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カレンダーブロッキングで深い集中時間を作る

暮らしとお金のカフェ 編集部

カレンダーブロッキングは、集中作業の時間を予定としてブロックする手法です。会議に侵食されない深い仕事の確保方法を紹介します。

この記事でわかること

カレンダーブロッキングは、集中作業の時間を予定としてブロックする手法です。会議に侵食されない深い仕事の確保方法を紹介します。

こんにちは、暮らしとお金のカフェへようこそ。今日は仕事をもっとうまく回すためのヒントをお届けします。

「1日が終わったのに、なんか肝心な仕事が全然進んでいない…」という感覚、ありませんか?会議・対応・確認作業でバタバタしているのに、本当にやりたい重要な仕事が後回しになってしまう。これは意志の問題ではなく、時間の設計ができていないことが原因です。

その解決策が「カレンダーブロッキング」です。


なぜ集中時間が消えていくのか

現代のビジネスパーソンが1日に受け取る情報量は、江戸時代の1年分に相当するとも言われます。メール・Slack・会議依頼が絶え間なく降ってくる環境では、意識的に守らないと集中時間は消えていきます

集中時間が消える3つの原因:

  1. 会議が空き時間を埋めていく:「あの時間空いてるじゃないですか」で、気づいたら会議だらけになる
  2. メール・Slackの都度対応:着信のたびに返信していると、集中が細切れになる
  3. 重要な仕事を後回しにする:緊急度は低いが重要な仕事は「後でやろう」が積み重なる

結果として「1日5〜6時間が会議で、実作業は朝晩の残り時間だけ」という状態になりがちです。30分の空き時間では、深い思考は始められません。


カレンダーブロッキングとは

カレンダーブロッキングとは、集中作業の時間をGoogleカレンダー等に「予定」として事前登録してしまう手法です。

「予定を入れる」という行動は、通常は他人との会議や約束のために使います。しかし「自分との約束」も同様にカレンダーに入れることで、その時間が守られるようになります。

カレンダーブロッキングの仕組み:

普通の場合:
[空き時間] → 会議依頼が来る → 会議で埋まる

カレンダーブロッキングの場合:
[集中ブロック] → 会議依頼が来ても「この時間は埋まっています」と断れる

カレンダーブロッキングの具体的な設定方法

ステップ1:1週間の「理想の1日」を設計する

まず「自分にとっての理想的な1週間」を紙に書き出します。

設計の例:

時間帯 活動 理由
8:00〜10:00 最重要作業(集中ブロック) 朝が最も集中力が高い
10:00〜12:00 続きの仕事 or 会議可能時間 集中力が維持できる時間帯
12:00〜13:00 昼食・完全休憩 午後の集中力のための充電
13:00〜15:00 会議・打ち合わせ 午後は対話型業務が向いている
15:00〜17:00 事務・メール・集中ブロック2 細かい作業向き

ステップ2:カレンダーにブロックを入れる

Googleカレンダーの場合:

  1. 毎日繰り返しの「集中作業」予定を作成する
  2. カラーコードを決める(例:青=集中、緑=会議、黄=事務)
  3. 共有カレンダーなら「予定あり」と表示されるよう設定する

1週間のカレンダー例:

時間帯
8:00〜10:00 🟦集中 🟦集中 🟦集中 🟦集中 🟦集中
10:00〜12:00 🟩会議可 🟩会議可 🟦スキルアップ 🟩会議可 🟩会議可
13:00〜15:00 🟩会議 🟩会議 🟩営業 🟩会議 📊週次レビュー
15:00〜17:00 🟨事務 🟦集中2 🟦集中2 🟨事務 🗓️来週の計画

ブロッキングが機能する3つのポイント

ポイント1:「予定名」を具体的にする

「作業」ではなく「〇〇プレゼンの資料作成」「〇〇ブログ3本分の執筆」のように具体的な名前をつけると、その時間に何をすべきかが明確になり、迷わずに始められます。

ポイント2:ブロックの長さは90〜120分が適切

人間の集中力は約90分で一つのサイクルを持つとされています(ウルトラディアンリズム)。90〜120分のブロックを作り、終わったら15〜20分休憩するサイクルが生産性を最大化します。

ブロック時間 適性
30分以下 深い思考には不十分。事務処理向き
90〜120分 深い集中に最適。創作・分析・執筆向き
3時間以上 疲労が溜まりやすい。適宜休憩を

ポイント3:通知をオフにする

ブロッキングした時間帯は、スマホ・PCの通知を完全にオフにします。通知が1回来るだけで、集中を取り戻すのに23分かかるという研究があります(カリフォルニア大学の研究)。

集中ブロック中の「やらないこと」リスト:

  • メールのチェック(緊急でない限り)
  • Slack・Chatworkの返信
  • SNSの閲覧
  • 別のタスクへの切り替え

チームへの「集中時間」の共有方法

個人で使う分には問題ありませんが、チームで仕事をしている場合は「この時間は集中しています」と周囲に伝えることが大切です。

チームへの伝え方の例:

「毎日午前9時〜11時は集中作業の時間にしています。
この時間帯の会議依頼・Slack返信は、原則11時以降に対応します。
緊急の場合は電話してください。」

最初は「急に何?」と戸惑われることもありますが、1〜2週間続けると周囲も理解してくれます。むしろ「仕事への真剣さ」として好印象を持たれることが多いです。

Googleカレンダーの設定:

  • 「集中作業中」のブロックを「このイベントに参加できない(ビジー)」に設定する
  • 共有カレンダーで周囲から「埋まっている時間」として見えるようにする

よくある失敗と対処法

失敗パターン 原因 対処法
ブロック時間に結局メールを見てしまう 通知設定が不十分 機内モード or SNSブロッカーアプリを使う
会議依頼を断れない 「断ると悪い」という心理 代替時間を提案(「この時間ならOKです」)
ブロックを入れても他の用事をしてしまう タスクが不明確 ブロック名に具体的なタスク名を入れる
週の中盤でブロックが崩れる 修正する習慣がない 週次レビューで翌週のブロックを設定し直す

まとめ

カレンダーブロッキングのポイントを5つにまとめます。

  1. 集中作業の時間をGoogleカレンダーに「予定」として事前登録する(自分との約束を可視化する)
  2. 朝の時間帯(8〜10時)を最重要作業のブロックとして確保する(集中力が最高の時間帯)
  3. ブロック時間は90〜120分が最適(人間の集中力のサイクルに合わせる)
  4. ブロック時間中は通知を完全にオフにする(23分の集中回復コストを避ける)
  5. チームに「この時間帯は集中中」と共有する(周囲も合わせてくれるようになる)

まず今日、明日の午前中に「集中ブロック:2時間」をカレンダーに入れてみましょう。その2時間で何を終わらせるかを決めてから始めることが大切です。

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