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高配当株のスクリーニング実践:SBI証券の使い方

暮らしとお金のカフェ 編集部

SBI証券のスクリーニング機能を使って高配当株を効率よく絞り込む実践的な手順を解説します。

この記事でわかること

SBI証券のスクリーニング機能を使って高配当株を効率よく絞り込む実践的な手順を解説します。

こんにちは、暮らしとお金のカフェへようこそ。お金の基礎知識を、難しい言葉なしでやさしく解説します。

4,000銘柄から探さなくていい:スクリーニングという発想

東京証券取引所に上場している企業は約4,000社。その中から「高配当で業績が安定している」銘柄を手動で探すのは、現実的ではありません。

そこで活用するのがスクリーニング機能です。

スクリーニングとは、「配当利回り3%以上・自己資本比率40%以上・時価総額1,000億円以上」といった条件を設定して、条件を満たす銘柄だけを自動で絞り込む機能です。4,000社が30〜50社に絞られ、その中から詳しく分析する銘柄を選びます。

SBI証券の銘柄スクリーニングは無料・ログイン不要でも一部利用可能で、機能が充実しています。今回は実践的な使い方を解説します。

SBI証券のスクリーニング手順:5ステップ

ステップ1:スクリーニング画面にアクセスする

方法A(口座保有者):

  1. SBI証券にログイン
  2. 「国内株式」タブをクリック
  3. 「銘柄を探す」→「株式スクリーニング」を選択

方法B(口座なし・検索から): 「SBI証券 株式スクリーニング」で検索すると直接アクセスできます。口座なしでも基本的なスクリーニングは利用できます。

ステップ2:高配当株に適した条件を設定する

以下が高配当株スクリーニングの基本的な条件例です。

項目 設定値 理由
配当利回り 3%以上 「高配当」の一般的な基準
時価総額 1,000億円以上 流動性(売買のしやすさ)を確保
自己資本比率 40%以上 財務健全性の目安
ROE(自己資本利益率) 8%以上 収益性・株主への還元力の目安
配当性向 20〜65% 低すぎると還元不足、高すぎると持続性に不安

配当性向について:

  • 20%未満:利益の割に配当が少ない(増配の余地あり)
  • 20〜65%:健全な配当水準
  • 65〜80%:配当維持に注意が必要な水準
  • 80%超:業績が少し悪化しても減配リスクが高い

ステップ3:絞り込まれた銘柄リストを確認する

条件を設定して「検索」を実行すると、条件を満たす銘柄が一覧で表示されます。

スクリーニング結果に表示される主な情報:

  • 銘柄名・銘柄コード・業種
  • 株価・時価総額
  • 配当利回り・配当性向
  • PER(株価収益率)・PBR(株価純資産倍率)
  • 自己資本比率・ROE

まずはこの一覧をざっと確認し、業種の偏りがないかをチェックします。通信・金融・食品など異なる業種から候補を選ぶと、分散効果が高まります。

ステップ4:個別銘柄の詳細を確認する

スクリーニングはあくまで「候補の絞り込み」ツールです。条件を満たした銘柄を個別に確認することが必須です。

確認する5つのポイント:

①配当の推移(過去5〜10年)

  • 配当が安定して維持されているか
  • 増配傾向か、維持傾向か
  • 過去に大幅な減配はなかったか(あった場合、その理由は何か)

②業績(売上・営業利益・純利益)の推移

  • 3〜5期連続で利益が安定しているか
  • 大幅な赤字の期がないか
  • 利益が配当を十分にカバーしているか

③フリーキャッシュフロー(FCF)

  • 利益だけでなく、実際の現金の入出を確認
  • FCFがマイナスの企業は、借金をして配当を払っている可能性がある

④配当方針(IRページで確認)

  • 企業が配当についてどんな方針を宣言しているか
  • 「安定配当を維持する」「業績連動型」など方針によってリスクが異なる

⑤事業内容の理解

  • その企業が何で稼いでいるか、説明できるレベルで理解する
  • 理解できない事業のビジネスモデルには投資しない

ステップ5:候補リストを作り比較する

詳細確認が終わったら、候補銘柄を5〜10社に絞り、比較表を作ります。

銘柄 配当利回り 配当性向 自己資本比率 連続増配年数 業種
NTT 3.5% 40% 45% 数年 通信
KDDI 3.8% 45% 50% 20年超 通信
三菱UFJ 3.5% 40% (金融は別指標) 数年 金融
三菱商事 3.2% 35% 42% 数年 商社

比較表を見ながら「どれを優先して購入するか」を決めます。

スクリーニングの注意点:数字だけで判断しない

スクリーニングは強力なツールですが、いくつかの限界があります。

注意点1:高利回りはリスクのサインかもしれない

配当利回り7%・8%という高い数字は魅力的に見えますが、それは「株価が大幅に下落した結果、利回りが上昇した」可能性があります。

高利回りを見たときの確認事項:

  • なぜ株価が下落しているのか(業績悪化?市場全体の下落?)
  • 配当性向は過大になっていないか(100%を超えているなら危険信号)
  • 直近の決算で業績悪化のサインはないか

注意点2:財務指標は過去のデータ

スクリーニングに使う自己資本比率・ROEなどの数字は過去のデータです。直近の決算や業績予想も必ず確認しましょう。

注意点3:業種特性を考慮する

銀行・保険業は財務の見方が一般企業と異なります(自己資本比率が低くても問題ない場合がある)。業種別に適切な指標を使いましょう。

楽天証券でのスクリーニングとの比較

SBI証券と並んで人気の楽天証券でも、同様のスクリーニングが可能です。

機能 SBI証券 楽天証券
スクリーニング条件数 非常に多い 多い
使いやすさ やや複雑・高機能 シンプルで使いやすい
米国株スクリーニング 対応 対応
配当推移グラフ 対応 対応
無料で使えるか 基本機能は無料 基本機能は無料

SBI証券はスクリーニング条件の細かさが強み。楽天証券はシンプルで初心者に使いやすい印象があります。どちらも口座を持っていれば利用できます。

スクリーニング後のチェックリスト

スクリーニング結果の銘柄を最終確認する前に、以下のチェックを実施しましょう。

□ 配当利回りは3〜5%の適切な範囲か(6%以上は要注意) □ 配当性向は20〜65%の健全な範囲か □ 過去5年で大幅な減配はなかったか □ 業績(売上・利益)は安定または成長しているか □ フリーキャッシュフローはプラスを維持しているか □ 自己資本比率は40%以上か(金融業は別途確認) □ 企業のIRページで配当方針を確認したか □ 事業内容を自分の言葉で説明できるか □ 同業種に既に多く投資していないか(業種分散の確認)

まとめ

SBI証券スクリーニングの実践方法をまとめます。

  1. スクリーニングで候補を絞り込む:配当利回り3%以上・自己資本比率40%以上・配当性向20〜65%が基本条件
  2. 絞り込み後は必ず個別確認:配当推移・業績推移・FCF・IR情報の4つを確認する
  3. 高利回りには慎重になる:6%超はリスクのサインである可能性を疑う
  4. スクリーニングは候補発見ツール:最終判断は業績・配当の詳細確認で行う
  5. 業種・銘柄の分散を忘れない:スクリーニング後も業種偏りをチェックする

スクリーニングを使えば、膨大な銘柄の中から「条件に合う候補」を30分以内に絞り込めます。まず今日、SBI証券(または楽天証券)のスクリーニング画面を開いて、実際に条件を設定してみましょう。


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