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自動車保険の等級制度の仕組み:事故で上がる保険料

暮らしとお金のカフェ 編集部

自動車保険の等級制度の仕組み:事故で上がる保険料について、具体的な方法・注意点・実践ステップを解説します。

この記事でわかること

自動車保険の等級制度の仕組み:事故で上がる保険料について、具体的な方法・注意点・実践ステップを解説します。

税制・社会保険・金融制度・サービス料金・キャンペーン内容は変更されることがあります。 記事の内容は一般的な情報として確認し、申し込みや申告の前には公式サイト・税務署・年金事務所・専門家の最新情報もあわせて確認してください。
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この記事の目次

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自動車保険の等級制度の仕組み:事故で保険料はどう変わる?

「先月、ちょっとした接触事故を起こしてしまって……保険を使うべきか迷っています」

カフェにふらっと立ち寄ってくれた方から、そんな相談を受けることがあります。このとき必ず話題になるのが**「等級」**という言葉。聞いたことはあるけど、仕組みはよくわからない——そんな方のために、今日は自動車保険の等級制度をじっくり解説していきます。


そもそも「等級」って何?

自動車保険には、ノンフリート等級制度という保険料の割引・割増を決める仕組みがあります。

等級は1等級から20等級まであり、数字が大きいほど「事故をほとんど起こしていない優良ドライバー」として評価され、保険料が安くなります。逆に等級が低いと割増保険料が適用されます。

新規加入は何等級からスタート?

新しく自動車保険に加入するときは、原則として6等級からスタートします(一部商品では条件により異なる場合もあります)。

6等級は、どのくらいの割引かというと——保険会社や車種によって異なりますが、参考として業界の標準的な割引率のイメージを表でまとめます。

等級 割引・割増の目安 状態
1等級 割増(+64%程度) 事故多発
3等級 割増(+44%程度) 事故後
6等級 割引(-13%程度) 新規加入
10等級 割引(-35%程度) 数年無事故
15等級 割引(-55%程度) 長期優良
20等級 割引(-63%程度) 最高ランク
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※上記の割引率は一般的な目安です。実際の保険料は保険会社・車種・地域・使用状況などにより大きく異なります。必ず各保険会社の見積もりでご確認ください。


無事故なら毎年1等級アップする

等級制度の基本ルールはシンプルです。

  • 1年間無事故なら→翌年1等級アップ
  • 保険を使う事故を起こしたら→翌年3等級ダウン
  • 人身事故など重大な事故(事故有係数が適用される事故)なら→翌年3等級ダウン

つまり、6等級から始めても、毎年コツコツ無事故を続けていくと——

6等級 → 7等級 → 8等級 → 9等級 → 10等級……

と上がっていき、15年後には最高の20等級に到達できます。

「20等級まで上がると何年かかる?」

新規加入(6等級スタート)から20等級に到達するには、14年間の無事故継続が必要です。地道な積み重ねですが、それだけ保険料が大きく下がるので、無事故を続ける価値は十分にあります。


事故で保険を使うと等級はどう下がる?

ここが多くの方が「知らなかった!」と驚くポイントです。

事故の種類と等級の動き

事故で保険を使うとき、事故の内容によって等級の下がり方が違います。

事故の種類 翌年の等級変動
対人・対物・車両損害(一般的な事故) 3等級ダウン
台風・水害・いたずら等の自然災害・盗難(ノーカウント事故) 1等級ダウン
無事故 1等級アップ

「ノーカウント事故」とは、自分に過失がなく、かつ相手への賠償が発生しないケース(台風による倒木で車が傷ついた、など)のことを指します。この場合でも保険を使えば1等級は下がりますが、3等級ダウンは避けられます。

「事故有係数」という追い打ち

さらに知っておきたいのが**「事故有係数」**です。

事故で保険を使うと、等級が下がるだけでなく、一定期間は「事故有係数」が適用されます。これは同じ等級でも「事故を起こした人」には通常より割引率が小さくなる仕組みです。

