積立投資の複利効果:20年で資産が倍になる仕組み
積立投資における複利効果の仕組みをわかりやすく解説。20年・30年での資産推移シミュレーション、72の法則で資産が倍になる期間の計算方法も紹介します。
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積立投資における複利効果の仕組みをわかりやすく解説。20年・30年での資産推移シミュレーション、72の法則で資産が倍になる期間の計算方法も紹介します。
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積立投資の複利効果:20年で資産が倍になる仕組み
「複利は人類最大の発明」とも言われます。アインシュタインが言ったとされる言葉ですが、それほど複利の力は強大です。
積立投資において複利を理解することは、長期投資を続けるモチベーションにもなります。この記事では複利の仕組みと具体的な資産シミュレーションを解説します。
単利と複利の違い
まず「単利」と「複利」の違いを確認しましょう。
単利:元本にのみ利息がつく 複利:元本+利息の合計に利息がつく
具体例:100万円を年利5%で運用した場合
| 期間 | 単利 | 複利 |
|---|---|---|
| 1年後 | 105万円 | 105万円 |
| 5年後 | 125万円 | 127.6万円 |
| 10年後 | 150万円 | 162.9万円 |
| 20年後 | 200万円 | 265.3万円 |
| 30年後 | 250万円 | 432.2万円 |
20年後に単利は2倍ですが、複利は2.65倍。30年後は単利2.5倍に対し、複利は4.3倍です。時間が経つほど差は拡大します。
積立投資における複利の効果
毎月一定額を積み立てる場合、複利効果はさらに大きくなります。
月3万円積立・年利5%の場合
| 期間 | 積立総額 | 運用後資産 | 運用益 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 180万円 | 約204万円 | 24万円 |
| 10年 | 360万円 | 約466万円 | 106万円 |
| 15年 | 540万円 | 約806万円 | 266万円 |
| 20年 | 720万円 | 約1,233万円 | 513万円 |
| 30年 | 1,080万円 | 約2,495万円 | 1,415万円 |
20年後、実際に積み立てた金額720万円に対して、資産は1,233万円。運用益513万円が複利の恩恵です。
30年後はさらに大きく、積立額1,080万円に対して資産は2,495万円。運用益だけで1,415万円にもなります。
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72の法則:資産が倍になるまでの期間
「72の法則」を使えば、複利で資産が2倍になるまでの年数を暗算できます。
計算式:72 ÷ 年利(%) = 資産が2倍になるまでの年数
| 年利 | 資産が2倍になる期間 |
|---|---|
| 1%(定期預金) | 72年 |
| 3% | 24年 |
| 5% | 14.4年 |
| 7% | 約10年 |
| 10% | 7.2年 |
年利5%なら約14年で資産が倍になります。逆に定期預金(年利0.1%)では720年かかる計算になります。
「時間」が最大の武器:早く始めた人の圧倒的有利
複利において最も重要なのは「時間」です。
AさんとBさんの比較
- Aさん:25歳から月3万円積立→45歳(20年)でやめる
- Bさん:35歳から月3万円積立→65歳(30年)続ける
年利5%として65歳時点の資産比較
| 積立額合計 | 65歳時点の資産 | |
|---|---|---|
| Aさん(25〜45歳) | 720万円 | 約3,288万円 |
| Bさん(35〜65歳) | 1,080万円 | 約2,495万円 |
Bさんはより多く積み立てたにもかかわらず、Aさんより少ない資産になっています。
Aさんは10年早く始めただけで、積立をやめた後も20年間、複利が働き続けたからです。
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複利効果を最大化する3つのポイント
ポイント1:できるだけ早く始める
上記シミュレーションからも明らかなように、1年でも早く始めることが最大のリターンを生みます。「お金が貯まってから」「給料が上がってから」ではなく、今すぐ少額でもスタートすることが重要です。
ポイント2:手数料(信託報酬)を徹底的に低くする
年利5%の投資でも、手数料が2%かかれば実質3%の運用になります。
信託報酬の差が30年後に与える影響(月3万円積立の場合)
| 信託報酬 | 30年後の資産 |
|---|---|
| 0.1% | 約2,462万円 |
| 0.5% | 約2,249万円 |
| 2.0% | 約1,752万円 |
手数料2%と0.1%では30年後に約710万円の差が生まれます。インデックスファンドを選んで手数料を最小化することが複利を最大化する道です。
ポイント3:相場が下がっても売らない
複利の魔法は「時間」に比例します。途中でやめてしまうと、複利の効果が大幅に失われます。相場が下落した局面でも売らずに積立を続けることが重要です。
「ドルコスト平均法」により、相場が安い時には多くの口数を買えるため、長期的には有利になります。
新NISAで複利の恩恵を非課税で受ける
通常の課税口座では、毎年の運用益に約20%の税金がかかります。この税金が複利の効果を削いでしまいます。
新NISAを使うと、運用益が非課税のため、複利をフルに活かせます。
30年・月3万円・年利5%で課税口座とNISAの差
| 口座 | 30年後の資産 |
|---|---|
| 課税口座(税引き後) | 約2,212万円 |
| 新NISA(非課税) | 約2,495万円 |
非課税の恩恵は約283万円。長期になるほどこの差は広がります。
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複利を実感できる「資産グラフの形」
積立投資の資産推移グラフは、最初は緩やかで後半から急激に上昇する「曲線(J字カーブ)」を描きます。
- 初期(1〜10年):積立額が少ないため、運用益もわずか
- 中期(10〜20年):元本が積み上がり、運用益が目に見えて増え始める
- 後期(20年〜):運用益が積立額を超え、爆発的に資産が増加
多くの人が途中で「なかなか増えない」と感じてやめてしまうのですが、複利の恩恵は後半から本格的に現れます。諦めずに続けることが最大のコツです。
まとめ
- 複利とは「利息にも利息がつく」仕組みで、時間とともに加速度的に増える
- 月3万円・年利5%・20年の積立で運用益は513万円
- 72の法則:年利5%なら資産が倍になるのに約14年
- 早く始めた人が最も有利(10年の差が65歳時点で数百万円の差になる)
- 手数料を低くして、新NISAの非課税制度を使うことで複利効果が最大化する
複利の力を活かすには「時間」と「継続」が全てです。まず今日から積立をスタートさせることが、将来の大きな資産への第一歩になります。
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