月次家計簿の作り方|毎月10分でできる家計の記録と見直し方法
月次家計簿の基本的な作り方と継続するコツを解説。収支の記録方法・費目の設定・毎月の見直しポイント・家計改善につながる分析の仕方まで、家計を把握して貯蓄を増やすための実践ガイドです。
✓この記事でわかること
月次家計簿の基本的な作り方と継続するコツを解説。収支の記録方法・費目の設定・毎月の見直しポイント・家計改善につながる分析の仕方まで、家計を把握して貯蓄を増やすための実践ガイドです。
月次家計簿の作り方|毎月10分でできる家計の記録と見直し方法
「家計簿をつけたいけど続かない」という方は多いです。毎日レシートを記録して、細かく計算して……というイメージが「大変そう」という先入観を生んでいます。
でも実は、家計を把握するために必要なのは「毎日の記録」ではなく「月次のまとめ」だけで十分です。月1回、30分かければ家計の全体像が見えてきます。
月次家計簿の目的を整理する
まず「何のために家計簿をつけるのか」を明確にしましょう。
家計簿の目的:
- 「今お金がどこに消えているか」を知る
- 無駄な支出を発見する
- 貯蓄目標に向けた計画を立てる
- 「使っていい金額」の枠を決めて守る
「完璧に記録すること」が目的ではありません。「家計を改善するための情報を得ること」が本来の目的です。この点を最初から明確にしておくと、「完璧に記録できなかった」ことで挫折しにくくなります。
費目の設定:シンプルにするのがコツ
費目(家計の項目)は多すぎると記録・集計が面倒になります。最初はシンプルな分類から始めましょう。
推奨する費目(10〜15項目)
収入:
- 給与収入
- その他収入(副業・ポイント還元等)
支出(固定費):
- 住居費(家賃・ローン)
- 光熱費(電気・ガス・水道)
- 通信費(スマホ・インターネット)
- 保険料
- 教育費
- 車関連費(駐車場・ガソリン・保険)
支出(変動費):
- 食費(スーパー・コンビニ)
- 外食費
- 日用品費
- 交通費
- 医療費
- 被服費・美容費
- 娯楽・趣味費
- 交際費
- その他・雑費
最初は「ざっくり分かれていれば十分」です。細かく分けすぎると集計が大変になります。
月次家計簿の記録方法:3つのアプローチ
アプローチ1:家計簿アプリの自動集計を使う
口座・カードを連携した家計簿アプリ(マネーフォワードME・Zaimなど)を使えば、支出が自動で記録されます。
月末にやること:
- アプリで「今月の収支サマリー」を確認する
- カテゴリ分類が違うものだけ修正する
- 先月比・予算と実績を比較する
所要時間:月15〜20分
アプローチ2:Excelやスプレッドシートで管理
月次家計簿テンプレートの構成(例):
| 費目 | 予算 | 実績 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 住居費 | 80,000 | 80,000 | 0 |
| 食費 | 50,000 | 47,000 | +3,000 |
| 外食費 | 15,000 | 22,000 | -7,000 |
| 光熱費 | 15,000 | 13,500 | +1,500 |
| 通信費 | 8,000 | 8,000 | 0 |
| 日用品 | 10,000 | 12,000 | -2,000 |
| … | … | … | … |
| 合計 | 250,000 | 262,500 | -12,500 |
| 収入 | 300,000 | 300,000 | - |
| 差引(貯蓄額) | 50,000 | 37,500 | -12,500 |
月末にやること:
- クレジットカードの利用明細をまとめる(メールorネット確認)
- 銀行の入出金明細を確認する
- 費目別に集計してスプレッドシートに入力する
Googleスプレッドシートで共有すれば、夫婦・家族での共有も簡単です。
アプローチ3:手書きの家計簿ノート
「デジタルより紙の方が好き」という方は手書きも有効です。
おすすめの手書き家計簿:
- 100均のシンプルなノートに自分でフォーマットを作る
- 「ほぼ日手帳」「ルーズリーフ」などを活用
手書きのメリットは「書く作業自体が支出の意識付けになる」こと。レシートを見ながら書き写す行為が「何にいくら使ったか」を自覚するきっかけになります。
月次家計簿の見直し方:毎月やること
記録するだけで終わらせず、「見直し」まで行うことで家計が改善されます。
ステップ1:先月の支出を確認する(5分)
- 食費・外食費・日用品は予算通りだったか
- 予想外に多かった費目はどれか
- クレジットカードの請求と実際の支出がずれていないか
ステップ2:前月比・前年同月比で確認する(5分)
- 先月より増えた費目・減った費目はどれか
- 季節的に増える費目(冬の光熱費・夏のエアコン代等)は予測できているか
- 年間で見て「費用が積み上がっている費目」はどれか
ステップ3:来月の予算を設定する(5分)
先月の実績と来月の予定(旅行・大きな買い物・特別支出)を考慮して、来月の費目別予算を設定します。
「先月外食が多すぎた→来月は外食を月2回に抑える」という具体的なアクションにつなげることが大切です。
貯蓄目標との連動:「先取り貯蓄」と組み合わせる
家計簿は「使ってから余ったら貯蓄」では機能しません。「収入が入ったらまず貯蓄額を移す(先取り貯蓄)」との組み合わせが最も効果的です。
先取り貯蓄のやり方:
- 月初に目標貯蓄額を別の口座に移す(自動振替設定が便利)
- 残ったお金を予算として各費目に振り分ける
- 毎月末に「予算内で生活できたか」を家計簿で確認する
「今月は余ったら貯める」という方法は機能しません。「初めから取り分ける」という仕組みが貯蓄を確実にします。
家計簿を続けるための工夫
「完璧に記録しなくていい」と決める
レシートをなくした・記録し忘れた→だから家計簿をやめる、という連鎖が最も多い挫折パターンです。「今月は〇〇円分が記録できなかった」という誤差があっても、続けることの方が重要です。
キャッシュレス化で自動記録を増やす
現金払いを減らしてクレジットカード・電子マネー払いを増やすと、支出が自動で記録されて家計簿の記録漏れが減ります。
家族で共有する
夫婦・パートナーで家計を管理している場合、お互いの支出を共有することで協力して節約できます。「今月の食費が多かったね」という会話が自然な家計改善につながります。
まとめ
月次家計簿を続けるための基本をまとめます。
月次家計簿の3ステップ:
- 月末に支出をまとめる(アプリ・Excel・手書きどれでもOK)
- 予算と実績を比較して「多すぎた費目」を確認する
- 来月の改善アクションを1つ決める
続けるための2つの鉄則:
- 完璧を目指さない(記録漏れがあっても続ける)
- 先取り貯蓄と組み合わせる(貯蓄を確実にする仕組み)
家計簿は「我慢のためのツール」ではなく「自分がどう使いたいかを決めるためのツール」です。記録することで「見えなかったお金の流れ」が見えるようになり、自分の価値観に合った使い方ができるようになります。
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