たとえば10等級でも——

  • 無事故の10等級:割引率が大きい
  • 事故有の10等級:割引率が小さい

という差が生まれます。事故有係数が「無事故」に戻るまでには、等級が上がるにつれて時間がかかります。

このように、事故で保険を使うと「等級ダウン」と「事故有係数」のダブルで保険料が上がる、というのが実情です。


保険を使う?使わない?修理費との比較が大事

「小さな傷をつけてしまった。保険を使うべき?」——これは非常によくある悩みです。

ここで考えたいのが、保険を使った場合と使わない場合の差額です。

具体的なシミュレーション例

たとえば現在15等級・無事故の方が、修理費20万円の事故を起こしたとします(保険料は仮の数値で、実際は保険会社・車種によります)。

項目 保険を使う場合 保険を使わない場合
修理費の自己負担 免責金額のみ(例:0〜5万円) 20万円
翌年の等級 12等級(3ダウン) 16等級(1アップ)
等級差による保険料増加(3〜4年分) 数万〜10万円以上の増加も 変動なし

※上記はあくまで概念的なシミュレーションです。実際の保険料は契約内容・保険会社・事故の詳細によって異なります。

修理費が少額のときほど、保険を使わずに自己負担した方が長期的にお得になることが多いというのが、業界でよく言われる考え方です。

目安として、修理費が10〜20万円以下なら自己負担を検討するという方も多くいます。ただし、相手への賠償が発生するケースは金額が大きくなりやすいため、必ず保険会社に相談することをおすすめします。


等級は引き継ぎできる?車を変えたらどうなる?

「車を買い替えたら等級はリセットされるの?」という質問もよくあります。

買い替え・名義変更でも等級は引き継ぎ可能

原則として、車を変えても等級はそのまま引き継がれます。保険契約は「車」ではなく「人(記名被保険者)」に紐づいているためです。

また、以下のようなケースでも等級を引き継げる場合があります(保険会社・条件によって異なります):

  • 家族間の引き継ぎ:配偶者や同居の親族に名義を移す場合
  • 保険会社の乗り換え:他社に切り替えても等級はそのまま引き継がれます

ただし、1年以上保険を中断すると「中断証明書」の取得が必要になるなど、手続きが発生します。引き継ぎの詳細は必ず保険会社に確認してください。


等級を守るための「3つの実践ポイント」

等級制度を理解したところで、日常生活でどう活かすか——実践的なポイントをまとめます。

1. 小さな損害は「自腹修理」も選択肢に入れる

先ほどの比較でお伝えしたとおり、修理費が少額のときは保険を使わず自己負担にする方が、長期的な保険料の節約になる場合があります。見積もりを取ってから判断することが大切です。

2. 弁護士費用特約・車両保険の見直しをする

保険料を抑えつつ必要な補償を確保するには、補償内容の見直しが効果的です。等級が高くなってきた頃に、改めて内容を確認してみましょう。

3. 等級を「家族で管理」する視点を持つ

家族間で等級を有効活用できる場合があります。たとえば、子どもが新たに車を運転するとき、親の等級を引き継ぐかどうかを検討することも選択肢のひとつです(ただし保険会社の条件を確認することが前提です)。


まとめ

今日のおさらいをカフェのメニュー表のようにまとめると——

ポイント 内容
等級の範囲 1〜20等級(数字が大きいほど保険料が安い)
新規加入 原則6等級スタート
無事故の場合 毎年1等級アップ
保険使用(一般事故) 翌年3等級ダウン + 事故有係数が適用
ノーカウント事故 翌年1等級ダウン
車の買い替え 原則、等級は引き継ぎ可能

保険を「使うか・使わないか」の判断は、修理費と今後の保険料増加を比べた上でするのがポイント。小さな傷ひとつで長年積み上げた等級を下げてしまうのは、なかなか悲しいものです。

「もったいない保険の使い方」をしないために、まず等級制度の仕組みを知ること——それが自動車保険を上手に活用する第一歩です。

ご自身の保険証券を取り出して、いま何等級かを確認してみてください。意外と忘れている方が多いんです。気になることがあれば、ぜひ保険会社や保険代理店に相談してみましょう。


※本記事は一般的な仕組みの解説を目的としています。実際の保険料・等級変動・条件は保険会社・契約内容によって異なります。正確な情報はご契約の保険会社にご確認ください。

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