車は軽減あり)
5月:自動車税・固定資産税の第1期
主な税務イベント
- 5月31日:自動車税の納付期限(都道府県によって異なる)
- 5月下旬:固定資産税・都市計画税の第1期納付期限(市区町村による)
固定資産税の目安:
| 対象 | 税率 |
|---|---|
| 固定資産税 | 課税標準額×1.4% |
| 都市計画税 | 課税標準額×0.3%(上限) |
土地・建物の評価額に基づいて計算されます。
6月:住民税の開始
主な税務イベント
- 6月:前年の所得に基づく住民税の納付通知
- 会社員:6月給与から住民税の天引き開始
- 個人事業主・フリーランス:住民税の第1期納付(6月末が目安)
住民税の特徴:
- 前年(1月〜12月)の所得に基づいて翌年6月から1年間かけて支払う
- 税率:一律10%(所得割:6%+住民税:4%)
- 退職・フリーランス転向の翌年に「前職の収入分の住民税」が一気にくることに注意
7月〜8月:中間時期
主な税務イベント
- 7月10日:1〜6月分の源泉所得税の納期の特例(半期一括納付)
- 7月中旬:固定資産税・都市計画税の第2期(市区町村による)
- 8月:住民税第2期(個人事業主等)
副業者がすること:
- 上半期(1〜6月)の収支を確認
- 経費の領収書・記録の整理
9月:第3四半期
主な税務イベント
- 9月:住民税第3期(個人事業主等)
- 9月〜10月:iDeCoの払込証明書が届く準備
10月:年末に向けた準備開始
主な税務イベント
会社員がすること:
- iDeCoの払込証明書を保管(年末調整で使用)
- 生命保険料控除証明書を保管
- ふるさと納税の残りの寄附を検討(年間上限を確認)
11月:年末調整の準備
主な税務イベント
- 11月上旬〜:会社から年末調整書類が配布される
- 11月〜12月:書類を揃えて会社に提出
年末調整で申告できるもの:
| 控除の種類 | 必要書類 |
|---|---|
| 生命保険料控除 | 保険会社から届く証明書 |
| 地震保険料控除 | 保険会社から届く証明書 |
| 住宅ローン控除(2年目以降) | 年末残高等証明書・税務署から届く書類 |
| 小規模企業共済等掛金(iDeCo) | 払込証明書 |
| 配偶者控除・配偶者特別控除 | 配偶者の収入証明 |
ふるさと納税の確認:
- ワンストップ特例制度を使う場合:寄附先5団体以下で申請書を各団体に送る
- 6団体以上・確定申告をする場合:確定申告で申告する
12月:年末調整・損出しの最終機会
主な税務イベント
- 12月中旬:会社員の年末調整が完了
- 12月31日:投資の損出し(含み損の確定)の最終期限
投資家がすること:
- 年間損益を確認(証券会社のサイトで確認)
- 損失確定(損出し)を検討:含み損がある銘柄を年内に売却して損益通算
- iDeCoへの追加入金の検討
会社員・副業者・フリーランス別の重要イベント
会社員のみ
| 月 | すること |
|---|---|
| 11〜12月 | 年末調整書類の提出 |
| 1月 | 源泉徴収票の確認 |
副業収入あり会社員
| 月 | すること |
|---|---|
| 1月 | 副業の収入・経費の集計 |
| 2〜3月 | 確定申告(副業所得20万円超) |
| 12月 | 年間損益の確認・損出し検討 |
フリーランス・個人事業主
| 月 | すること |
|---|---|
| 1月 | 前年度の帳簿締め・書類整理 |
| 2〜3月 | 確定申告(所得税・消費税) |
| 6月 | 住民税第1期納付 |
| 8月 | 住民税第2期納付 |
| 11月 | 住民税第3期納付 |
| 1月 | 住民税第4期(最終)納付 |
| 3月 | 消費税申告(課税事業者) |
税金の「うっかり漏れ」を防ぐチェックリスト
年末に確認すべき項目:
- iDeCoの払込証明書を年末調整に提出した(会社員)
- ふるさと納税のワンストップ申請またはレシートを保管した
- 副業収入が20万円を超えているか確認した
- 投資の年間損益を確認して損出しを検討した
- 医療費が10万円を超えたか確認した(医療費控除)
- 住宅ローン控除の適用漏れがないか確認した
まとめ
税金のスケジュールを理解していると、「うっかり申告ミス」や「納付遅れのペナルティ」を防げます。
重要ポイントをまとめると:
- 確定申告期間は2月16日〜3月15日——副業収入20万円超は必須
- 年末調整は11〜12月——iDeCo・生命保険の控除書類を忘れずに
- 住民税は前年の所得に基づき、翌年6月から1年間支払う
- ふるさと納税は年末12月31日が期限——確認を忘れずに
- 投資の損出しは12月31日が最後のチャンス
「税金を理解している人」と「なんとなく払っている人」では、生涯で数百万円の差が出ることがあります。このカレンダーを年初に印刷して手帳に挟んでおきましょう。
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