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借金返済のアバランチ法|高金利から返して利息を最小化する方法

暮らしとお金のカフェ 編集部

借金を数学的に最効率で返済するアバランチ法(高金利返済法)の仕組みと実践方法を解説。スノーボール法との違い・向いている人・返済計画の立て方・利息の節約シミュレーションを具体的に紹介します。

この記事でわかること

借金を数学的に最効率で返済するアバランチ法(高金利返済法)の仕組みと実践方法を解説。スノーボール法との違い・向いている人・返済計画の立て方・利息の節約シミュレーションを具体的に紹介します。

こんにちは、暮らしとお金のカフェへようこそ。お金の悩みを一緒に解決するヒントをお届けします。

複数の借金がある場合、どれから返すかによって支払う利息の総額が大きく変わります。アバランチ法(Debt Avalanche)は、金利の高い借金から順に返すことで、支払う利息を数学的に最小化する方法です。「少しでも早く借金から解放されたい」「1円でも利息を減らしたい」という方に向いています。

アバランチ法とは:「雪崩」の原理で高金利を崩す

「雪崩(Avalanche)」のように、高金利の借金を一気に崩していくことから名付けられた方法です。

アバランチ法の原理: 金利が高い借金ほど、放置するほど膨らみます。18%の消費者金融を1年放置すると、100万円の借金に約18万円の利息が上乗せされます。これを先に潰すことで、長期的な利息負担を最小化します。

利息の恐ろしさ:高金利借金の膨らみ方

借金額 年利 1年後の利息 5年後の総利息(最低返済のみ)
100万円 18%(消費者金融) 約18万円 約120万円以上
100万円 15%(カードキャッシング) 約15万円 約90万円以上
100万円 3%(奨学金) 約3万円 約15万円

高金利の借金は早期に返すほど、トータルの利息節約効果が大きくなります。

アバランチ法の5ステップ実践方法

ステップ1:すべての借金を書き出す

まず現在の借金の全体像を把握します。隠れた借金(クレジットカードのリボ払い・ショッピングローン)も漏れなく記載します。

借金一覧表の例:

借金の種類 残高 最低返済額/月 年利 優先順位
消費者金融A 50万円 15,000円 18.0% 1位
クレジットカードB(リボ) 8万円 5,000円 18.0% 2位(残高で決定)
カードローンC 25万円 8,000円 15.0% 3位
奨学金 200万円 20,000円 3.0% 4位
合計 283万円 48,000円

ステップ2:金利の高い順に並べ替える

アバランチ法では**金利の高い順(残高順ではなく)**に並べます。同金利の場合は残高の少ない方を先にします。

ステップ3:最低返済額は全借金に払い続ける

どの借金も最低返済額は欠かさず払います。最低返済額を下回ると延滞として記録され、信用情報に影響します。

ステップ4:余剰資金を最高金利の借金に集中する

月の返済に使える総額から、全借金の最低返済額を引いた「余剰資金」をすべて最高金利の借金に上乗せします。

月5万円の返済予算の場合:

  • 最低返済額の合計:48,000円
  • 余剰資金:50,000円 - 48,000円 = 2,000円
  • 消費者金融A(18%)に2,000円を上乗せ → 毎月17,000円返済

ステップ5:1つ完済したら次の高金利借金に全額投入する

消費者金融Aが完済したら、そこに払っていた17,000円をクレジットカードBの返済に全額追加します。これにより返済額がどんどん大きくなる「雪崩効果」が生まれます。

返済額の拡大イメージ:

フェーズ カードB(18%) カードC(15%) 奨学金(3%)
消費者金融A完済後 5,000円+17,000円=22,000円 8,000円 20,000円
カードB完済後 完済 8,000円+22,000円=30,000円 20,000円
カードC完済後 完済 完済 20,000円+30,000円=50,000円

アバランチ法の利息節約効果:具体的なシミュレーション

前提条件: カードローン30万円(年利15%)と消費者金融20万円(年利18%)の2本の借金。月の余剰返済額は1万円。

スノーボール法(残高少ない順)の場合: → 消費者金融20万円(残高が少ない)を先に返す → 消費者金融の1年間の利息:約3.6万円 → 全完済までの総利息:多くなる

アバランチ法(金利高い順)の場合: → 消費者金融20万円(金利18%)を先に返す(今回はたまたま同じ順番)

金利が逆の場合(アバランチ法が本領発揮するケース):

  • 借金A:残高5万円、年利5%
  • 借金B:残高30万円、年利18%

スノーボール法:残高が少ない借金A(5万円)を先に返す アバランチ法:金利18%の借金B(30万円)を先に返す

アバランチ法の方が総利息が少なくなります。 借金Bに毎月の余剰を集中させることで、最も利息を生み出している借金を素早く潰せるためです。

スノーボール法との違いと使い分け

観点 アバランチ法 スノーボール法
返済順序 金利が高い順 残高が少ない順
利息の総額 少なくなる(数学的最適) 多くなる場合がある
完済の早さ 最初の完済まで時間がかかる場合も 早期に「完済」体験を得られる
モチベーション 数字の節約が見えると継続できる 「完済した!」という成功体験が維持力になる
向いている人 合理的に考えられる人、高金利の借金がある人 モチベーションの維持が必要な人

どちらが「正解」ということはありません。続けられる方法が最善です。高金利(15%以上)の借金がある場合は、アバランチ法の利息節約効果が特に大きくなります。

返済を加速させる3つの追加策

追加策1:おまとめローン・借り換えを検討する

高金利の複数の借金を、低金利の「おまとめローン」1本にまとめることで、支払う金利自体を下げられます。

例: 消費者金融18%と銀行カードローン15%の2本を、おまとめローン8%に一本化する。

注意点:

  • 審査が必要(信用スコアが下がっている場合は通らないことも)
  • 返済期間が延びると総利息が増える場合がある
  • 手数料・事務費が発生する場合がある

借り換え前に「利息総額」を必ず比較してから判断しましょう。

追加策2:固定費の削減で返済額を増やす

毎月の余剰返済額を月5,000円増やすだけで、返済期間が大幅に短くなります。

固定費削減の優先順位:

項目 節約幅 難易度
スマホのプラン変更(格安SIM) 月3,000〜10,000円
不要なサブスクの解約 月2,000〜5,000円
保険の見直し 月5,000〜20,000円
電力会社の乗り換え 月1,000〜3,000円

追加策3:副業・臨時収入を全額返済に充てる

メルカリでの不用品売却・単発アルバイト・クラウドソーシングでの副業収入は、生活費に組み込まず全額返済に充てるルールを作ります。

月1〜2万円の副業収入を追加できれば、返済期間が大幅に短縮されます。

まとめ

アバランチ法(高金利返済法)で知っておくべきポイントをまとめます。

  1. 金利の高い借金から返すことが数学的最適:18%の借金を1年放置すると100万円に18万円の利息がかかる
  2. 5ステップで実践できる:全借金の書き出し→金利順に並べ→最低返済額を維持→余剰を最高金利に集中→完済したら次へ
  3. スノーボール法との違いを理解する:アバランチは利息最小・スノーボールはモチベーション重視
  4. おまとめローンで金利自体を下げる選択肢もある:審査と総利息の比較が必須
  5. 固定費削減・副業で返済額を増やすのが最速の加速策:月5,000円の追加でも返済期間が数か月短縮される

まず今日やること:手元の明細を確認して、すべての借金の残高・年利・最低返済額を一覧表に書き出しましょう。全体像が見えることで、次の一手が見えてきます。

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