ChatGPTの「カスタム指示」で自分専用AIアシスタントを作る
ChatGPTのカスタム指示(Custom Instructions)を設定することで、毎回同じ説明をしなくても自分向けの回答が得られます。
✓この記事でわかること
ChatGPTのカスタム指示(Custom Instructions)を設定することで、毎回同じ説明をしなくても自分向けの回答が得られます。
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「毎回同じことを説明する」から解放される
ChatGPTを使い始めてしばらくすると、こんなストレスを感じませんか?「また自分の仕事内容を一から説明しないといけない」「何度も同じ指示を入れるのが面倒」「出力のスタイルが毎回バラバラで調整が大変」。
実は、ChatGPTには「カスタム指示」という機能があり、一度設定するだけで毎回の会話に自動的に反映されます。まるで自分のことをよく知っているパーソナルアシスタントのように、いつも自分に合った回答を返してくれるようになります。
設定時間はわずか5〜10分。その1回の投資が、以後のChatGPT活用を大幅に効率化してくれます。
カスタム指示とは何か
ChatGPTのカスタム指示(Custom Instructions)は、設定機能の中にある2つのフィールドに入力することで機能します。
フィールド1:「ChatGPTに覚えておいてほしいこと」 → 自分の属性・職業・状況・好みなどを入力する
フィールド2:「ChatGPTへの指示・好みの回答スタイル」 → どのように回答してほしいかを入力する
この2つを一度設定すると、新しい会話を始めるたびに、これらの情報がChatGPTに自動的に共有されます。毎回「私は〇〇の仕事をしていて…」と説明する必要がなくなります。
設定方法(ステップごとに解説)
設定の手順:
- ChatGPTにログインする
- 画面左下のプロフィールアイコンをクリック
- 「設定(Settings)」を選択
- 「パーソナライゼーション」をクリック
- 「カスタム指示」を選択
- 2つのフィールドにそれぞれ入力する
- 「保存」をクリック
これで設定完了です。以降の新しい会話には自動的に反映されます(既存の会話には反映されません)。
設定する内容の例
フィールド1:「自分について」のフィールド例
会社員の場合:
・IT企業の営業マネージャーとして働いています
・主な業務は法人向けソフトウェアの提案営業です
・部下5名のマネジメントも担当しています
・副業でWebライターもしています
・技術的な知識はあまり詳しくありません
・日本語で回答してください
フリーランスの場合:
・フリーランスのWebデザイナーです
・主なクライアントは中小企業・飲食店・美容院です
・Figma・Adobeツールを使っています
・ビジネス文書より柔軟な語り口の回答が好みです
・専門用語は噛み砕いて説明してください
主婦・パートの場合:
・30代の主婦で、家計管理と育児が主な関心です
・副業で手作り品をminneで販売しています
・家計節約・料理・子育てについての質問が多いです
・難しい専門用語は避けてください
・短くシンプルな回答が好みです
フィールド2:「回答スタイル」のフィールド例
・箇条書きを積極的に使う
・専門用語は初心者にもわかる言葉で説明する
・結論を先に書き、その後に理由・詳細を説明する
・具体的な例を必ず1〜2つ入れる
・回答は300〜500字程度に収める
・長くなる場合は見出しで区切る
・ポジティブで建設的なトーンで回答する
職業別のおすすめ設定テンプレート
自分の職業・状況に合わせたカスタム指示を作りやすいよう、テンプレートを紹介します。
営業職向け
[フィールド1]
私はB2B営業で、顧客は中小企業の経営者です。
提案書・メール作成・商談準備・トークスクリプト作成によく使います。
業界は建設・製造業向けITツールの提案が多いです。
[フィールド2]
・ビジネス文書は丁寧なビジネス語で
・営業場面で使えるフレーズや例文を積極的に入れる
・数字や根拠を含めた説得力のある文章を優先する
ライター・クリエイター向け
[フィールド1]
SEOを意識したWebライターです。
主に生活情報・お金・キャリアをテーマにしています。
読者は30〜40代の会社員・主婦が中心です。
[フィールド2]
・SEOを意識した文章構成を提案してほしい
・読みやすさと正確さを優先
・見出し(H2・H3)の案も一緒に出してほしい
・競合との差別化ポイントも教えてほしい
副業初心者向け
[フィールド1]
会社員で副業(ブログ・フリーランス)を始めたいと考えています。
ITツールは初心者レベルです。
税金・確定申告・節約について学びたいです。
[フィールド2]
・専門用語は必ず平易な言葉で説明する
・「まず何から始めればいいか」を明確にする
・実際の手順(ステップバイステップ)で説明する
・具体的な金額・数字を入れた説明が好ましい
カスタム指示の効果を最大化するコツ
更新は定期的に
仕事内容・スキル・関心が変わったら、カスタム指示も更新しましょう。3〜6ヶ月に1回見直す習慣を持つと、常に最適化された状態が維持できます。
プロジェクト別に使い分ける
GPT-4では「GPTs(カスタムGPT)」機能で、用途別に複数のAIアシスタントを作ることも可能です。「ブログ執筆専用」「家計管理専用」「英語学習専用」など、目的ごとに分けると使いやすくなります。
指示は具体的に
「わかりやすく書いて」より「専門用語は括弧内に説明を入れて」のように、具体的に書くほど期待通りの出力が得られます。
カスタム指示でできないこと・注意点
- リアルタイムの情報は得られない:カスタム指示を設定しても、最新ニュースや今日の天気はわかりません
- 会話をまたいだ記憶は持てない:「先週話した内容」は覚えていません(メモリー機能とは別)
- 機密情報は入力しない:カスタム指示に会社の機密情報や個人の銀行情報などは絶対に入力しないでください
まとめ
- カスタム指示は「自分について」と「回答スタイル」の2フィールドを一度設定するだけで、以後の全会話に自動反映される
- 設定時間は5〜10分。職業・使用目的・好みのスタイルを入力するだけで、毎回の説明が不要になる
- 職業別テンプレートを参考に、自分用にアレンジすることで効果的なカスタム指示が作れる
- 3〜6ヶ月に1回更新して、変化した状況・スキルに合わせてメンテナンスする
- 機密情報の入力は厳禁。入力する情報は公開しても問題ないことだけに限定する
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暮らしとお金のカフェ 編集部
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