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連続増配株とは:日本の増配銘柄の探し方と特徴

暮らしとお金のカフェ 編集部

毎年配当金を増やし続ける「連続増配株」は、長期保有の頼もしい味方です。日本の連続増配銘柄の探し方を解説します。

この記事でわかること

毎年配当金を増やし続ける「連続増配株」は、長期保有の頼もしい味方です。日本の連続増配銘柄の探し方を解説します。

こんにちは、暮らしとお金のカフェへようこそ。お金の基礎知識を、難しい言葉なしでやさしく解説します。

「投資を始めたいけど、株価が下がったら怖い」という方に特におすすめしたい投資先が、連続増配株です。

株価は日々上下しますが、毎年着実に配当金が増える企業を長期保有することで、たとえ株価が多少下がっても「受け取る配当収入が増え続ける」という安心感があります。今回は連続増配株の基礎から日本での探し方まで、じっくり解説します。

連続増配株とは何か

「連続増配株」とは、毎年配当金を増やし続けている企業の株式のことです。

配当金のおさらい: 配当金とは、企業が利益の一部を株主に還元するお金です。例えば1株あたり年間100円の配当がある株を100株持っていれば、年間1万円の現金が振り込まれます。

連続増配株は、この配当金が毎年少しずつ増えていきます。

例:花王の配当金の推移(参考):

年度 1株あたり配当(円)
2015年 88円
2018年 120円
2021年 148円
2024年 152円

このように、10年以上継続して増配している企業は「配当を維持・増加させる経営体力と意志がある」証拠と見られます。

連続増配株が長期投資に向いている3つの理由

理由①:買ったときの利回りが年々上がる

例えば、1株1,000円の株を「配当利回り3%(配当30円)」で購入したとします。

5年後に配当が45円に増えていたら、取得時の価格1,000円に対して4.5%の利回りになります。株価に関係なく、保有し続けるほど実質的な利回りが上がっていきます。

配当(円) 取得価格1,000円に対する利回り
購入時 30円 3.0%
3年後 37円 3.7%
5年後 45円 4.5%
10年後 60円 6.0%

理由②:財務体力と経営の安定性の証明

不況・コロナ禍などの逆風の中でも増配を続けるには、強固な財務基盤と安定したビジネスモデルが必要です。「10年以上連続増配」はそれ自体が企業の質の証明になります。

理由③:長期保有のモチベーションを維持できる

「配当が毎年増えている」という事実は、株価が下がった時期でも「保有し続けよう」という気持ちを支えてくれます。値動きだけを見て売買するより、精神的に安定した投資が続けられます。

米国と日本の連続増配株の違い

米国の連続増配株:「配当貴族」「配当王」制度

米国には連続増配年数による称号があります。

称号 連続増配年数 代表的な銘柄
配当王 50年以上 コカ・コーラ、P&G、J&J
配当貴族 25年以上 500社超(S&P500対象)
配当チャンピオン 25年以上 配当王・貴族以外も含む

コカ・コーラは60年以上、P&Gは67年以上連続増配を続けています(2024年時点)。

日本の連続増配株の現状

日本では米国ほど連続増配の期間が長い企業は少ないですが、増加傾向にあります。

増配年数 日本の代表的な銘柄
30年以上 花王、SPK
20年以上 リコーリース、三菱HCキャピタル
15年以上 バクス、光通信 など

日本の連続増配銘柄の探し方

方法①:「日本連続増配株ランキング」で検索する

「日本 連続増配 ランキング」とGoogle検索するだけで、最新の連続増配年数ランキングが複数のサイトに掲載されています。

特に「配当生活.com」「配当株投資.com」などの個人投資家向けサイトに定期更新されているリストが役立ちます。

方法②:株探(kabutan.jp)のスクリーニング機能

株探(https://kabutan.jp/)の「スクリーニング」機能で「配当」→「連続増配年数」で絞り込みができます。

スクリーニングの手順:

  1. kabutan.jpを開く
  2. 「スクリーニング」メニューへ
  3. 「配当」→「連続増配年数:5年以上」などの条件を設定
  4. 結果一覧から業績・配当利回りを確認

方法③:各証券会社のスクリーニング機能

SBI証券楽天証券松井証券のスクリーニング機能でも「連続増配」を条件に絞り込めます。

楽天証券の場合: 「スーパースクリーナー」→「配当」→「連続増配年数」で条件設定可能

SBI証券の場合: 「スクリーナー」→「一株配当(安定性)」で絞り込み後、手動で確認

連続増配株を選ぶ際の追加チェックポイント

連続増配の「実績」だけで選ぶと失敗することがあります。以下の点もあわせて確認しましょう。

チェック①:配当性向が高すぎないか

配当性向とは「利益のうち配当に回している割合」です。80〜100%を超えている場合、利益が減ると増配できなくなるリスクがあります。目安は30〜60%程度

チェック②:売上・利益が成長しているか

配当を増やすには利益の成長が必要です。過去5〜10年の売上・営業利益が成長しているか確認します。

チェック③:自己資本比率が適切か

財務が安定している証として、自己資本比率40〜60%以上を目安に確認します。

チェック④:業種・ビジネスの持続性

デジタル化の波で陳腐化するビジネスモデルの企業は、長期的な増配継続に疑問符がつきます。生活必需品・医療・インフラ系の企業は安定性が高い傾向があります。

連続増配株への投資方法

少額から始めるなら:単元未満株・ミニ株

日本の株式は通常100株単位(単元株)ですが、単元未満株サービスを使えば1株から購入できます。

サービス 特徴
S株(SBI証券) 手数料が低い
かぶミニ(楽天証券) リアルタイム取引可能
ひとかぶ(PayPay証券 スマホで手軽

例えば、花王が1株4,000円なら4,000円から投資できます。

定期的に買い増すなら:定期購入・積立機能

一部の証券会社では、日本株の定期購入機能があります。毎月一定額を自動投資することで、高値づかみを防ぐ「ドルコスト平均法」の効果が期待できます。

注意点:連続増配は将来を保証しない

連続増配の実績があっても、将来の増配を保証するものではありません。

増配が止まる・減配になる原因:

  • 業績の急激な悪化(コロナ禍・リーマンショックなど)
  • 業界の構造変化・競合の台頭
  • 大規模な設備投資・M&Aによる資金需要

分散投資(複数銘柄・異なる業種への投資)をすることで、1社が減配してもポートフォリオ全体への影響を小さくすることが重要です。

まとめ

  1. 連続増配株とは毎年配当金を増やし続けている企業の株式——財務の安定性と経営の意志の証明
  2. 保有し続けるほど「取得価格に対する実質利回り」が上がる——長期保有の大きなメリット
  3. 日本の代表的な銘柄は花王(30年以上)・SPK・リコーリースなど——「日本連続増配ランキング」で最新情報を確認
  4. 株探のスクリーニングやネット検索でリストを入手できる——まずはリストを見るだけでも投資の視野が広がる
  5. 配当性向・利益成長・財務健全性も合わせてチェックする——実績だけでなく「続けられる体力があるか」を確認することが大切

まず「日本 連続増配 ランキング」と検索して、上位の企業名を見てみましょう。聞いたことがある企業が意外と多く、「こういう会社を長期保有するのが投資の王道か」と実感できるはずです。


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