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暴落時に投資を続ける3つの心得

暮らしとお金のカフェ 編集部

投資で最も怖いのは暴落時に売却してしまうことです。歴史を学ぶ・自動化する・現金比率の3つの工夫で、冷静に投資を続ける環境を作れます。

この記事でわかること

投資で最も怖いのは暴落時に売却してしまうことです。歴史を学ぶ・自動化する・現金比率の3つの工夫で、冷静に投資を続ける環境を作れます。

こんにちは、暮らしとお金のカフェへようこそ。お金の基礎知識を、難しい言葉なしでやさしく解説します。

投資を始めた人の多くが、最初の暴落でやめてしまいます。「やっぱり怖い」「もう少し様子を見よう」——こうして売却した後、市場が回復するのを眺めることほど悔しいことはありません。

しかし、暴落時の心理的プレッシャーに負けずに投資を続けることが、長期投資で成果を出すための最重要スキルです。今日は、その「暴落メンタル」を作るための3つの心得を解説します。

暴落とは何かを正確に理解する

まず、暴落に対する正しい認識を持ちましょう。多くの人が暴落を「危機」と感じますが、長期投資家にとっては「セール」です。

暴落の定義:

一般的に、高値からの下落率が20%以上になると「弱気相場(ベアマーケット)」と呼ばれます。

過去の主要な暴落と回復の歴史:

暴落イベント 下落率 底値から回復するまで
リーマンショック(2008年) 約57%下落 約5〜6年
コロナショック(2020年3月) 約34%下落 約6ヶ月
ITバブル崩壊(2000〜2002年) 約49%下落 約7年
1987年ブラックマンデー 約35%下落 約2年
1929年大恐慌 約86%下落 約25年

歴史を見ると、大恐慌レベルの大暴落以外では、すべての市場が回復しています。長期投資における暴落は「一時的な下落」であり、最終的には投資を続けた人が報われるのが株式市場の歴史です。

暴落中に感じること vs 実際に起きていること:

暴落中の感情 実際の状況
「もっと下がりそう」 底値はいつも後から分かる
「全額売ってしまおう」 売った後に回復することが多い
「投資しなければよかった」 長期では積立継続者が有利
「専門家の意見を信じたい」 専門家も底値は分からない

心得1:過去の暴落を学んで「パターン」を知る

リーマンショック・コロナショックなど、過去の暴落から市場は必ず回復してきました。この歴史を「知っている」だけで、暴落時のメンタルが大きく変わります。

「知識が感情に勝る」というのが長期投資の真実です。

暴落時に感情的にならないための準備:

  1. 暴落の歴史書を1冊読む:「敗者のゲーム」「株式投資の未来」など、長期投資の実績を示す本を事前に読んでおく
  2. 自分のポートフォリオの過去のシミュレーションを見る:「もし2008年から積み立てていたら今頃いくらか」をシミュレーションしておく
  3. 「暴落後に売った人」の後悔談を読む:暴落時に売って後悔した人の記録を読んでおくと、「売らない理由」が強化される

コロナショックの実例で考える:

2020年3月18日、日経平均は1万6,358円まで下落しました(2019年末は2万3,656円)。この時点で売却した場合:

  • 2024年3月の日経平均は4万円を超えた
  • 売らずに保有し続けた場合、約2.5倍になった

「あのとき売らなければよかった」という話は、投資をしている人なら誰でも一度は聞いたことがあるはずです。

心得2:投資を自動化して「感情を排除する」

暴落時に一番危ないのは「自分で判断すること」です。感情的な人間が市場の激しい動きを見て判断すれば、必ず最悪のタイミングで動いてしまいます。

解決策は「自動化」です。

積立投資の自動設定で得られる効果:

  • 毎月決まった日に、決まった金額が自動で購入される
  • 暴落時も自動的に「安いときに多く買う」ことができる
  • 感情が介入する余地をゼロにできる

ドルコスト平均法の効果:

毎月3万円を積み立てる場合:

価格 購入口数
1月 1万円 3口
2月(暴落) 5,000円 6口
3月(回復) 8,000円 3.75口
合計 - 12.75口(9万円分)

暴落月に多く買えているため、平均取得コストが下がります。これを「ドルコスト平均法」といい、積立投資の最大のメリットです。

自動化の設定方法(NISA口座の場合):

  1. 証券会社の積立設定画面を開く
  2. 毎月の積立額・積立日を設定する
  3. 積立商品(インデックスファンドなど)を選ぶ
  4. 「設定完了」で終わり

設定後は何もしなくていいのが自動化の最大のメリットです。スマホの通知設定を「オフ」にして、毎日価格を見ないようにするのも重要です。

心得3:現金比率を適切に保つ

暴落時に投資を続けられる人と、投資をやめてしまう人の違いは「現金の余裕があるかどうか」に大きく影響します。

現金が必要な2つの理由:

理由1:生活防衛資金 投資は「失っても生活に困らないお金」でするのが原則です。生活費6ヶ月分(例:生活費20万円/月なら120万円)は投資に回さず、普通預金や定期預金に置いておきます。

理由2:投資余力としての現金 ポートフォリオの10〜20%を現金で持っておくと、暴落時に「スポット買い」ができます。「暴落は買い増しのチャンス」と考えられると、暴落への恐れが薄れます。

現金比率の考え方:

年齢・状況 推奨現金比率 理由
20〜30代・収入安定 10〜20% リスク取れる期間が長い
40代・住宅ローンあり 20〜30% 突発的な出費に備える
50代・老後が近い 30〜40% 暴落回復を待つ時間が減る
定年退職後 40〜50% 売却が必要になる場合も

心理的な余裕と投資判断の関係:

現金の余裕あり → 暴落でも焦らない → 保有継続 or 買い増し → 長期リターンUP
現金の余裕なし → 暴落で焦る → 売却 → 損失確定

現金は「機会損失」ではなく「心の余裕を買うためのコスト」と考えると、現金を持つことへの罪悪感が薄れます。

暴落時にやってはいけないこと

心得を守るためにも、「やってはいけないこと」を具体的に把握しておきましょう。

暴落時のNG行動トップ5:

  1. 毎日価格をチェックする:感情が揺れて冷静な判断ができなくなる
  2. SNS・ニュースを見続ける:悲観的な情報が集まりやすく、判断を歪める
  3. 一括売却する:底値で売って高値で買い直す「下手な逆張り」になりやすい
  4. 誰かに相談して即決する:「売ったほうがいい」という意見に流される
  5. 「今回は違う」と思う:歴史的暴落でも回復してきた事実を忘れる

特に**「今回は違う」という感覚に注意**してください。リーマンショックでも、コロナショックでも、多くの人が「今回は本当に終わりかも」と感じました。しかし、市場は回復しました。

暴落後に「後悔しない」ために今できること

暴落に備えた準備を、相場が平穏なうちにしておきましょう。

今日できる3つの準備:

  1. 自分のリスク許容度を確認する:「評価額が30%下がっても保有できるか?」を自問する。NOなら投資比率を下げる
  2. 生活防衛資金を確保する:投資口座と生活費口座を明確に分ける
  3. 積立設定を自動化する:毎月の積立を設定して「手動で判断する場面」をなくす

これらを準備しておくだけで、いざ暴落が来たときの行動が大きく変わります。

まとめ

暴落時に投資を続けるための3つの心得をまとめます。

  1. 過去の暴落を学ぶ:歴史を知ることで「暴落後は必ず回復する」という事実が心の支えになる
  2. 投資を自動化する:毎月の積立設定をしておけば、感情に左右されず機械的に買い続けられる
  3. 現金比率を保つ:生活防衛資金+投資余力の現金を持つことで、暴落時に焦らない心理的余裕が生まれる

「暴落に耐えること」ではなく「暴落を気にしなくていい環境を作ること」が、長期投資成功の本質です。今から仕組みを整えておきましょう。


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