暮らしとお金のカフェ

夫婦の緊急予備費はいくら必要?生活費の何ヶ月分か

暮らしとお金のカフェ 編集部

夫婦の緊急予備費はいくら必要?生活費の何ヶ月分かについて、具体的な方法・注意点・実践ステップを解説します。

この記事でわかること

夫婦の緊急予備費はいくら必要?生活費の何ヶ月分かについて、具体的な方法・注意点・実践ステップを解説します。

税制・社会保険・金融制度・サービス料金・キャンペーン内容は変更されることがあります。 記事の内容は一般的な情報として確認し、申し込みや申告の前には公式サイト・税務署・年金事務所・専門家の最新情報もあわせて確認してください。
📋

この記事の目次

あわせて読みたい記事

夫婦の緊急予備費はいくら必要?生活費の何ヶ月分か

結婚して家計を一緒に管理するようになると、お金の不安って増えますよね。「もしも」に備える緊急予備費について、夫婦でどの程度用意すればいいのか、疑問に思う方も多いと思います。

このカフェでは、夫婦が本当に必要な緊急予備費の額と、実際の貯め方について、具体的にお話しします。

緊急予備費とは?夫婦で押さえておくべき基本

緊急予備費は、突然の出費や収入の途絶に備えるお金です。一人暮らしとは違い、夫婦で生活していると、予期しない出費のパターンが増えます。

たとえば:

  • 医療費:手術や入院(健康保険の対象外も含む)
  • 車の修理:家族用の車の急な故障
  • 家の修理:給湯器の故障やエアコンの不具合
  • 失業・減収:どちらかが仕事を失った場合の生活費
  • 家族のサポート:親の介護や親戚の急な支援が必要になった場合

夫婦で共有している生活費が大きいほど、緊急予備費の役割も重要になってくるんです。

生活費の何ヶ月分が目安?一般的な考え方

最も推奨される「3ヶ月分」説

金融の専門家の間でよく聞く目安が**「生活費の3ヶ月分」**です。

月額生活費ごとの緊急予備費の目安を、表でまとめてみました。

月額生活費 3ヶ月分 4ヶ月分 6ヶ月分
20万円 60万円 80万円 120万円
25万円 75万円 100万円 150万円
30万円 90万円 120万円 180万円
35万円 105万円 140万円 210万円
40万円 120万円 160万円 240万円

3ヶ月分を推奨する理由は、失業時の平均的な再就職期間が3~4ヶ月と言われているからです。夫婦のどちらかが仕事を失った場合、その期間の生活費を賄えれば、焦らずに次の職を探せるという考え方ですね。

より慎重な「6ヶ月分」説

ただし、以下のような夫婦の場合は、6ヶ月分の緊急予備費を目指す方が安心です。

  • 子どもがいる、または今後の妊娠・出産を予定している
  • どちらかが自営業や契約社員で収入が不安定
  • 高齢の親の介護が現実的に予想される
  • 住宅ローンを抱えている
  • 車のローンがある

子どもがいる家庭では、教育費や医療費の予期しない出費も増えるため、余裕を持った予備費があると心強いですよ。

夫婦の現状に合わせた「ちょうどいい金額」の決め方

「3ヶ月分と6ヶ月分、どっちにしよう……」と悩んでいるなら、夫婦で一度話し合ってみるのが一番です。

ステップ1:現在の生活費を正確に把握する

まずは月額の生活費を算出します。ここでポイントなのは、「平均的な月」を基準にすること。

  • 家賃・ローン
  • 光熱費
  • 食費
  • 通信費
  • 保険料
  • その他日用雑貨・服飾費

3ヶ月分の家計簿を見直して、月平均を計算すると、季節ごとの変動も考慮できます。

ステップ2:夫婦の雇用形態と収入の安定性を評価する

雇用形態 リスク評価 緊急予備費の目安
両方とも正社員 低い 3ヶ月分
一方が正社員、一方が非正社員 中程度 4~5ヶ月分
どちらかが自営業 高い 6ヶ月分以上
両方とも非正社員 非常に高い 6~9ヶ月分

二人の仕事の安定性が異なる場合、より安定性の低い側の事情に合わせて考えるといいですよ。

ステップ3:他のリスク要因をチェック

以下の項目に当てはまる数が多いほど、緊急予備費は多めに用意する方がいいでしょう。

  • 住宅ローンの返済中である
  • 車のローンがある
  • 小さい子どもがいる
  • 親の介護の可能性がある
  • 持病がある、または医療費がかかりやすい
  • 社宅や賃貸物件に住んでいる(修理費の自己負担の可能性)

実際の貯め方:ゼロから緊急予備費を作る計画

「目安はわかったけど、どうやって貯めるの?」という疑問が出てくると思います。実践的な貯め方をご紹介しますね。

その1:先取り貯金で自動的に貯める

給料が入ったら、生活費を引く前に緊急予備費用のお金を別口座に移すのが一番確実です。

夫婦で月額5万円ずつ貯めるなら、1年で120万円貯まります。これなら月額30万円の生活費があっても、4ヶ月分の予備費が完成しますね。

その2:ボーナスを活用する

毎月の生活費を工夫して貯めるのが難しい場合、ボーナスを主な資源にするという方法もあります。

年2回のボーナスで合計100万円あれば、3年で目標額に到達することもできます。ただしこの方法は、ボーナスが確実に支給される職場が前提になります。

その3:段階的に目標を設定する

いきなり「150万円貯める!」と決めるのではなく、段階を踏むと挫折しにくいですよ。

  1. 第1段階:1ヶ月分の生活費(目安:30万円) → 3~6ヶ月で達成
  2. 第2段階:3ヶ月分の生活費(目安:90万円) → その後1年で達成
  3. 第3段階:6ヶ月分の生活費(目安:180万円) → さらに1年で達成

小さな目標をクリアするたびに、「夫婦で頑張ってるな」という実感が得られます。

緊急予備費の保管場所:どこに置くのが正解?

貯めた緊急予備費は、「すぐに引き出せるが、日常的には触らない」という状態が理想的です。

おすすめの保管先

  • メインバンク以外の銀行の普通預金:定期預金より利息は低いですが、必要な時にすぐ出せます
  • ネット銀行の貯蓄口座:金利が若干高いことが多く、ATM手数料も工夫次第で無料にできます
  • 夫婦で同じ口座 vs 別々の口座:共有資産として夫婦で管理するなら、一つの口座に集約する方がシンプルです

避けた方がいい保管先

  • つみたてNISAなどの投資信託(急に必要な時に売却すると損する可能性)
  • タンス預金(盗難や火災のリスク、また額が多いと紛失しやすい)

夫婦だからこそ気をつけたい、緊急予備費の運用ルール

緊急予備費を夫婦で共有する時は、ルール作りが大切です。

ルール案

  1. 何に使ったかを夫婦で共有する

    • 片方が勝手に使うのではなく、「こういうことがあったから引き出した」と報告し合う
  2. 使った後は補充する

    • 緊急予備費を使ったら、次のボーナスや給与で足りない分を足す
  3. クレジットカードのキャッシング枠を別に確保する

    • 本当の緊急時には、緊急予備費の前にクレジットカード枠を使い、その後で補充する方法も
  4. 定期的に振り返る

    • 半年ごと、または年1回は「本当に必要な額は変わっていないか」確認する

緊急予備費と保険の関係性も考えよう

緊急予備費と保険は、補完関係にあると考えてください。

たとえば、生命保険や医療保険に入っている場合、その保障内容によって必要な緊急予備費の額も変わってきます。

保険の内容 緊急予備費への影響
充実した医療保険に加入 医療費の不安が減るため、3ヶ月分で OK
生命保険で家族をカバー 一方の死亡時の生活費カバーがあるため、6ヶ月分の必要性が低下
保険未加入、または最低限 医療費・死亡時のリスクが大きいため、6ヶ月~1年分を検討

夫婦で保険の見直しをするタイミングで、一緒に緊急予備費の額も相談するといいですね。

まとめ

夫婦の緊急予備費は、生活費の3~6ヶ月分が目安です。

3ヶ月分を基準に考える理由:

  • 再就職の平均期間が3~4ヶ月
  • 夫婦両方が正社員で収入が安定している

6ヶ月分以上を目指す理由:

  • 子どもがいる、または妊娠予定
  • どちらかの仕事が不安定
  • 高齢の親のサポートの可能性
  • 大きなローンを抱えている

大事なのは、夫婦で現状を正しく把握し、話し合うことです。「月額生活費がいくらか」「どちらかの職が失われたら何ヶ月で困るか」を一緒に考えることで、本当に必要な額が見えてきます。

ゼロから緊急予備費を作るのは時間がかかりますが、コツコツ貯めていけば、夫婦で大きな安心が手に入ります。段階的な目標設定で、まずは1ヶ月分から始めてみませんか?

暮らしとお金のカフェ 編集部

副業・節税・フリーランス・資産形成の実践的な情報を発信。暮らしとお金をもっとよくするために、やさしい言葉で情報をお届けします。

関連記事